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骨延長・変形矯正

脚長不等、骨変形に対する骨延長・骨変形矯正術について

本センターでは、病気による低身長や上肢短縮に対し骨延長術を行っております。1988年より現在まで、すでに100人以上の患者さんがこの手術を受けられております。これまでの経験から得られた骨延長の原則的なことがらを述べます。なお、軟骨無形成症の患者さんに対する骨延長については軟骨無形成症に対する骨延長の項をお読み下さい。

骨延長・骨変形矯正術の適応。一番多いケースが外傷による骨変形です。場合によっては複雑な変形もおこりますが、イリザロフ法によって正しく矯正します。外傷や骨感染によって成長軟骨が損傷された場合にも変形や骨短縮がおこります。この場合には将来予想される短縮量を計算して延長をおこないます。先天性の骨成長障害に対しても延長術が適応となる場合があります。たとえば脛骨欠損、腓骨欠損、先天性大腿骨短縮、大腿骨中枢部局所的欠損などがあります。これらの場合の治療は単純ではありません。関節再建をも含めて綿密な治療計画をたてる必要があり、また通常複数回の手術が必要となります。

骨延長の時期。理論的には4歳頃から成人にいたるまで、どの年齢でも可能です。しかし、あまりに年齢が低いと延長中の合併症に対応するのが難しかったり、延長中のリハビリテーションがスムースにゆかなかったりする場合があります。一方、年齢が高くなると骨形成に時間がかかったりして、わずかな延長距離でも治療長期間が長くなってしまいます。これまでの経験から1ケ所に限定した骨延長であれば、10歳頃におこなうのが望ましいと考えております。

延長中にはできるだけ快適な生活が送れるように様々な工夫をしております。一番大きなことは器械をつけたまま風呂に入っていただくことです。入浴しても安全であることを確かめるまで本センターで様々な実験や取り組みがなされました。いまではその安全性が確かめられ、全員入浴していただき、退院してからも続けるように指導しています。

勉強は大切です。延長手術は、将来の社会生活が少しでも円滑に行くことを願っておこなう手術です。治療のために学業が途切れるようなことはあってはなりませんので、入院中はセンター付属の学校に通学していただきます。幸いたくさんのお友達が入院していますので、お互いに成長しあう環境には恵まれていると思います。

長期入院は可能な限り避ける必要があります。本センターの研究によって、特に小学校高学年ならびに中学生の場合は、長期間の入院によって友達等との間にあった心の絆が失われてしまう場合があることが明らかになりました。本センターでは、この時期の治療においては、入院期間をできるだけ短くするように指導しています。また延長が終了すれば夏休み、冬休みは一時退院をしていただいております。

お問い合わせ

病院事業庁 小児保健医療センター
電話番号:077-582-6200
FAX番号:077-582-6304
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