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キャッフィーのくらし通信(2024年3月4日号)

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる副業や投資の勧誘に注意!

事例

SNSの広告で儲かる副業を紹介していたので友達登録した。業者から電話があり、「出会い系サイトに返信するだけで報酬が得られる。自動返信機能200万円を契約すれば楽して簡単に儲かる。すぐに元がとれるので大丈夫。」と勧誘され、「お金がない」と断ると、資金調達の手続きをサポートするという名目で、スマートフォンに画面共有アプリを入れるよう指示された。電話で業者から言われるままにスマートフォンの操作を行い、貸金業者4社から50万円ずつ、合計200万円を借金し、指定された銀行口座に振り込んでしまった。業者に早口で指示され、操作することに精一杯で冷静に考えることができず、後日、消費者金融から届いた注意喚起で騙されたことに気が付いた。(20歳代女性)

アドバイス

副業や投資に関する情報商材や高額なサポート契約を勧誘され、「お金がない」と断った消費者に対して画面共有や遠隔操作のアプリを悪用して消費者金融から借金をさせる新たな手口が目立っています。アプリを通じて消費者のスマートフォンの画面を見ながら、お金の借り方について次々と指示を出すため、消費者自身が冷静に考える時間を持つことができません。また、遠隔操作されている場合は、金融機関のID・パスワードなど、消費者のスマートフォン内の情報を勝手に閲覧されてしまう恐れもあります。勧誘トークをうのみにせず、遠隔操作等のアプリを安易にインストールするのは避けましょう。

お問い合わせ
滋賀県消費生活センター(彦根市元町4-1)
電話番号:0749-27-2234
FAX番号:0749-23-9030
メールアドレス:[email protected]