滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。
【事例1】
2年間入居した賃貸アパートを退去した際、壁紙の汚れの修理代を請求された。小さな汚れなのに部屋全体の壁紙の貼り替え費用を請求されたので納得できない。
【事例2】
アパート退去時にハウスクリーニング代を敷金から差し引くと言われた。
【事例3】
賃貸住宅のフローリングの上にカーペットを敷いていたら、日焼けの後がついていた。フローリングの貼り替え費用は借主負担になるのか。
春は、入学や就職、転勤などで引っ越しされる方が増えることから、消費生活センターには、賃貸住宅に関する相談が多く寄せられます。
下記に記載する退去時のトラブルを防止するためのポイントを確認しましょう。
1.契約時には、「ハウスクリーニングは全額借主負担」といったガイドラインと異なる特約が定められている場合があるので、契約書の記載内容をよく確認しましょう。
2.入居時には、物件の状況をよく確認し、気になる傷などがあれば記録を残しましょう
3.入居中に給湯器の故障や雨漏れなどトラブルが起きたら、すぐに貸主側に相談しましょう。貸主側に無断で修繕を行うと、退去時の精算の際にトラブルになる可能性があります。
4.退去時には、清算内容をよく確認し、納得できない点は貸主側に説明を求めましょう。