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キャッフィーのくらし通信(2023年3月16日号)

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

利用していないサブスクの解約忘れに気を付けましょう

事例

「動画配信サービス無料トライアル」の広告を見つけ、申し込みをした。その後入会したことを忘れてしまい、1回も利用しなかった。最近、クレジットカードの利用確認をしたところ、動画配信サービスの月額料金として毎月約2,000円の引き落としが続いていた。退会はしたが、契約期間中の料金は請求されるとのことだった。利用していないのに代金を支払わなければならないことに不満である。(70歳代女性)

アドバイス

「〇ヶ月無料体験」等の広告や表示をきっかけとしてサブスクリプション(以下「サブスク」)を申し込んだところ、いつの間にか有料サービスに移行し、利用料金が発生していたというトラブルが増えています。サブスクとは定額料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用することができるサービスのことです。一般的に、一度契約すると、解約しない限り自動的に支払いが継続されます。

サブスクの契約では、無料体験を申し込む時点でクレジットカード番号の登録が求められることがよくあります。有料サービスに移行した後は、そのクレジットカードで自動的に定額料金が決済されます。

 無料体験と表示されていても、業者が指定している期間内に解約手続をしなければ、自動的に有料サービスに移行されます。また、無料期間が終了し有料サービスに移行することについて、お知らせされない場合もあります。契約をする前に、無料期間や無料の条件などを確認しましょう。

 また、サブスクの契約をしていることに長期間気づかずにいると、意図せず定額料金を支払い続けることになってしまいます。契約している間は、サービス利用の有無に関係なく料金の請求を受けることになります。利用していないサブスクの請求にすぐ気づけるように、クレジットカード等の明細は、毎月しっかり確認しましょう。

お問い合わせ
滋賀県消費生活センター(彦根市元町4-1)
電話番号:0749-27-2234
FAX番号:0749-23-9030
メールアドレス:[email protected]