キャッフィーのくらし通信（2023年2月16日号）

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

就職など春からの新生活に向けて、車の購入を検討している方がおられると思います。しかし新車は、コロナ禍による部品の調達難や半導体不足により生産が制約され、品薄状態が続いています。そのため中古車の需要が高まり、「購入後よく見るとキズだらけだった」等のトラブルが増えています。

1．中古車も高価な買い物です。購入前に予算はもちろん、大きさや排気量（駐車スペースや税金額に関わる）、用途に見合うか（通勤しやすいか）等をよく考えましょう。

2．「中古車選びはお店選び」と言われています。販売店が自動車公正取引協議会の会員店であるか確認しましょう。
3．中古車は過去の使用状況によって品質が一台一台異なり、車種と年式だけでは良い車か判断できません。インターネットで見ただけで衝動買いせず、販売店に足を運んで現車を見て、内外装のキズやへこみ、アルミホイールやカーナビゲーション等の装備品の有無と状態、エンジンやミッションの状態等を確認しましょう。可能であればエンジンをかけたり、試乗させてもらったりしましょう。

4．走行距離や修復歴の有無、定期点検整備の実施状況、保証の有無も確認しましょう。

5．車両価格だけでなく、登録手続代行費用等の諸費用、保証や整備費用が含まれているか等、支払総額を確認しましょう。

6．商談時に交渉した内容は、注文書等の書面に記入してもらい、控えを必ず受け取りましょう。

7．契約する際には、特に契約成立時期とキャンセル料など、内容を確認してから署名・捺印しましょう。保証付きの場合は、保証の内容と期間を確認し、保証書を受け取りましょう。