滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。
インターネットで不用品を片付けてくれる業者を見つけ電話した。
業者が下見にきて、2.5tトラック3台で運搬可能。トラック1台25~23万円、作業費10万円などと言われた。
総額はいわれなかったので自分で計算し、合計89万円くらいだと思ったので依頼したところ、作業員3人で2日間行われ、作業後101万円を請求された。
年末の大掃除や引っ越しの際に出た不用品の処分に困って、処分業者へ依頼したら事前に聞いていた金額以上の請求を受けたというトラブルが発生しています。
事例のように、メールや電話でおおよその金額を聞いていても、実際にはそのとおりでなかったり、作業後に追加費用を請求されたりすることがあります。
家庭から出る廃棄物はお住まいの市町村が案内するルールに従って処分しましょう。もし不用品の回収を市町村以外に依頼する場合は、市町村のホームページや窓口で一般廃棄物処理業の許可を得ている事業者を確認し、複数社から見積もりを取って、追加料金がかからないことなどを十分に確認したうえで依頼しましょう。
また、作業中や作業終了後に、事前に聞いていない高額な請求をされた場合は、後日納得した金額を支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いを断りましょう。もしも支払いを迫る作業員の態度等に身の危険を感じることがあれば警察に連絡するのも一法です。
見積のために呼んだ事業者とその場で契約した場合や、広告等の表示額と実際の請求金額が異なる場合などは、特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフ等が適用できる可能性があります。