キャッフィーのくらし通信（2022年9月22日号）

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

ブリーダー紹介サイトで好みのチワワを見つけ、そのブリーダーの施設を訪問。子犬が気に入ったため、その場で代金を支払い、連れて帰ったが、健康状態の説明や契約書面の交付はなく、領収書を渡されただけだった。

後日、動物病院に行ったところ、先天性の疾患を患っていることが分かった。ブリーダーに治療費を支払って欲しいが、どうしたら良いだろうか。

近年、コロナ禍で在宅時間が増えたこともあり、新たに家庭で犬や猫を飼育する人が増加しています。先の事例のほか、「キャンセルを申し出たところ高額な違約金を請求された」、「ブリーダーと連絡を取る手段がなくなり、血統書が受け取れない」といったトラブルが発生しています。

中でも、ブリーダー（ペットを繁殖させる人）が関連する相談が増加しています。

ブリーダーからペットを購入する際のポイントとしては、次の4点が挙げられます。

1.信頼できるブリーダーを見つけること

2.購入前に実際に飼育施設に出向き、動物の健康状態等をよく確認するとともに、購入後の保証内容や連絡先も確認しておくこと

3.自己都合のキャンセルは返金されないこともあるため、予約金を支払う場合は慎重に検討すること

4.ブリーダー紹介サイトを利用する際はそのサイトのルールを確認しておくこと