滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。
コロナ禍で収入が減り、スマホで副業を探していた。「ブログの文章を作るだけ。作業は1日10分。10万円以上稼げる」との広告を見つけ、無料通話アプリに登録して説明を聞いた。「ガイドブック代18,600円が必要だが、これ以上の費用は不要」と言われ、クレジットカードで決済した。その後、別の担当者から電話があり、「副業の進め方をサポートする。料金がいる」と言われた。「ガイドブック代以外の費用は不要では」と言ったが、「サポート契約をしない人はいない。698,000円のプランに入らなければ稼げない」と言われた。お金がないと言ったが、消費者金融で借りるよう指示され、借りた11万円を銀行口座へ振り込んだ。残金は稼いでからでいいと言われた。その後、作業をしても収入は得られず、騙されたと思う。返金してほしい。(20歳代女性)
「写真を撮影して投稿するだけ」「ネット上の動画のURLを貼り付けるだけ」など、副業の内容は他にもありますが、いずれも高額なサポート契約をさせるのが目的です。
電話で勧誘されて契約した場合は、クーリング・オフにより返金を求めることができますが、このような事業者は応じず、返金交渉は難航することがほとんどです。
簡単に高収入を得られる方法はありません。甘い話に乗らないよう、十分注意してください。