キャッフィーのくらし通信（2021年11月25日号）

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

【事例1】

スマホの画面に広告が表示され、タップしたら、音楽配信アプリがダウンロードされてしまった。月額料金〇〇円の表示が出たので、すぐに設定画面から解約ボタンを押した。「〇月〇日までに使用されない場合は解約になる」との表示が出たが、本当に解約されているのだろうか。(60代・女性)

【事例2】

久しぶりにクレジットカードの利用明細を確認し、以前、1か月無料お試しの動画配信サービスに登録して、解約するのを忘れていたことに気づいた。これまで利用していないので返金してほしい。（50代・女性）

　定められた料金を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用できるサブスクリプション・サービス（以下、「サブスク」）に関する相談が寄せられています。サブスクで提供されるサービスの例として、動画配信、音楽配信、レンタル、学習教材などがあり、お試し無料期間が設定されていることがあります。申込画面には、無料期間を過ぎて解約されない場合には、自動的に有料プランに移行するという旨や、有料プランの開始日など、契約条件が表示されています。

　サブスクの契約のポイントは、契約中は定額料金でサービスを受けることができますが、利用しなくても料金が発生し、解約しない限り契約は自動で更新されるため、支払いも続くことです。

　サブスクを申し込む際には、契約条件をよく確認し、契約の相手方の事業者名、サービス内容、解約方法を確認しましょう。また、利用していない支払いがないか、クレジットカード等の明細は毎月確認しましょう。

　トラブルにあったり、「困ったな」「おかしいな」と思った場合は、消費生活センターへ相談してください。