滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。
使わなくなったスマホを小学生の娘に使わせていたところ、過去3か月にわたり、毎月2~3万円、オンラインゲームの課金をしていたことがわかった。過去に一度課金を許可した際に入力したクレジットカード情報が残されていたようだ。取り消しや返金は可能か。(40歳代男性)
両親や祖父母など保護者のスマホやタブレットを子どもに使わせたり、保護者のアカウントでログインした家庭用ゲーム機を子どもに使わせているケースが目立ちます。端末にクレジットカード情報を登録したままにしておくと、子供が端末使用時に自由に課金できてしまいます。
保護者はクレジットカード情報を削除しておくとともに、ゲームのプラットフォームやキャリア決済のアカウントを確認し、決済時にパスワードが必要となっているか確認しましょう。また、課金時に決済完了メールが届くように設定すると、万が一誤って課金してしまっても、保護者がすぐに気づくことができ、高額な被害を防ぐことができます。
子どもが使う端末では、ペアレンタルコントロールを利用し、購入・支払いなどの制限をかけることも有効です。子ども自身が課金したことを理解できていないケースもあるため、オンラインゲームでアイテムを購入する際のルールについて、家族で話し合いましょう。
なお、未成年者が保護者の承諾なくオンライオンゲームの課金をしてしまった場合、未成年者契約の取消しが可能な場合があります。トラブルが生じた場合は、すぐに消費生活センターに相談してください。