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キャッフィーのくらし通信(2021年9月2日号)

滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。

スマホに届いた身に覚えのない未納料金のお知らせ

事例

 スマホに「有料コンテンツの未納料金が発生しています。本日中に連絡が無い場合は法的手段に移行します。」というSMS(ショートメッセージサービス)が届いた。記載されていた電話番号に問い合わせると、「あなたが契約した有料動画サイトの料金が未納です。昨年9月から今年8月までの12カ月分の利用料金46万円を支払ってください。」と言われた。「契約した覚えはない。」と言うと、「支払わない場合は裁判する。」と脅され、コンビニのATMから46万円を振り込むように言われた。コンビニに行き、電話で指示を仰ぎながら入金しようとしたところ、店員から「だまされているのでは。」と止められ、被害にあわずに済んだ。伝えてしまった個人情報が悪用されないか不安だ。(60歳代男性)

 

アドバイス

 スマホに身に覚えのないサイトの登録料や、解約できていないコンテンツの未納料金を請求するSMSやメールが届いたとの相談が多く寄せられています。SMS等には、「差し押さえ」「強制執行」など、不安をあおるような言葉があるものや、実在する事業者名を名乗るケースもあります。それらは実際に利用したサービス等の請求ではなく、架空請求の可能性が高いものです。不安にかられて相手に連絡してしまうと、金銭を請求されたり、個人情報を知られる可能性があります。一度お金を払ってしまうと取り戻すことは困難です。届いたSMS等の内容に身に覚えが無い場合は、決して連絡せずに様子をみましょう。架空請求かどうか判断できない場合や不安な時は、最寄りの消費生活センターに相談してください。

お問い合わせ
滋賀県消費生活センター(彦根市元町4-1)
電話番号:0749-27-2234
FAX番号:0749-23-9030
メールアドレス:[email protected]