滋賀県消費生活センターでは、最近相談の多い事例やタイムリーな情報を発信しています。
トイレや鍵の修理、害虫獣の駆除など、日常生活でのトラブルに対処するサービスは、専門的な技術や知識がない消費者が困った時の手助けとなりますが、一方で、このようなサービスに関する相談も寄せられています。
【事例1】
トイレの水漏れ修理をポスティングチラシの事業者に依頼した。見積もりが高額だったので断ると、水道管の調査料を請求された。
【事例2】
自宅の鍵を紛失し、インターネットで見つけた事業者に鍵開けを依頼した。高額な料金を提示されたため断ると、キャンセル料を請求された。
【事例3】
自宅のネズミの駆除を事業者に依頼した。見積額は高額だったが作業をしてもらった。しかし、作業後数日でネズミが天井を走る音が聞こえた。
このように、見積もりだけのつもりで事業者を呼んでも、見積額が高額なので断ると、見積もりに係る費用を請求されたりキャンセル料を請求されたりすることがあります。また、作業を依頼しても、作業内容が不十分な場合もあります。
こんなトラブルにあわないために~
チラシやインターネットに表示された料金を鵜呑みにしないようにしましょう。これらのサービスは現場の状況により、必ずしも広告の表示や電話で説明された料金で依頼できるとは限らないので、作業前にしっかり料金を確認することが大切です。また料金やサービス内容に納得できない場合はきっぱりと契約を断りましょう。
契約する場合でも複数社から見積もりを取り、サービスの内容や料金を十分に検討しましょう。
とは言っても、これらのトラブルは急を要する場合が多いため、普段から安心して修理等を依頼できる事業者について、事前に情報を集めておきましょう。
トラブルになった時には消費生活センターに相談しましょう。