人権施策推進課では、人権に関する特集記事「じんけん通信」を毎月、ホームページ上で発信しています。
特集記事にあわせて、ジンケンダーラジオの放送予定と、「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」で実施される障害者スポーツについても掲載しています。
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「じんけん通信」は、バックナンバーもご覧いただけます。
令和7年(2025年)1月(第201号)
2025年、いよいよ滋賀県で国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・障スポ)が開催される年になりました。滋賀県で開催されるのは、なんと44年ぶりです。
県内各地で国スポ・障スポに関連したイベントが開催され、盛り上がってきています。
さて、当課では昨年12月に子ども向け人権啓発イベント「じんけんわくわく冬まつり~子どもが主役!パラスポーツ体験&外国のグルメ・暮らし・文化~」を開催しました。
このイベントでは、障スポの正式競技の一つであるボッチャを体験できるブースを設け、多くの人に体験していただきました。
今回はそのイベントの内容を紹介します!
じんけんわくわく冬まつりは、子どもたちに「わくわく」楽しみながら人権について学んでもらおうと、昨年度から始めたイベントです。今年度は、人権週間中(12/4~12/10)である12月8日(日)に、米原市にある米原学びあいステーションで開催しました。イベントのサブタイトル「~子どもが主役!パラスポーツ体験&外国のグルメ・暮らし・文化~」にもあるように、当日はパラスポーツ体験や民族衣装体験、外国のグルメ飲食ブースなどを設け、たくさんの人にお越しいただきました。
このイベントと同時に、隣接する県立文化産業交流会館では「部落解放と人権尊重をめざす『県民のつどい』」も開催されました。
両イベントのブースを回るスタンプラリーを実施し、子どもから大人まで、幅広い世代に楽しみながら自然と人権について考えていただくことのできる日になりました。
ボッチャは、年齢、性別、障害のあるなしにかかわらず、すべての人が一緒に競い合えるスポーツです。地上のカーリングとも言われています。ルールはシンプルで、2チームに分かれてそれぞれ赤・青の持ち球(6球)を投げます。投げ終わったときに、より多くのボールが的玉である白いボールに近づいている方が勝ちとなります。
障害によりボールを投げることができない場合は、ランプ(勾配具)を使って参加することができます。
皆さん楽しく、盛り上がりながら体験されていました!
昨年のパリパラリンピックで、日本のチームがボッチャで銅メダルを獲得した影響からか、ボッチャをご存知の方が多かったです。今年の障スポも楽しみですね!
車いすダーツ体験とは、その名のとおり、車いすに座った状態でダーツをする体験です。
パラスポーツの競技種目ではないのですが、子どもたちに車いすに親しみをもってもらおうと実施しました。
体験の流れは、立った状態で3回ダーツを投げた後、車いすに座った状態で再び3回ダーツを投げていただきます。
滋賀県立大学のサークル「にじいろkids」の皆さんにも運営に携わっていただきました。
立った状態と車いすに座った状態では、的の高さや体勢が変わるので少し難しかったかもしれませんが、参加された方にはその違いを感じていただくことができました。初めて車いすに座った方もいらっしゃったかもしれません。
車いすダーツ体験を通して、車いすを利用されている方への理解を深めていただけると嬉しいです。
世界一周!旅行ゲームは、世界の国のあいさつや食べ物、国旗について学べるゲームです。(公財)滋賀県国際協会に協力いただき実施しました。
まず最初に、国名の書かれたカードを引いていただきます。次に、その国のあいさつや食べ物、国旗だと思うカードを選んでいきます。
大人でも難しく、「わかっているつもりだったのに間違えた!」、「全然知らなかった!」という声が聞こえてきました。
ゲームを終えるころには、様々な国の文化や言葉について詳しくなって、世界一周旅行をしたような気分になりました!
世界には様々な民族衣装があります。今回は、ウガンダ共和国、ガーナ共和国、メキシコ合衆国、サウジアラビア王国、ペルー共和国、ニジェール共和国、タンザニア共和国の7か国の民族衣装を用意しました。
また、華やかなボリビア多民族国の衣装も展示しました。
参加された方は、それぞれ好みの衣装を選んで、記念撮影をしたり生地を触ったりされていました。外国の民族衣装を着る機会はなかなかないので、貴重な体験をしていただけたと思います!
人権擁護委員は、法務大臣からの委嘱により、人権相談を受けたり、人権の大切さを広める活動をしている方々です。県内には現在221人おられ、積極的な人権擁護活動を行っておられます。
今回の人権擁護委員連合会のブースでは、「人KENまもる君」「人KENあゆみちゃん」のキーホルダーや缶バッジがもらえました。カラフルでかわいく、とても人気がありました。
また、人権擁護委員に直接相談ができるじんけん相談コーナーも設けました。
今年はウクライナ、韓国、トルコ、ブラジルの料理を販売するキッチンカーや屋台が登場しました!
ウクライナ料理のキッチンカーではボルシチやムレンツィ(鶏肉のクレープ)、韓国料理の屋台ではトッポギやユッケジャン、トルコ料理のキッチンカーではケバブ、ブラジル料理の屋台ではブリガディロ(チョコレート)やコシーニャ(コロッケ)などが販売されていました。
あいにくのお天気でしたが、お昼時は行列ができていました!
他にも、「シールぼうや」によるじゃんけん大会や結核予防などに関する○×クイズ、更生保護のパネル展示など、様々なコーナーを設けました。
また、人権に関係のあるキャラクターの着ぐるみが集まって、参加者と触れ合いました。キャラクターたちは、たくさんの人に会えてとっても嬉しそうでした!
イベントには、700人を超える方に来場いただき、「楽しかった!」、「来年もまた来たい!」などの声をいただきました。わくわく楽しみながら人権について考えていただけたのではないかなと思います。
イベントでの様々な体験や出会いを通して、障害のある方や外国の方への理解を一層深め、相手の人権を大切にする考えや行動につながればと思います。
県では、日々の暮らしの中で人権について考え、行動につながるきっかけとなるよう、エフエム滋賀(e-radio FM77.0)で人権啓発ラジオ番組を放送しています。※「style!」の番組内
毎週火曜日10時15分~(5分間)
1月 7日・・・・「性の多様性2~カミングアウト~」
1月14日・・・・「発達障害」
1月21日・・・・「ヤングケアラー」
1月28日・・・・「アイヌの人々とその文化」
番組には、エフエム滋賀のパーソナリティー林智美さんと、滋賀県人権啓発キャラクター「ジンケンダー」が出演しています。
ちょっと難しい人権課題を、毎週わかりやすく解説しています。
放送から1週間以内であれば、「radiko」(アプリ)で聴くこともできます。
ぜひお聴きください!
じんけん通信では、令和7年(2025年)の「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」に合わせて、「障スポ」で実施される障害者スポーツを、毎月紹介しています。
今回は、正式競技の1つ、「ボウリング」の概要について、ご紹介します。
◆ボウリング
知的障害のある選手が出場する競技です。
ルールは一般のボウリングと同じで、4ゲームの合計点を競います。男女別に少年、青年、壮年の部に分かれています。
詳細は、大会公式ホームページをご覧ください♪
https://shiga-sports2025.jp/shospo
・15日~21日 防災とボランティア週間/17日 防災とボランティアの日
「防災とボランティアの日」および「防災とボランティア週間」は、防災、減災、災害対応のためのボランティア活動に多くの人が取り組み、公助と連携した自助・共助の取組みがより広がることを狙いとしています。日頃から災害時の連携・協働の取組みを考え、地域の中で防災に携わる方々の間の連携を深めましょう。
・26日 世界ハンセン病の日
昭和29 年(1954 年)、フランスの社会運動家、ラウル・フォレローさんが提唱。毎年1月の最終日曜日を「世界ハンセン病の日」としています。この日には、世界各地でハンセン病に関するさまざまな啓発活動が行われます。