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人権教育のための国連10年滋賀県行動計画3-(7)

(7)患者

今日の医療を取り巻く状況は、大きく変化してきており、質の高い医療の実現や患者と医療関係者の望ましい関係の構築が求められています。
また、エイズハンセン病等に対する偏見や差別の解消を図り、これらの疾病や患者に対する理解を深めていく必要があります。このため、特に以下の施策を推進します。

1患者の人権を尊重するという観点から、療養環境における患者のクオリティー・オブ・ライフ*の向上の促進を図るとともに、インフォームド・コンセント*の確立を目指した医療行為を推進するよう啓発に努めます。

2エイズに関するパンフレットの配布、シンポジウムの開催等、各種の広報活動を通じて正しい知識の普及を図り、差別や偏見の解消に努めます。
また、学校教育において、児童生徒にエイズについての正しい理解を深めるとともに、教職員を対象にエイズ教育についての研修を実施します。
さらに、学校、家庭、地域の連携によるエイズ教育を、人間尊重、男女平等に基づく性に関する指導の一環として推進を図ります。

3結核等の感染症*について医療関係者に対する研修を実施するとともに、正しい知識と理解を深めるための啓発に努めます。

4ハンセン病に関するパンフレットの配布、講演会の開催等各種の広報活動を通じて正しい知識の普及を図り、差別・偏見の解消に努めます。

5難病については、在宅患者に対する相談事業の充実を図るとともに、正しい知識の普及に努めます。

以上のほかにも、アイヌの人々や刑を終えて出所した人、犯罪被害者、路上生活者等の人権をめぐるさまざまな問題が存在するとともに、インターネット上での誹謗中傷という新たな問題も発生しています。
これらのさまざまな人権問題についても、偏見や差別を解消する等、人権が尊重されるための施策を推進します。

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