臨床研究について
1. 臨床研究の実施
臨床研究とは、医療における疾病の予防方法、診断方法および治療方法の改善、疾病原因および病態の理解ならびに患者の生活の質の向上を目的として実施されるものです。
臨床研究のなかでも、患者さんに対して行う治療を兼ねた試験を「臨床試験」といい、薬の候補を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれます。
当院では、臨床研究は院内の委員会で審査を行うこととしており、治験は治験審査委員会、治験以外の臨床研究は倫理委員会が審査を行います。また、治験を除く臨床研究は、審査を受けた後、同委員会の審査結果報告に基づき病院長の承認があった場合において実施されます。
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滋賀県立総合病院倫理委員会審査・申請手順書 (PDF:132 KB)
2. 実施中の臨床研究
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実施中の臨床研究(R7.2月現在) (PDF:481 KB)
3.臨床研究に関する情報公開について（オプトアウト）
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明を行い、患者さんからの同意を得てから実施します。しかし、臨床研究のうち、患者さんへの侵襲および介入がなく診療情報等の情報のみを用いた研究については、国が定めた「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究対象となる患者さんから直接同意を得ない場合があります。この場合、掲示などにより研究の内容を公開し、患者さん（ご家族を含む）が拒否できる機会を設けています。このような手法を「オプトアウト」といいます。
自身の診療情報を研究に使用されることを望まない方や、研究内容についての問い合わせは、それぞれの研究の情報公開文書に記載されております「お問い合わせ先」へご連絡ください。
なお、研究に参加しないという申し出を理由に、患者さんが診察や治療の際に不利益を受けることはありません。
現在、当院が実施・参加している研究のオプトアウトは以下のとおりです。
血液内科
腫瘍内科
糖尿病・内分泌内科
循環器内科
腎臓内科
消化器内科
呼吸器内科
外科
根治可能な肉眼型分類 4 型胃癌に対する脾臓合併切除・脾門リンパ節郭清の妥当性に関する多機関共同後ろ向き観察研究
胃癌 conversion surgery における低侵襲手術の意義
胃癌に対するロボット支援手術と腹腔鏡下手術の中長期成績に関する多機関共同後ろ向きコホート研究
京都大学外科関連多施設における胃癌手術レジストリ（KSNR-GC：Kyoto University Surgery Network Registry of Gastric Cancer）
外科的切除を施行した大腸癌腹膜播種における周術期化学療法の有効性の検討
大腸癌根治術後の異時性再発巣切除を施行した症例における再々発形式の考察
閉塞性大腸癌に対するステント留置後の術前化学療法の安全性と有効性に関する多機関共同試験SUCCEED study
80歳以上の高齢鼠径ヘルニア患者に対する至適手術治療の検討：京都大学外科関連多機関共同コホート研究
T1大腸癌のリンパ節転移および再発に関するリスク因子と予後についての解析
手術検体を用いた消化器癌腹膜播種および腹膜偽粘液腫におけるFAP（Fibroblast Activation Protein）発現の免疫組織学的解析
乳腺外科
整形外科
脳神経外科
泌尿器科
産婦人科
耳鼻いんこう科
放射線診断科
救急科・小児救急科
病理診断科
臨床検査部
放射線部
薬剤部
リハビリテーション科
臨床研究センター
遺伝子診療センター
感染管理室
事務部門
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