アメリカ合衆国中央部の一州で、北アメリカ五大湖のひとつである「ミシガン湖」をはじめとする雄大な自然の宝庫。
州都はランシング市、世界に誇る自動車産業都市デトロイトなどが主要都市です。
ミシガン州 | 滋賀県 | |
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面積(平方キロメートル) | 240,493 | 4,017 |
(うち湖部分) | 約5分の2 | 約6分の1 |
人口(人) | 9,928,300 | 1,410,833 |
人口密度(人/平方キロメートル) | 41 | 351 |
自治体数 | 83 | 19 |
平均気温 | 10℃(中央部)6℃(北東部) | 15.1℃ |
降水量(mm) | 805.9 | 1,581.0 |
日本との時差:-14時間東部標準時(夏時間あり)
ミシガン湖 | びわ湖 | |
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面積(平方キロメートル) | 58,030 | 670 |
貯水量(10億トン) | 4,900 | 27.5 |
最大水深(メートル) | 281 | 104 |
平均水深(メートル) | 85 | 41 |
ミシガン州は、しばしば「グレイト・レイクス・ステイト(五大湖州)」と呼ばれますが、その五大湖(スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖、エリー湖、オンタリオ湖)では、外来魚の侵入による生態系の破壊が問題となっています。
現在、五大湖で発見されている外来魚は22種類ですが、そのうち少なくとも以下の5種類が五大湖の生態系を乱し始めていると言われています。
一般的に米国の外来魚は、スポーツフィッシング愛好家が餌として用いるものが逃げたり、観賞用として飼われていたものが捨てられたことが原因で、河川や湖沼に棲息しています。しかし五大湖の場合、外来魚の多くは貨物船とともに五大湖にやって来るのです。貨物船は積み荷の増減にあたり、船を安定させるためバラストウォーターを利用しますが、カスピ海から来た貨物船がこのバラストウォーターを排出する際、外来魚が一緒に五大湖に侵入しているのです。専門家によれば、カスピ海に棲息する魚の多くが五大湖でも棲息することができるそうです。
当局が何らかの規制を行い、外来魚を減らしていく努力をしなければ、生態系の破壊が進行すると専門家は警鐘を鳴らしています。
1967年4月、米国内務省国立公園局次長テオドル・スエム氏が琵琶湖国定公園を視察するため来県した際、当時の野崎知事は、米国内に湖を持つ州との姉妹提携の斡旋を依頼しました。
1968年5月、大橋滋賀県商工労働部長がミシガン州を訪問し、姉妹提携の打診をしたところ、9月にミシガン州自然資源局長ラルフ・マクマラン博士が来県し、姉妹提携の締結について合意に達しました。姉妹提携の内容は、湖を有する県・州の特有を活かした自然環境の保全・保護に重点を置き、経済・生活文化を中心とした住民相互の友好親善を推進することにあります。
1968年11月、野崎知事は北川滋賀県水政課長と共に渡米し、同年14日、州都ランシングでジョージ・ロムニ−知事と姉妹提携を調印しました。
滋賀県とミシガン州の姉妹提携20周年を記念して、1989年に設立された施設で、滋賀県が施設を整備し、ミシガン州の15の州立大学の連合体が運営しています。
日米両国、特に滋賀県とミシガン州のさらなる友好関係に寄与することなどを目的に、日本語・日本文化プログラム、英語プログラム、JCMU学生と滋賀県民との交流など、これまでに例のない画期的な事業に取り組んでいます。詳しくは、以下のページをご覧ください。
令和6年度、滋賀応援寄付(ふるさと納税)を通して、このミシガン州立大学連合日本センターでの取り組みおよび施設整備を支援いただけます。
これまでの交流をまとめた滋賀県ミシガン州姉妹県州提携50周年記念誌もあわせてご覧ください。