令和2年度 滋賀県立総合病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

(表)
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 48 133 215 584 864 1667 2891 1535 258

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当院は高度医療を担う県立病院として、地域のみならず全県を視野に入れて、医療福祉機関、教育機関、各種団体と協力して全県型医療福祉を実践しております。

年齢別では滋賀県内での成人病に関する専門的医療機関となっているため、20 歳以下は少なくなっています。循環器内科の狭心症や、脳神経外科の脳梗塞、

都道府県がん診療連携拠点病院のため、がん患者さんも多く40歳台から80歳台が中心となっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 36 14.28 14.60 0.00 69.61
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 14 11.43 11.26 0.00 63.21
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13.33
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 20.51
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 13.00

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当院の糖尿病・内分泌内科は、特徴としては糖尿病症例が多く、特にインスリン使用例が多いです。血管合併症例も多く、院内だけでなく近隣の専門病院等とも緊密に連携して加療しています。診断群分類別患者数では、1位、2位は『2型糖尿病』、3位は『糖尿病性ケトアシドーシス』となっております。また糖尿病による合併症をお持ちの患者さんが約5割おられます。

血液・腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 79 18.43 20.27 0.00 73.25
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 30 28.90 31.90 3.33 74.77
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 23 30.61 18.98 0.00 77.48
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 18 14.83 11.14 0.00 71.61
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 13 41.08 38.35 0.00 48.46

当院の血液・腫瘍内科は、造血器腫瘍(血液のがん)や非腫瘍性の血液疾患 、免疫や炎症性の疾患、重症の感染症、原発が不明ながんなどの治療をおこなっています。診断群分類別患者数では、1位・2位・4位が『非ホジキンリンパ腫』、3位は『骨髄異形成症候群』、5位『急性白血病』となっております。 その他、『多発性骨髄腫』、『骨髄増殖性疾患』などの腫瘍性疾患、『再生不良性貧血』などの非腫瘍性疾患の患者数も多くなっています。

脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 18 23.83 16.95 0.00 72.28
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 16 30.25 15.64 0.00 73.69
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.51 - -
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 3、4又は5 - - 19.18 - -
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 7.48 - -

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当院の脳神経内科は、疾患別では脳血管障害、神経変性疾患、免疫介在性神経疾患、中枢感染症、てんかん、頭痛などの診断・治療を行っております。

地域に密着した脳卒中治療に加え、やや広い地域からの神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)の診断・治療が比較的多いのが特徴です。

診断群分類別患者数では1位は末梢神経疾患の一つである慢性炎症性脱髄性多発神経炎、2位および4位は脳梗塞の急性期や一過性脳虚血発作、3位は誤嚥性肺炎、5位はてんかんなど幅広く入院治療をおこなっております。脳卒中については、脳神経外科と共にtPAによる血栓溶解療法、血管内治療(血栓除去、ステント治療等)にも積極的に対応しております。また健康推進のため、平成28年より脳ドックもおこなっております。

呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 59 14.41 9.42 0.00 70.36
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 55 21.13 13.30 7.27 72.91
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 32 45.84 18.61 6.25 75.50
040040xx99080x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし 29 10.69 9.40 0.00 66.10
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 24 2.00 2.04 0.00 56.58

当院の呼吸器内科は、診断群分類別患者数の1位・2位・4位は『肺の悪性腫瘍』で、化学療法などによる内科的治療が非常に多くなっております。3位は『間質性肺炎』、5位は『睡眠時無呼吸症候群』となっております。病診連携をおこなっており、紹介患者さんが多く、近隣の診療所などと協力して診療をおこなっています。

消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 323 3.43 2.66 0.00 67.52
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 78 9.97 9.53 1.28 71.58
06007xxx9906xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 38 7.53 5.41 0.00 73.16
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 32 8.28 8.11 0.00 71.81
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 13.40 12.33 4.00 72.72

当院の消化器内科は、消化器疾患全般、消化管疾患と肝胆膵疾患に対してエビデンスに基づく最新の検査と治療を行っています。

診断群分類別患者数では1位が小腸大腸の良性疾患、次に総胆管結石、閉塞性黄疸や総胆管結石性胆管炎などの胆管(胆嚢)の治療が多く、3位は膵臓、脾臓の腫瘍に対する化学療法、4位は胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層)の治療、

5位は膵臓、脾臓の腫瘍に対する内視鏡的胆道ステント留置術などの治療となっています。

治療方針は消化器内科でのカンファレンスのみならず、外科との合同カンファレンスなどにおいて消化器内科・外科と連携し最善の治療方針を決定しております。

循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 228 5.27 4.44 0.00 72.94
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 161 8.25 4.95 0.62 65.83
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 101 19.48 17.23 5.94 84.41
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 71 3.39 3.07 0.00 70.41
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 62 10.24 10.56 0.00 75.29

当院循環器内科は、虚血性心疾患、不整脈アブレーション、両室ペースメーカー(CRT)や植え込み型除細動器(ICD)など、心臓植え込みデバイス治療、心不全、大動脈・末梢動脈疾患、のそれぞれの分野で専門性の高い診療を展開しています。

虚血性心疾患においては、ステント治療だけでなく、ロータブレーター・冠動脈粥腫切除術(DCA)なども併用し、より複雑な病変にも対応できる体制が整っています。不整脈疾患には従来からの高周波アブレーションに加えて、超高解像度マッピングシステム Rhythmiaを用いた難治性不整脈に対するアブレーション治療、患者さん一人一人の状態に合わせたテーラメード心房細動アブレーション治療を行っています。

下肢閉塞性動脈硬化症など末梢動脈疾患、胸部・腹部大動脈瘤などに対しても積極的にカテーテル治療を行い、治療の低侵襲化に努めています。

また、ICDやペースメーカーなどの心臓治療器具の日常管理には遠隔モニタリングを積極的に導入し、特に遠方の方の通院負担軽減に役立てると同時に、きめ細かな不整脈管理に応用しています。

外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術鼠径ヘルニア等 83 4.98 4.86 0.00 69.70
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 6.88 7.23 0.00 57.26
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 40 17.43 16.19 2.50 69.48
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 40 5.30 6.41 0.00 60.83
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術悪性腫瘍手術等 37 22.59 19.04 0.00 71.46

当院の外科は、食道がん、胃がん、結腸がん、直腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆道がんなど消化器癌を中心とした消化器外科一般を専門としています。診断群分類別患者数につきましては鼡径ヘルニア、胆のう炎手術、結腸がんの結腸切除術、胆嚢結石症、胃がんの胃切除術の順となっています。原則として、結腸癌に対しては腹腔鏡手術、直腸癌に対してはロボット手術を施行しています。胃癌の場合は病期1および2の一部の症例には腹腔鏡下手術およびロボット手術を行っていて、胃癌手術の約3分の1が腹腔鏡手術もしくはロボット手術で行われています。胆嚢疾患はほとんどが腹腔鏡手術で行われています。

整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 229 20.49 21.03 3.06 67.38
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 70 24.56 23.36 2.86 76.34
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術肩、股等 61 26.20 25.09 57.38 81.90
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)前方椎体固定等 手術・処置等2なし 58 20.60 20.40 1.72 74.05
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。)腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 32 14.53 16.10 0.00 73.84

当院の整形外科は、人工股関節置換術および人工膝関節置換術が多く、約2~3週間の入院で自宅退院が可能です。再置換術もほぼ同じ入院期間で、また両側同時手術は股関節、膝関節ともに行っており、これは3~5週間の入院で自宅退院されている患者さんが多いです。初回人工股関節置換術の手術時間は約2時間ですが、MISという筋肉を剥がしたり傷つけたりしない方法で手術を行っているため、術後の早期回復、社会復帰が可能です。適宜術中回収血輸血を行うことで、同種血輸血はほとんどの患者さんで回避できています。またカクテル麻酔を手術中に施行することにより、術後の疼痛はかなり軽減されています。入院時に手術前後の入院生活や術後のリハビリテーションの動画を自主製作し、患者さんにわかりやすく説明しており、患者さんはタブレット端末でご覧になれます。 脊椎手術にも積極的に取り組んでいて、小児の側弯症から成人脊柱変形まで、幅広い症例に多様な術式をもって対応しています。

脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 17 9.18 12.04 0.00 75.53
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 12 24.42 18.86 33.33 69.42
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 10 3.30 3.04 0.00 59.3
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9.68
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 8.18

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当院の脳神経外科は、脳卒中、脳腫瘍、脊椎・脊髄疾患を主軸として、脳神経外科疾患全般にわたり広く診療を行っています。水頭症や慢性硬膜下血腫は独歩来院されることが多い疾患で、多数治療できていることは地域の皆様に当科を身近に感じていただいていることを反映していると思われます。脳動脈瘤や脳出血を多数治療していることは、地域の皆様に救急医療で貢献できていることを反映しているものと考えています。

呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 111 9.24 10.83 0.00 70.67
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 17 18.35 15.61 0.00 61.65
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 16 6.75 10.08 0.00 43.88
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 12 10.17 9.42 0.00 69.92
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 11 23.09 13.30 9.09 76.82

当院の呼吸器外科は、胸部発生(肺、縦隔、胸壁)の悪性腫瘍及び良性腫瘍の診断・外科的治療とその後の経過観察をおこなっています。都道府県がん診療連携拠点病院として、これらの中で特に悪性腫瘍(肺癌、縦隔悪性腫瘍、胸壁悪性腫瘍)の診断、外科的治療、外科治療後の補助化学療法、経過観察までを呼吸器内科、放射線治療科等と協力して総合的におこなうこととしています。診断群分類別患者数につきましても1位・2位および4位・5位は『肺の悪性腫瘍』となっております。

心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 35 2.00 2.74 0.00 70.54
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)等 手術・処置等21あり 21 17.86 19.98 0.00 74.19
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 10 20.80 22.56 0.00 75.90
050161xx97x1xx 解離性大動脈瘤 その他の手術あり 手術・処置等21あり 29.23
050161xx01x1xx 解離性大動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 22.91

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心臓血管外科では、大動脈瘤での入院患者さんが多く、従来の開胸、開腹による人工血管置換術に加えて、ステントグラフト内挿術を症例毎に年齢、併存疾患、動脈瘤の形態を考慮して適切に選択して治療しています。また、弁膜症、心不全症例については、人工弁置換術や僧帽弁形成術、三尖弁形成術、不整脈に対するメイズ手術を行い、社会復帰が可能となっています。虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)についてはカテーテル治療が第一選択となっており、再発症例や重度多枝病変患者に限り冠動脈バイパス手術の対象となっています。下肢静脈瘤治療も多く治療しており血管内焼灼術(ラジオ波使用)を導入しております。

泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術経尿道的手術 手術・処置等2なし 88 7.56 7.13 0.00 74.16
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 68 4.03 2.54 0.00 71.21
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 45 5.29 5.67 0.00 62.73
110080xx9903xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 31 4.00 13.43 0.00 72.13
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 23 13.65 11.89 0.00 70.26

当院の泌尿器科は、腎癌、膀胱癌(尿路上皮癌)、前立腺癌など、泌尿器科悪性腫瘍の治療を多くおこなっているほか、前立腺肥大症や尿路結石といった良性疾患の治療も積極的におこなっております。
診断群分類別患者数では、1位は膀胱癌に対する膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)、2位は前立腺癌の診断のための生検、3位は尿管結石、腎結石症に対する経尿道的尿路結石除去術、4位は前立腺癌に対する化学療法、5位は前立腺癌に対して前立腺悪性腫瘍手術、当院では全症例ロボット支援腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダビンチ手術)で実施しております。
詳細は泌尿器科のホームページをご覧ください。

婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 65 2.94 3.11 0.00 40.45
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 47 3.64 4.34 0.00 59.66
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 39 13.15 11.96 0.00 61.72
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 38 2.95 2.93 0.00 53.11
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。)腹腔鏡によるもの等 36 6.94 6.16 0.00 48.56

当院の婦人科は、子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌等の婦人科悪性疾患の治療を重点的に診療しております。手術に際しては、がんの根治性を高める術式の選択と、症例によっては身体への負担が少ない腹腔鏡手術を選択するなど、各患者さんの病状に応じて治療方針を決定しています。初期子宮体癌に対する低侵襲手術である腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術も保険診療でおこなっています。
子宮頚部上皮内腫瘍に対しては1位の子宮頚部切除術のほか、腹腔鏡下腟式子宮全摘術を13件実施いたしました。3位の子宮悪性腫瘍手術は、子宮頚癌に対して11件、子宮体癌に対して28件実施いたしました。5位の卵巣腫瘍に対して腹腔鏡下で実施した手術のうち1件は「卵巣境界悪性腫瘍」に対して実施いたしました。また、卵巣腫瘍に対して開腹で実施した手術は8件、卵巣癌に対して実施した手術は13件となっております。
化学療法に関しましては、卵巣癌・卵管癌に対する「カルボプラチン+パクリタキセル」の件数が多く、入院で卵巣癌・卵管癌に対する化学療法実施総数は96件、子宮頚癌に対して36件、子宮体癌に対して32件実施いたしました。2020年度婦人科にて入院・外来で化学療法を実施された患者数は88名入院で実施した件数は165件、外来で化学療法を実施した件数は367件となっております。また、放射線療法・化学療法を組み合わせた集学的な治療もおこなっています。
悪性疾患以外にも、子宮筋腫・子宮腺筋症に対して54件実施した手術のほか、子宮脱根治術や月経困難症などの薬物療法など、一般的な婦人科診療もおこなっております。

眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 172 7.87 4.95 0.00 75.16
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 54 4.09 2.76 0.00 73.76
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 24 10.33 8.97 0.00 63.00
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 15 6.13 5.79 0.00 76.00
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 10 7.30 5.65 0.00 78.60

当院の眼科は、手術に重点をおいた診療を行っており、特に網膜硝子体疾患、緑内障、白内障などの症例が多く、安全で低侵襲な手術が確立されており、再手術に至る症例は極めて少ないのが特徴です。診断群分類別患者数では白内障、網膜剥離、緑内障、の順となっています。紹介患者が多数を占めますが、退院後は一度、当院で診察させていただいてから、紹介元に逆紹介していますので、転院率は0%となっています。全国的に外来通院手術が増加傾向であり、当院でも表示された疾患やその他の疾患に対して外来通院手術が増加してきています。

耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx0100xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 25 14.80 13.68 0.00 66.36
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 23 6.74 6.71 0.00 52.48
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 22 5.86 7.20 0.00 54.59
030428xxxxxxxx 突発性難聴 20 8.90 8.81 0.00 58.80
03001xxx99x31x 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病あり 18 26.28 43.67 0.00 66.44

当院の耳鼻いんこう科は、喉頭癌、甲状腺癌などの頭頚部悪性腫瘍に対する治療、治療後のフォローアップを行っています。また、頭頚部良性腫瘍、中耳炎、副鼻腔炎、扁桃炎、喉頭ポリープ、頭頚部嚢胞性疾患、睡眠時無呼吸症候群、眩暈、突発性難聴、顔面神経麻痺など耳鼻咽喉科疾患全般に対する診断・治療も取り扱っています。診断群分類別患者数では1位が頭頸部悪性腫瘍に対する頸部悪性腫瘍手術、2位が慢性副鼻腔炎、3位が耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍、4位が突発性難聴、5位が頭頸部悪性腫瘍に対する化学療法・放射線治療実施となっております。

乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 66 9.02 10.30 3.03 63.21
090010xx99x8xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり 32 8.63 4.31 0.00 64.66
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 20 5.15 6.02 0.00 58.40
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし 16 7.06 9.58 0.00 67.38
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 15 6.67 4.15 0.00 68.13

当院の乳腺外科は、日本乳癌学会診療ガイドラインやNCCNガイドライン等に従い、乳腺疾患の標準治療を行っています。乳がんの手術(乳房温存手術、乳房切除術、皮膚温存乳房切除術、乳輪乳頭温存乳房切除術、センチネルリンパ節生検、腋窩郭清術)は個々の病期や、可能であれば患者さんの希望に合わせて行っており、センチネルリンパ節生検は色素法とICG蛍光法とを併用して行っています。 また、症例によって形成外科との共同で乳房再建術もおこなっています。遺伝性乳がんの可能性があると考えられたり、遺伝子検査の希望がある場合には、本人やご家族と相談の上、当院で遺伝カウンセリングをうけていただくことも可能です。

免疫内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x01x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 12 27.08 25.09 0.00 65.08
070560xx97xxxx 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり 10 66.20 37.12 0.00 68.90
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 35.20 15.28 0.00 70.30
180035xxxxxxxx その他の真菌感染症 - - 29.67 - -
040081xx99x0xx 嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.51 - -

年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の免疫内科は、診断群分類別患者数の1位・2位・3位は『重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患』が非常に多く、ANCA関連血管炎、全身性エリテマトーデスに対して治療をおこなっています。

腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 13 5.08 11.04 0.00 58.92
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術その他の動脈等 手術・処置等21あり - - 33.50 - -
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし - - 12.87 - -
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.56 - -
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 8.15 - -

年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の腎臓内科は、診断群分類別患者数の1位・2位・5位は『慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全』で、診断目的の腎生検や 動脈形成術・吻合術などを実施しております。また『ネフローゼ症候群』に対しての治療もおこなっております。

形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 15 5.93 4.76 0.00 65.00
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし - - 3.07 - -
090010xx04xxxx 乳房の悪性腫瘍 組織拡張器による再建手術(一連につき)乳房(再建手術)の場合 - - 8.26 - -
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし - - 10.30 - -
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし - - 6.20 - -

年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の形成外科は、骨軟部の良性腫瘍、眼瞼下垂、乳がんの乳房再建術、頭頸部悪性腫瘍の再建術をはじめとした他診療科と連携した悪性腫瘍の再建治療に注力しています。また、形成外科単独の入院手術や外来手術(日帰り手術)を実施しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

(表)
初発 再発 病期分類基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 57 27 13 37 - 32 1 6,8
大腸癌 38 55 23 56 - 38 1 8
乳癌 61 59 14 - - 33 1 8
肺癌 87 23 76 101 - 256 1 8
肝癌 13 13 - - - 30 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院は、都道府県がん診療連携拠点病院として5大癌を含め様々な癌の治療をおこなっております。
「初発」とは、自施設において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、自施設・他施設を問わずに初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療がん寛解後に、局所再発・再燃又は新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
また患者数は当院において入院された回数(延べ患者数)となっております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

(表)
患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 - - -
中等症 28 28.04 78.68
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

年間患者数が10件未満の場合は、-で表示しています。
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症する肺胞の急性炎症です。
肺炎の重症度は、日本呼吸器学会「成人市中肺炎診療ガイドライン」におけるA-DROPスコアで重症度分類しています。
当院に入院される肺炎患者の多くは中等症・重症の方で、全体の8割近くを占めております。

脳梗塞の患者数等

(表)
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 96 45.10 77.10 13.64
その他 14 40.57 66.36 1.82

当院の脳梗塞の治療につきましては、脳梗塞の3日以内発症が96件と全体の8割以上となっており、急性期の治療を主に行っています。脳神経内科・脳神経外科と共にtPAによる血栓溶解療法、血管内治療(血栓除去、ステント治療等)にも積極的に対応しております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 306 1.07 1.23 0.00 67.46
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 67 4.72 8.79 1.49 72.96
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 32 1.47 6.00 0.00 71.38
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 27 1.26 5.07 0.00 72.04
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 23 2.61 7.52 0.00 64.35

当院の消化器内科の主要手術別患者数は 、内視鏡によるポリープ切除を多く実施しております。1位は大腸腺腫の治療である『内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術』、2位の膵癌、胆管癌の治療である『内視鏡的胆管ステント留置術』の症例も多く、経験が豊富であります。5位は総胆管結石性胆管炎などに対する『内視鏡的乳頭切開術』となっております。3位は早期胃癌、胃腺腫の治療である『内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術』となっております。内視鏡的大腸ポリープは術前1日以内、術後1日から2日で、3日から4日の入院、内視鏡的胃ポリープ・粘膜切除術は術前1日以内、術後4日から7日で、6日から9日の入院となっています。消化器内科では内視鏡による手術を多く実施しております。4位の『早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術』と併せて病院の特性として早期胃癌、早期大腸癌の特殊な内視鏡治療を多く施行しております。 治療方針は内視鏡画像カンファレンスにおいて検討し最善の治療を選択し、状況に応じては内視鏡治療より外科治療をお勧めする場合もあります。

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 160 2.31 3.26 0.00 72.67
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 130 2.25 5.68 0.77 66.62
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 49 2.53 8.47 0.00 76.67
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 47 1.17 2.68 2.13 75.49
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 32 1.69 4.06 0.00 62.56

当院の循環器内科の主要手術別患者数は 、1位は虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈ステント留置術、2位および5位は不整脈等に対する経皮的カテーテル心筋焼灼術、3位は下肢閉塞性動脈硬化症に対する四肢の血管拡張術・血栓除去術、4位は虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術となっております。予定入院の場合は、主として当日あるいは翌日に手術をおこなっておりますが、2期的に治療を行うケースもあり、日数は若干ですが長くなっています。

外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 84 1.27 4.11 0.00 59.43
K6335 鼠径ヘルニア手術 77 1.32 2.61 0.00 70.32
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 39 4.74 12.46 2.56 69.31
K672 胆嚢摘出術 23 1.78 21.70 0.00 73.87
K7322イ 人工肛門閉鎖術(腸管切除を伴うもの)(直腸切除術後) 18 1.94 9.56 0.00 60.78

当院の外科の主要手術別患者数は、1位は腹腔鏡下胆嚢摘出術、2位ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)、3位は腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、次に、胆嚢摘出術、直腸切除術後の人工肛門閉鎖術となっております。また、高難度手術である肝切除は36例、膵切除は16例と多く施行しています。

整形外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 318 1.97 19.33 3.77 69.72
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 44 2.59 21.77 56.82 83.07
K1424 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(前方後方同時固定) 39 2.33 21.85 2.56 72.59
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 35 3.40 14.77 0.00 71.17
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 34 2.15 11.47 0.00 74.94

当院の整形外科は、人工股関節置換術および人工膝関節置換術が多く、約2~3週間の入院で自宅退院が可能です。再置換術もほぼ同じ入院期間で、また両側同時手術は股関節、膝関節ともに行っており、これは3~5週間の入院で自宅退院されている患者さんが多いです。初回人工股関節置換術の手術時間は約2時間ですが、MISという筋肉を剥がしたり傷つけたりしない方法で手術を行っているため、術後の早期回復、社会復帰が可能です。適宜術中回収血輸血を行うことで、同種血輸血はほとんどの患者さんで回避できています。またカクテル麻酔を手術中に施行することにより、術後の疼痛はかなり軽減されています。入院時に手術前後の入院生活や術後のリハビリテーションの動画を自主製作し、患者さんにわかりやすく説明しており、患者さんはタブレット端末でご覧になれます。 脊椎手術にも積極的に取り組んでいて、小児の側弯症から成人脊柱変形まで、幅広い症例に多様な術式をもって対応しています。

脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 24 0.88 7.42 4.147 76.33
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) - - - - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。
頭蓋内腫瘍摘出術は、当科の得意とする分野です。脳血管疾患に対して、動脈瘤に対するコイル塞栓術や頚動脈狭窄に対するステント留置術などカテーテルでの治療と、頚動脈狭窄に対する内膜剥離術など直接切開する手術の両方が可能となっています。水頭症は、手術で治療可能な認知症といわれており、手術加療を行なっております。慢性硬膜下血腫は独歩来院されることが多い疾患で、多数手術加療できていることは地域の皆様に当科を身近に感じていただいていることを反映していると思われます。

呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 51 2.18 9.22 0.00 72.06
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 36 2.03 5.03 0.00 66.39
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 20 2.00 5.40 0.00 73.20
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 15 2.20 3.33 0.00 45.27
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 - - - - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院呼吸器外科の手術件数は、1位・2位および4位は胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術、3位は胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの))、5位は胸腔鏡下試験切除術となっており、呼吸器外科手術の98%以上を胸腔鏡下手術でおこなっております。

心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 31 0.00 1.00 0.00 70.77
K5606 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(分枝血管の再建を伴うもの)) 13 5.38 12.92 0.00 73.23
K5607 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他のもの)) - - - - -
K5551 弁置換術(1弁) - - - - -
K5612イ ステントグラフト内挿術(1以外の場合)(胸部大動脈) - - - - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。

心臓血管外科、開心術での手術件数1位は人工弁置換術で、同時に三尖弁形成術やメイズ手術(不整脈の治療)を行い、心不全治療に寄与しています。

2位は大動脈瘤に対する手術で、腹部ではステントグラフト内挿術が可能ですが、ステントグラフト治療後、動脈瘤が残存するため拡大して再手術を要する症例もあり、70歳以下の若年齢の方には開腹手術による根治術を勧めています。胸部のステントグラフトについては動脈瘤の場所によっては良い適応で、解離性大動脈瘤の治療に有効なケースもあり、今後発展が見込める治療方法です。下肢静脈瘤手術については血管内焼灼術(ラジオ波使用)で伏在静脈本幹を焼灼閉塞させ、下腿の静脈瘤は3mm程度の小切開から静脈瘤切除を行う(stab avulsion法)最新の治療を導入し、症例数が増加しています。

泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 83 1.92 4.33 0.00 74.25
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 46 2.76 3.63 0.00 63.89
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 23 2.00 10.65 0.00 70.26
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 20 2.10 9.45 0.00 75.20
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 13 3.69 8.77 0.00 74.92

当院の泌尿器科の手術件数は、1位は膀胱癌に対する膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)、2位は経尿道的尿路結石除去術(レーザー)、3位は前立腺癌に対するロボット支援腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(ダビンチ手術)、4位は前立腺肥大症に対する経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー)、5位は、腎癌・腎盂癌・尿管癌に対する腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術となっております 。
詳細は泌尿器科のホームページをご覧ください。

婦人科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 67 0.94 1.00 0.00 40.45
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 45 1.20 5.42 0.00 50.20
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 40 1.23 4.63 0.00 46.75
K872-31 子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用のもの) 36 0.94 1.00 0.00 53.36
K877 子宮全摘術 24 1.29 9.17 0.00 55.13

当院の婦人科で行った手術件数は上位1位は子宮頚部上皮内腫瘍に対する子宮頸部(腟部)切除術、2位は子宮筋腫などに対する腹腔鏡下腟式子宮全摘術、3位は卵巣腫瘍に対する子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)、4位は子宮内膜ポリープに対する子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用のもの),5位は子宮筋腫等の良性子宮疾患に対する子宮全摘手術でした。また、悪性疾患に対する手術では、子宮悪性腫瘍手術を21件、腹腔鏡下での子宮悪性腫瘍手術を15件、卵巣悪性腫瘍手術を12件、実施しております。

眼科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 220 4.06 1.99 0.00 74.62
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 23 1.83 7.43 0.00 68.26
K280-2 網膜付着組織を含む硝子体切除術(眼内内視鏡) 20 1.15 6.50 0.00 72.30
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 16 2.19 3.19 0.00 75.06
K279 硝子体切除術 - - - - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の眼科は、難易度が高い症例の比率が多いのですが、合併症の頻度は少なく、再手術も少ないのが特徴です。件数が多いのは、水晶体再建術、網膜硝子体手術、緑内障手術です。水晶体再建術の中でも難症例の「縫着レンズを挿入するもの」や「水晶体囊拡張リングを使用するもの」、網膜硝子体手術の中でも難症例の「増殖性硝子体網膜症手術」や「眼内内視鏡を用いるもの」や「網膜再建術」、緑内障手術の中でも難症例の「インプラント挿入術(プレートのあるもの)」にも対応しております。入院での手術患者数を上記に示していますが、外来通院手術でも同様の疾患に対応しており、入院・外来のどちらでも手術ができるシステムが構築されています。

耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 13 1.08 3.54 0.00 54.15
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術(切除) 13 1.77 4.08 0.00 58.08
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 12 1.58 4.08 0.00 53.00
K3772 口蓋扁桃手術(摘出 - - - - -
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の耳鼻いんこう科は、診断群分類別 患者数では1位は耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術)、2位が甲状腺悪性腫瘍手術(切除)、3位が内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術)、4位が口蓋扁桃手術(摘出)、5位が内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)となっております。

乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 41 1.32 6.39 4.88 65.12
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 20 1.00 3.15 0.00 58.40
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 13 1.85 7.15 0.00 66.54
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。
当院の乳腺外科は、1位から5位までが乳腺悪性腫瘍に対する手術で1位、2位は腋窩部郭清を伴わない乳房切除術、3位は胸筋切除を併施しない乳房切除術、4位は乳腺腫瘍摘出術となっております。5位は腋窩部郭清を伴う乳房部分切除術となっております。
乳がんの手術(乳房温存手術、乳房切除術、センチネルリンパ節生検、腋窩郭清術)は個々の病期に合わせて行っており、センチネルリンパ節生検は色素法とICG蛍光法とを併用して行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症 の発生率)

(表)
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
130100 播種性血管内凝固症候群 異なる - -
180010 敗血症 同一 21 0.26
180010 敗血症 異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 -
180035 その他の真菌感染症 異なる -
180040 手術・処置等の合併症 同一 45 0.55
180040 手術・処置等の合併症 異なる - -

年間手術件数が10件未満の場合は、-で表示しています。
合併症につきましては、敗血症では平均年齢が75.9歳と高齢の方が多く、がん患者さんが多いことや脳卒中や糖尿病、また手術の実施などの要因があります。
手術・処置等の合併症の症例としては人工関節の再置換術等の整形外科手術や術後の食道狭窄拡張術(拡張用バルーンによるもの)などがあります。
※DPC:180010敗血症
  180040手術・術後の合併症

更新履歴

2021年9月30

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