SDGs未来都市に関する詳細はこちら
2017年1月、滋賀県は全国に先駆け、SDGsを県政に取り込むことを宣言しました。
滋賀県は、琵琶湖を健全な姿で次世代に引き継ぐため、琵琶湖の環境にやさしい石けんを使う「石けん運動」を行うなど、官民挙げて環境保全に熱心に取り組んできた地域です。また、中世以降全国で活躍した近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の精神や、戦後日本の「障害福祉の父」と呼ばれる糸賀一雄氏の「この子らを世の光に」という思想を受け継ぎ、実践してきた土地でもあります。こうした、滋賀県に息づく、経済・社会・環境の調和につながる考え方は、SDGsの精神と合致するものです。
滋賀県は、県の政策にSDGsの視点を活用するとともに、経済界、大学等多様なステークホルダーとのパートナーシップを拡大しており、県内では、SDGsの達成に向けた様々な取組や新たな連携が次々と生まれています。
令和2年(2020年)4月8日「滋賀県庁SDGsアクション(Ver.1)」を策定しました。
令和2年(2020年)10月14日「環びわ湖・大学SDGsマップ2020」が作成されました。
目次
ジャパンSDGsアクション推進協議会は、日本におけるSDGsアクションの推進に向けて、官民のあらゆるステークホルダーの参画のもと、日本におけるSDGsのさらなる認知拡大と、国連が提唱するSDGs達成に向けた「行動の10年」に沿った具体的な行動に移す取組を、「ジャパンSDGsアクション」として一体感をもって推進することを目的に結成された組織です。滋賀県は、神奈川県、徳島県、沖縄県とともに、共同事務局として当協議会に参画しています。
ジャパンSDGsアクション推進協議会の詳細は、こちら(外部サイトへのリンク)をご覧ください。
ジャパンSDGsアクション推進協議会では、ポータルサイト「10年後の未来をつくるノート」を開設し、SDGs ACTIONを実践している実業家やインフルエンサーなどへのインタビュー、SDGs ACTIONの事例紹介の取組も行っています。
環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟する大学の学生が、県内のSDGs実践者を取材、記事作成、発信しています。
「びわ湖とツーリズム」をテーマに、ツーリズムプランの提案をとりまとめたブックレットが発行されましたので、お知らせします。
【環びわ湖大学・地域コンソーシアム】https://www.kanbiwa.jp/business/stu.html
SDGsへの理解を深めるとともに、その実現に向けたプロジェクトを創出するワークショップを開催しました。
全3回で構成する本ワークショップでは、参加者がチームとなり、持続可能な社会の実現に向けたプロジェクトを企画・検討いただきました。
1日目 2020年12月6日(日)
SDGsについてのインプットを行い、プロジェクトのベースとなる身近な地域課題を抽出していきます。「課題=解決していきたいテーマ」としてテーマごとにチームを結成しました。
初対面の参加者同士がチームとなりプロジェクトを創出していくワークショップでしたが、参加者は臆することなく2日目に向けたポジティブな議論を交わされていました。
2日目 2020年12月20日(日)
1日目に結成されたチームに分かれ、各チームの課題テーマに対してできることのアイデアを出し合い、プロジェクトの内容と実現に向けたステップを考えていただきました
各プロセスを経て具体的なプロジェクトが見えてきたことでチーム全体が盛り上がってきました。
3日目 2021年2月14日(日)
2日目以降、SNSやオンラインミーティングを活用しながらチームごとにプロジェクト内容をブラッシュアップし、濃密な2ヶ月半の集大成としてその成果発表を行っていただきました。
企業や自治体の皆様、学生の方々など、SDGsに関心を持たれいている多くの方々にも聴講者(オンライン)として参加いただき、各チームの発表に対する投票審査にも協力いただきました。
発表会終了後には交流の場(SDGs交流会)を設け、ワークショップ参加者と聴講者との間で情報交換の場として活用いただきました。
今年度、環びわ湖大学・地域コンソーシアムに加盟する大学の学生が、県内のSDGs実践者を取材、記事作成、発信しています。
11の事例についてブックレットにまとめられましたので、お知らせします。
【環びわ湖大学・地域コンソーシアム】 https://www.kanbiwa.jp/sdgs/#report
環びわ湖大学・地域コンソーシアム(県内14大学が加盟)では、県内の大学生が一体的にSDGsの普及啓発に取り組み、滋賀の魅力を発見・発信する活動を行っています。
このたび、各大学のSDGsイベントや取組を紹介する「環びわ湖・大学SDGsマップ2020」が作成されました。
【環びわ湖大学・地域コンソーシアム】
https://www.kanbiwa.jp/news/2020/10/1593918.html
滋賀県は2019年3月にSDGs(持続可能な開発目標)の特徴を生かした「滋賀県基本構想」を策定し、「変わる滋賀 続く幸せ(Evolving SHIGA)」を基本理念に、経済、社会、環境の三側面の調和の取れた持続可能な滋賀を目指し、政策等の立案、見直し、磨き上げを実施しているところです。
また、同年7月には、自治体によるSDGsの達成に向けた優れた取組を提案する都市として、内閣府の「SDGs未来都市」に選定されました。
今後、SDGsの達成に向けた取組を率先して進めていくため、別添のとおり「滋賀県庁SDGsアクション(Ver.1)」を策定しました。
本アクションにおいては、「知る」「実践する」「広める」「つながる」の4つの取組方法により、持続可能な滋賀を実現するとともに、SDGsの達成に貢献することとしています。
龍谷大学において、龍谷大学瀬田学舎開学30周年記念事業として、「仏教SDGs‐近江商人の『三方よし』に学ぶ‐」と題し、入澤学長と三日月知事の対談会が開催されました。
詳細はこちらをご覧ください。
2019年5月27日から2020年5月末まで、阪急電鉄と阪神電気鉄道にてSDGsの啓発メッセージを発信する「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」が運行されており、阪急電車の車内において滋賀県の取組を紹介するポスターも掲出されています。運行初日の5月27日にはお披露目式が執り行われました。
「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/yume-machi/sdgstrain/top.html
2019年(平成31年)2月23日(土曜日)、SDGsの取組度合いを測る国家ランキング「SDG Index and Dashboards Report」において上位にランキングされるとともに、市民参加型の開かれた民主主義国家としても広く知られ、その社会モデルが世界的に注目を浴びているデンマークから駐日大使、およびコペンハーゲンを本拠地とするシンクタンクおよびコンサルティング会社「Sustainia(サステイニア)」のCEOらを招き、デンマークの地方行政における「SDGsイノベーション」の実践事例を学び、今後、SDGsを活用した行政の政策立案、ビジネスの革新、県民の暮らしの発展的な変革を実現するための具体的なヒントを得るため、<滋賀×SDGsシンポジウム>「北欧・幸福の社会モデル」に学ぶを開催しました。
2019年(令和元年)11月、「しらしがメール」をご利用されている方の一部を対象に、SDGsの認知度、滋賀県のSDGsに関する取組の認知度等、SDGsに関するアンケートを実施したところ、329名の方からご回答をいただきました。その結果につきましてお知らせします。
【主な設問と回答状況】
・「SDGs」という言葉をご存知ですか:「良く知っている」24.0%、「少し知っている」37.7%、「聞いたことがある」21.3%、「知らない」17.0%
(以下は、「SDGs」という言葉を「良く知っている」「少し知っている」「聞いたことがある」と回答された方への設問)
・「SDGs」を意識して、ご自身で何らかの取組をされていますか:「取り組んでいる」42.1%、「取り組みたいことはあるが、できていない」10.6%、「取り組みたいが、何に取り組めば良いか分からない」45.4%、「取り組みたくない」1.8%
その他の設問など、詳細はアンケート結果をご覧ください。
滋賀県内外の学生等が、SDGsの達成に関連する活動を持ち寄り対話し、交流を深め新たな試みにつなげるための学生の集いとして、「キャンパスSDGsびわ湖大会」を滋賀県立大学で開催しています。
以下のとおり開催されました。
・日時 第1回:令和元年(2019年)3月16日/第2回:令和元年(2019年)11月16日
・会場 滋賀県立大学
・定員 600名。入場無料
プログラムなどの詳細は以下のチラシを御覧ください。
滋賀県立大学(滋賀県彦根市)は、2018年(平成30年)6月16日に開催した学園祭「湖風夏祭(うみかぜなつまつり)」で、「SDGs宣言」を実施しました。
持続可能な社会づくりに向けた新たな実践の創出や実践者のパートナーシップの拡大をめざし、SDGsの啓発および交流を行う取組として、「滋賀×SDGs交流会」を開催しています。今後も開催しますので、ご参加をお待ちしています。
2018年10月14日(日曜日)から10月16日(火曜日)にかけて、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて、学生主催によるSDGs体験型イベントSustainable Weekが開催されました。
10月14日(日曜日)には、開会式特別企画として、パネルディスカッション「SDGs in 滋賀 ~知事・副総長と考える私たちのミライ~」が開催されました。
2019年は12月14日(土曜日)から12月20日(金曜日)にかけて同キャンパスにおいて開催されます。
詳しくは、立命館大学Sustainable Week 公式HP(外部サイトへリンク)を御覧ください。
2019年G20大阪サミット開催にあわせて6月27日夕刻に開催された「大阪・関西歓迎レセプション」(2019年G20大阪サミット関西推進協力協議会主催)の会場への入場経路において、滋賀県の取組が関西SDGsプラットフォームの他団体等とともに紹介されました。
2018年(平成30年) 7月16日(月曜日)から18日(水曜日)まで、米国ニューヨークの国連本部において、国連持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム(HLPF)閣僚級会合(岡本外務大臣政務官が出席)が開催されました。
これに伴い7月16日(月曜日)に開催された日本政府主催レセプションにおいて、SDGsへの貢献を含む「2025年大阪・関西万博」の魅力発信として、会場で、滋賀県のSDGsに係る取組を紹介するパネル(英語)が展示されました。
また、このハイレベル政治フォーラムでは、IGES(公益財団法人 地球環境戦略研究機関)と慶応SFC×SDGラボ、学生を中心にSDGsを推進している団体であるSDGs-SWYによる、日本国内の自治体SDGsマップが発表され、滋賀県についても紹介していただきました。
SDGsの普及および実践にかかる取組として、2018年(平成30年)4月21日(土曜日)、食を題材とする教育(エディブル・スクールヤード活動)や、スローフード運動に取り組むアリス・ウォータース氏をお招きし、「アリス・ウォータースさんに学ぶ 食・農・暮らしの持続可能な未来」シンポジウムを開催しました。
基調講演では、アリス・ウォータース氏が「私の夢」と題し、「世の中の主流となったファストフード文化にある弊害をスローフード文化で変えていく必要がある。私達は健康や地球環境のために、食べ物の食べ方、買い方などに対する価値観を見直すべきであり、そのために子ども達に食を使った教育を行うことがもっとも重要だ。すでに滋賀ではその取組が始まっており、日本中、世界中のお手本になって欲しい。私はそのために万全なサポートをしたい」と話されました。
県内の3つの小学校から食を題材とした学習についての報告がありました。
「食で変える滋賀の未来」と題したパネルディスカッションでは、「食や農を通じて、社会を変革する/持続可能な未来をつくる」「教育現場である学校が秘めている可能性」「滋賀をフィールドに、エディブル・スクールヤードを広める」をテーマに議論していただきました。会場の参加者からも質問をいただき、生活に身近なテーマに対する関心の高さがうかがえました。
(参考資料:大津市立上田上小学校、近江八幡市立島小学校、草津市立渋川小学校)
持続可能な滋賀に向け、いかに取り組んでいくべきか。SDGsをテーマに取材を続けておられるキャスターの国谷裕子さんと話し合った内容が新春対談で掲載されました。
2017年(平成29年)12月9日(土曜日)と10日(日曜日)の2日間、大津市内で「キャンパスSDGs滋賀ワークショップ・シンポジウム」を開催しました。ワークショップでは、県内の大学生を中心とした31名の方々がSDGsの理解を深めるとともに、6つのグループに分かれて、滋賀での持続可能な社会の実現に向けたプランを企画してくださいました。
10日のシンポジウムでは、プランの発表が行われ、経済界、行政、教育の関係者等、100名もの参加者が熱心に聞き入っていました。また、慶應義塾大学の蟹江憲史教授が「xSDG:SDGsで変革する」と題した基調講演を行い、SDGsの理解を深めました。
(一社)日本経済団体連合会が発行する月刊「経団連」2017年12月号に、三日月知事が持続可能な滋賀づくりに向けて」を寄稿しました。
月刊「経団連」2017年12月号の座談会では、滋賀県の取組が紹介されています。
内閣府政府広報室の海外広報Web誌“Highlighting Japan” 2017年9月号のSDGs特集で、三日月知事のインタビューが掲載されました。インタビュー記事全文は、下記のリンク先にある政府オンラインサイト“Highlighting Japan”よりご覧いただけます。
2017年(平成29年)6月1日(木曜日)ピアザ淡海にて、経済界や各種団体、県民の皆さんとともに、SDGsに対する理解を深め、県を挙げた取組に向けた機運を醸成することを目的に、サステナブル滋賀とSDGsについて考えるシンポジウムを開催しました。
シンポジウムでは、ニューヨーク国連本部よりトーマス・ガスさんをお招きし、基調講演を行っていただくとともに、SDGsの取組について、外務省の相星孝一さん、国連大学の竹本和彦さんに御講演いただきました。
また、パネルディスカッションでは、モデレーターに、昨年3月までNHKのクローズアップ現代のキャスターを23年間担当された国谷裕子さん、国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎さんをお迎えし、「社会と経済」、「人と暮らし」の観点から議論いただきました。
閉会の際には、宣言文「未来との約束(Pledge for our future)」が読み上げられました。
このシンポジウムを通じて、経済活動や暮らしの中で、様々な立場の皆さんがそれぞれの 立場でSDGsに取り組むことの意義が確認され、県民の皆さんの関心の高さを感じることができました。