「本のまちづくり推進プロジェクト」が始動!
5月28日、県庁にて「本のまちづくり推進プロジェクト」のキックオフ・セレモニーが開催されました。
このプロジェクトは、滋賀県書店商業組合を中心に、書店を文化発信の拠点と位置づけ、地域で本に触れる機会を広げていこうという取組です。県内の書店関係者や中小企業団体関係者、作家・今村翔吾さんも参加し、書店振興に向けた意見交換が行われました。
参加者からは、書店を取り巻く厳しい現状が語られました。組合員数がこの20年で半減し、スマートフォンの普及などにより店頭離れが進む中、「このままでは地域の書店がなくなってしまう」との危機感が共有されました。一方で、「本を通じたつながりを取り戻すチャンスにしたい」と、前向きな声もありました。
今後の主な取組についても紹介されました。夏には絵本イベント「絵本ワールドinしが2025」、秋には講演やシンポジウム、また、毎週木曜日に本と出会える機会を提供する「木曜日は本曜日」など、様々な企画が用意されているとのことです。
詳細な懇談の様子は近日中に公開予定です。