みおしずく栽培農家の松宮いちご園と一般社団法人藤堂高虎公顕彰会の皆様の元へ知事が訪れ、現場の様子を拝見しながら、意見交換をさせていただきました。
甲良町にある松宮いちご園を訪問し、新品種「みおしずく」の栽培現場を見学させていただきました。
松宮いちご園は、笑顔あふれる親子農家が力を合わせて運営しておられ、息子さんは、跡継ぎを志して脱サラし、今年の4月には滋賀県立農業大学校に入学されました。
訪問の際には、新品種である「みおしずく」を試食させていただきました。知事もその美味しさに感動し、「とてもおいしい。酸味もあって甘みもあって非常においしい。」と絶賛していました。また、現地での対話の中で、多くの興味深い話を伺うことができました。
松宮いちご園は現在、甲良町で6件あるいちご農家の一つとして活動されています。
当初はご夫婦お二人で1棟から始めたのですが、現在では3棟まで規模を拡大されています。
日々朝の5時半から収穫作業を行い、午前中には出荷作業をこなし、午後からはハウスの手入れをされています。
訪問を通じて、農業現場の日頃の様子をお伺いしました。
「毎日農業をやっていると、本当に幸せです。」という言葉が印象的でした。知事も「お父さんとお母さんを見ているとわかりますよ!」と返し、終始和やかな雰囲気で訪問を行いました。
続いて、日頃からふるさと館「和の家」の運営の他に、在士八幡神社の藤の管理や高虎グッズの考案などをされている、一般社団法人藤堂高虎公顕彰会の皆様と共に藤堂高虎ゆかりの地を巡る現場訪問を行いました。
次回の大河ドラマ「豊臣兄弟!」にて築城の名人として知られる藤堂高虎役を務める佳久創さんの配役が決まり、歓迎ムードが一層高まっています。
まず、訪問は藤堂高虎の出生地にある「高虎公園」から始まりました。
高虎公園には、藤堂高虎の騎馬像が設置されています。その他にも「残念石」が置かれています。
この石は、大阪城再建に使う予定で京の大野山から切り出されたものの、使われずに木津川に取り残されていたものを、高虎の出生地である甲良町に運んできたもので長さは約3メートル、重さは11トンにも及び、藤堂藩を示す記号やくさびの跡が今も鮮明に残っています。
知事も「立派な公園ですね」と感嘆しながら、地元顕彰会の方々と高虎公園の歴史的背景や公園の管理について語り合いました。
公園内ではヨシが生えることがあり、その管理や清掃活動や地元企業のボランティアにより行われているとのことです。知事も「地元の方にとって大切な場所なんですね」と、地元の方々の維持活動に敬意を表していました。
次に、八幡神社に向かいました。
その道中では、祭りの中で公園を会場として行われる村芝居についての紹介がありました。村芝居では「高虎にちなんだ餅屋の恩返し」をテーマに実施されるとのことで、知事も、村芝居が地元の方々によって行われることに感心していました。
その後、八幡神社を訪問しました。神社では毎年「藤祭り」が行われるほか、藤堂家と神社の関係についても説明を受けました。
また、神社の宮守は町の人が交代で守っているとのことで、知事は「大変だろうけれど、素晴らしいですね」と感心していました。