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第71回 「こんにちは!三日月です」

  • 対話相手滋賀県内の高校生の皆さん

新型コロナウイルスの影響から、県立学校を中心とした5月31日までの休校により、自宅待機や部活動停止等、本来と異なる生活を余儀なくされていた高校生の皆さん。

 この度、県内各地域から9名(うち、私立学校1名)の方にご参加いただき、日常生活(家庭環境)の変化、社会的距離を保つことによるストレス、現在・今後の不安や展望等について知事と意見交換いただきました。

知事から

今回の対話にあたって

 休校措置に伴い、自宅待機、部活動の停止と、皆さんに様々なことをお願いし、それに伴い不安や不自由をおかけしてきたことを本当に心苦しく、申し訳なく思う。

 いよいよ学校も本格的に再開になるが、休校中の授業内容等を取り戻すための支援については最大限バックアップしていく。また、部活動等に関する大会が中止になり、修学旅行や校外学習といった変更を余儀なくされてしまっている学校行事についても、どうしたらいいか一緒に考えたいと思っている。授業の遅れを取り戻していくなかでの入試や、履修内容との兼ね合いをどうしたらいいのかといったことについても、率直なご意見を聞かせていただきたい。

 僕は高校3年間が、いまの人生を決めたと思っている。机の上、教室の中の勉強だけではなく、友人関係や部活動、先生とのお付き合いやご指導等、高校3年間がなかったら、僕のこれまでの49年間の人生はなかったと言ってもよいくらい大事だと思っている。ぜひ、今日のこの時間を大切にしながら、皆さんと一緒にこれからのことを考えていきたいなと思っています。

 最後に一つ。コロナとどう付き合うのか、今後どういう社会にしていくのかということを考え始めているが、例えば、こういうウェブ(Zoom)で会議をやることもそうであるが、様々な改革・変革をこれから行っていくことになる。当然、僕も考えるが、これらの影響を多く受けるのは、皆さんのような若い世代の方たちである。

 皆で考えていかないといけないし、とりわけ僕よりも若い世代の人たちとの対話を、これからも重視していきたいと思うので、ぜひ、将来のことについても、意見をいただけたらうれしく思う。どうぞよろしくお願いします。

参加者の皆さんから

参加者の皆さんの自己紹介

Aさん:県立高校の3年生で生徒会長をしている。今は、とりあえず学校が再開になってよかったという思いである。

Bさん:県立高校3年生である。私はこれまで青少年広報レンジャーや県政モニターも経験させていただいており、知事や広報課の方々とは、すごく関わりが深いと思う。そういった経験も生かして、お話をさせていただきたいと考えている。

Cさん:県立高校3年生で、ソフトテニス部でキャプテンをやっている。よろしくお願いします。

Dさん:県立高校2年生で、今年から生徒会長を務めている。コロナの影響で色々な行事がなくなり、皆から不安な声等をよく耳にするので、生徒会長として、何か学校のために活動できたらいいなと思っている。今日は、ばんばん意見を述べていきたいと思っている。

Eさん:県立の工業高校機械科の3年生である。生徒会長を務めていることもあり、今回は、我が校のことを少しでも知事や皆さんに知っていただきたく思い、また他校の現在の状況等の話を聞かせていただければと思っている。

Fさん:県内の私立高校3年生で硬式野球部キャプテンをしている。自分たちが出場するはずだった大会がどうなるのか、今後の進路をどういうかたちで決めていくのかということに不安を抱きながら生活をしている。

Gさん:県立高校3年生で硬式野球部のキャプテンをしている。知事と2度ほどお会いしたことがあり、今日も色々とお話をしたい。

Hさん:県立の商業高校3年生で陸上競技部に所属し、やり投げをしている。家族と相談し、インターハイ出場を目標に頑張ってきた。休校期間中は買ってもらったウェイトリフティング器具を使ってなんとかトレーニングしてきた。目標も何もかも失ってしまったこういう状況で知事とお話ししたいと思い、今日の意見交換会に参加させていただいた。

 

部活動関連の大会等の中止について

Hさん

○保護者や友達や先生方に、やり投げでビッグスロー(大きな投げ)をして、感動、勇気を与えたいと思い、それを目標に頑張ってきたが、4月26日にインターハイの中止が発表され、言い表すことができない、池底に落とされたようなつらい思いをしている。

○自宅でウェイトトレーニングをやっているが、さすがに一人でやるにもすぐ限界が来てしまう。今後も試合が行えず、もうお先真っ暗で、目標も何もかも失ってしまった。

○陸上競技については、県の選手権が8月1日、2日に延期されたが、夏で進路も一番忙しい時期なので、十分に練習に参加しないままに試合をしてしまうと体力不足により、絶対に熱中症や怪我の人が続出するので、少なくとも一か月間前から練習をする機会をいただきたいのと、進学や就職等、3年生に支障がないように、できるだけ早めに県独自の代替大会の発表を行っていただくようお願いしたい。

○難しいことをお願いしているとは思うが、昨日も両親と話をした。代替大会が開かれるなら、無観客ではなく、最後になるかもしれない試合の観戦者として、感染対策はもちろん実施のうえ、見に来てもらえるような工夫をしていただきたいと思う。

Cさん

○去年のインターハイ予選で、私は3年生とダブルスを組んで負けてしまい、今年こそはインターハイに出場し、その先輩の分まで勝ちたいとずっと思ってきた。昨年の秋の大会で、上位に入り、ちょっと手応えがあったなかでの中止決定に言葉を失った。自分はシングルスが得意だが、その大会もなくなってしまった。

 

Fさん

○休校、部活動停止となってからも、ずっとZoomでミーティングをしたりして、関わってくれた人たちに感謝を伝えるという意味でも絶対甲子園に行こうという話をしてきた。5月20日に県大会の中止が決定し、その機会がなくなったというのは、正直残念である。自分は、滋賀県の選抜チームで海外にも行かせてもらったが、その関係で知り合った他校の仲間たちも代替大会が本当に実施されるのかという不安のなか毎日練習を行っている。

 

Gさん

○小学生くらいの小さい頃から同じスポーツを続けているという人も多い。高3の夏の大会でやめてしまう人も多いので、そういう人たちが納得できるような何らかの形で終わらせてほしいという気持ちはある。また、出来れば家族や恩師等、これまで応援してくれた人にもみてもらいたい。

 

Cさん

○もし、代替大会が開催されるのであれば、例えば県大会で終わるんじゃなくて近畿・全国と繋がる大会にしてもらえたらモチベーションも上がり、うれしい。

 

三日月知事

●皆に何と言えるのか、ちょっと今は本当に言葉が出てこない。皆さんや周りの仲間たち、競い合ってきた人たち、活動を支えてくださったご家族や指導者の方々がこの高校3年生の大会、これをすごく大事に思ってくださっていたと思う。それが中止になったということを受け、自分ならどんな気持ちになるのだろかと。先ほど言ってくれた人もいるみたいに、どう考えていいか分からなくなってしまったというのは正直なところだと思う。

●とはいえ、大会関係者も、大会をきっかけとする感染拡大、また、皆さんのような若い方だけでなく、高齢者の方やご家族への感染リスクも考え、悩んで悩んだ末に中止の決断をされたと思う。だから僕もみんなと一緒に、そういうつらい悩みを共有したいというのがまず一つ。

●二つ目は、代わりの大会をどうするのかということについて。僕もなんらかの形で代わりの大会をやってほしいし、実施が決定すれば最大限応援する。決まっていない部分もあるが、実施される場合には、皆の雄姿をご家族やお友達にも見ていただくことが可能になるように努力したい。

●ただ、先ほどもお話しがあったように、10月、11月と時期がずれ込んでくると、後の進路や就職活動と様々に影響するし、かといって早過ぎると、皆が十分に実力が発揮できない状態での大会となってしまう。高校総体がなくたったことは残念だけれども、おそらく今、県内において各競技の関係者の方たちが、開催時期はいつがいいのかということを一生懸命考えてくださっていると思うので、ぜひ、僕もちゃんとそれを聞きながら、皆さんにとって一番いい時期、一番いいやり方で開催できるように協力する。

学校生活への影響について

Dさん

○今日の会議に向けて、生徒会長として、学年ごとにどんな不安や悩みを抱いているかアンケートを出してもらったので学年ごとにちょっと簡単に紹介させていただきたい。

○1年生は、人間関係に困っているという印象。高校生活や勉強の仕方にも全然慣れておらず、友達もまだ少ない中で、毎日が緊張の連続の中で、行事もなく、クラスメイトと仲を深める機会がなくなってしまった。そのような状況で、毎日話し相手もおらず、学校来るのがつらい思いを抱いている生徒もいる。

○完全に休校になる前、昼休みに一年生の教室の雰囲気を見に行ったら、ソーシャルディスタンスを意識してか、皆前を向いて静かに昼食を食べていた。友達と話してコミュニケーションをとることもできないのは非常につらそうに見えた。

○次に、2年生について。一大イベントの行事の修学旅行が中止になり、今後の行事の見通しも不透明という状況について、非常につらいという声があった。

○3年生は、やはり受験に関する悩みが多く、本来、休校の時期に学ぶはずだった単元等、延期になった分の学習の遅れを取り戻し、共通テスト等に挑めるのかという不安が多かった。あとは既にお話しされていたが、3年生にとって最後となる部活動の大会がなくなったという点について、非常につらいという声が多く聞かれた。

 

Eさん

○本校では、1週間単位で、ウェブ授業が実施され、3年生は課題研究が行われている。就職がメインの本校では、授業や実習内容が薄くなったり、それに伴ってスキルが最後まで身に付かなかったりといった場合が考えられ、そういう点について少し心配している。

 

Aさん

○学校の一大イベントの文化祭の中止が既に決定し悲しむ声がとても多かった。体育祭もできるかわからない状況であり、授業との関係で8月の後半、それ以降になるかもしれないという話が出ているが、3年生は受験なので、開催自体はうれしいが、時期を考えると複雑だという声も聞く。

三日月知事

●学校行事のことについて、僕がいま高校生だったら、大事な学園祭はやらしてほしいと言うと思う。ただ、僕自身も高校時代に経験したが、時期や開催規模によっては誰もが納得いく学園祭にならない可能性がある。人によっては、もう次のステージに切り替えたいといった考えを持つ友達なんかもいると思うので、学園祭をやりたいという思いを、学校でできるだけ多くの友達の意見も聞きながら、生徒会等でまとめて、先生にぶつけて話し合って、一番いいやり方を考えてほしいと思う。

●修学旅行の中止については、もともとの海外や県外、4泊5日、3泊4日に代わるものを行き先の変更や規模の縮小により実現できるよう、全部の高校一律というわけにはいかないと思うがぜひ先生方と一緒に、考えたい。

●高校生だけでなく、中学生、小学生も、やはり一年生の皆はこれからの、友達づくりや勉強について不安を感じていると思う。だからそういう学年のフォローを一番手厚くしてあげないといけないなと思うし、なんとかして友達関係をしっかりと構築できるような機会を提供してあげたいと思う。

(関連内容についての質問)

Dさん

○先ほど知事は、体育祭が中止になっても、色々な人の多くの意見を取り入れて、何らかの別のかたちで開催を目指したらとおっしゃったが、特に3年生は受験を控えていて、体育祭を実施したい人と勉強に集中したい人で別れると思う。あと生徒だけじゃなく、保護者にもこんな時に体育祭をしている場合じゃないだろうと言う人もいるかもしれない。そのバランスの取り方が非常に難しいと思うので、アドバイスがあれば、何か教えていただけないか。

三日月知事

●実は僕も高校3年の夏、ちょうど僕のときから入試制度が変わり、センター試験が導入され、学園祭の時期が秋から夏に変わったことにより、高校の中で色々話し合った。今ちょうどその時のことを思い出していた。従来どおり、秋にやりたい、体育祭・文化祭も日程を縮めたくないっていうことで、ずいぶん議論し、先生とか多くの友達とかと話して、夏に開催し、その代わりにできるだけプログラムを減らさないということで妥協案とすることができた。

●みんな思いが違うと思うが、まずはクラスごとに話し合い、それを学年で持ち寄り、最後に学校全体で結論を出してみてはどうか。開催できずに後悔するよりも、やれる方向性、可能性を追求してみてほしい。生徒会長や先生や一部の声の大きい人たちだけの思いじゃなく、できるだけ多くの人の意見がそこに出されたというこのプロセスは大事だと思う。

進学・就職等への影響について

Bさん

○高校3年生としての意見であるが、やはりオープンキャンパス等が実施できない学校がすごく多く、進路を決めるにあたり、こちらからかなり積極的に情報等を集めていかないと進路先も決められず、今後の計画といったものを立てられないので不安である。

 

Hさん

○自分もこれまでは陸上での推薦入学を考えており、6月30日までに進学か就職か進路選択をしないといけない状況であるが、決定できていない。このコロナ禍での就職となると正直言って不安であり、進学せざるを得ない状況ではあるが、陸上ができない、推薦入学がどうなるかもわからないこの状況での決定は難しい。

三日月知事

●まず、スポーツ推薦について、それぞれの大学なり、その就職先の考え方にもよるとは思うが、そういった情報も、できるだけ早く高校生の皆さんや、進路相談に乗っていただく先生方にお届けできるよう努めたい。

●ただ正直なところ、私達もこのコロナと闘うのは初めてであるため、このような状態がいつまで続くのか、この後の入試や選抜試験をどうすればいいのかということについては、まさに今、皆さんのことを考えながら検討している段階である。

●僕からのアドバイスは、例えば、自分は今後どうしたらいいのか、どうなるのだろうっていうことを冷静に考えつつも、一方で、自分はどうしたいのか、どんな状況になっても「これだけは大事にしよう」っていう思いを大切に持っておいてほしいと思う。

●オープンキャンパスの機会の喪失等について、例えばウェブや資料といった、それを少しでも補い、皆さんに考えていただくための材料を収集してもらえるように応援したいと思う。

●もう一つ気になっているのは、工業・商業・農業関係の学校の皆さんのように、スキルや資格を取得し、就職とか今後の進路に役立てるといった専門的な勉強をしてくれている方々の実習・研究の機会がずいぶん少なくなってしまっていると思う。これらに関してもぜひ先生方と相談し、僕らも考えていかないといけない。場合によっては、このコロナの影響で実習を終えることができなかった、資格が取得できなかった人たちに対する何か優遇制度のようなものをしっかりと大学や企業と連携して作っていくというようなことも考えないといけないのではないかと思う。

●皆がこれまで一生懸命やってきたことは、絶対無駄にならないと思う。悩んだ末に決めた進路は、これから頑張る自分の力になると思うし、この数週間から数か月間はすごく大事な期間になる。

SNSによる知事メッセージ発信について

Bさん

○私自身よくツイッターやインスタグラムを利用しており、知事のアカウントを拝見させていただいたのだが、更新が止まっているようなので、私たちに向けてもっと知事の声を発信してほしい。

三日月知事

●ツイッター、インスタグラム(英語で実施)は最近更新が止まっており、フェイスブックは、いま友達が5000人とこれ以上増やせないという状況にあるので、今後、皆さんにもアクセスしてもらえるツールを考え、情報が届くように努力する。

学校運営について

Bさん

○一つの提案であるが、現在自分の高校でも、午前と午後とわかれて分散登校を行っており、この午前と午後の間の休み時間に、先生方が教室を消毒してくださったり、大変な作業をされている。そういった作業は教員でなくても、できるのではないかと思うので、例えば、現在コロナの影響で仕事がなくなってしまった方とか、そういった方に短期間でも雇用し、従事していただいてはどうか。

 

Eさん

○関連した提案になるが、本校では、机等の消毒作業を生徒でやっているので、出来ることは自分たちでしていくというのも一つの手だと思う。

三日月知事

●すごくいい考えだと思う。学校の中に、そういう部外の人を来てもらうことについて、管理の面で大丈夫かという意見もあるかもしれないが、先生じゃなくてもできることはあると思う。それらについて、仕事をしたくても、今はなかったり、休みなんだという人たちに担ってもらうというのは、いいアイデアだと思うので早速検討する。

●学校ごとにやっている取り組みなんかも、お互い共有し、学校によって事情が違うということもあるだろうけれど、できることは取り入れられるように、考えていこうと思う。それも含めて検討することにしよう。

身近に感じるコロナの影響について

○うちは自営業で宿泊業をしている。この4~5月は休業をせざるを得ない状況で、結構収入とかも減り、ゼロに近い状況である。正直なところ、もう少し支援をしていただきたいのが本音である。

三日月知事

●そういったご家族や、そのお仕事のこと等で不安を持っている方も多いと思う。特に、宿泊業の人たちは、この間、お客さまも来てもらえなかったし、「(滋賀に)来ないで」って僕も言っていたから、当然収入もないし、厳しい生活をおくってくださっているとは思う。色々ある支援策をしっかりと届けると同時に、これで足りるのか、もっと必要じゃないかという検討をしっかり行ってまいりたい。

9月入学について

Dさん

○(校内で独自に実施されたアンケート結果をもとに)休校によって、勉強の遅れが不安だという声がやはり全学年に共通してあった。その遅れを取り戻すために、夏休みや冬休みを短縮するという案もあると思うが、ニュース等で9月入学というワードをよく耳にする。

○アンケートの中に、9月入学について曖昧なままになっているから、国民や学生に分かりやすく説明してほしいという意見があり、これは私も個人的に気になっている。このコロナ禍において9月入学の話は、どのように進んでいるのか教えていただきたい。

三日月知事

●学習の遅れについて、それぞれの学校で、それぞれの科目ごとに対応してくださっている中で、学校が再開になると、どの程度の遅れなのかというのをきちんと見極め、把握しながら丁寧に進めてもらうことになると思う。遅れを取り戻そうとし過ぎて、無理が生じてもいけないと思うので、そこは教育委員会と一緒に丁寧に進めていこうと思う。

●9月入学については、3月~5月と休んでいるので、もういっそのことこの4月に入学した人は、9月に入学したことに、4月に2年生になった人は、9月に2年生になったことにして、この間の遅れを、もう一回リスタートし、仕切り直そうというもの。日本は4月だが、欧米諸国は9月入学だったりするので、それに合わせるという意味ではいいのでないかと僕も意見を言ったことがあるし、そういう観点で検討も文部科学省等でされていた。

●ただ、現時点での結論は、この9月に実施するには、ちょっともう時間的に間に合わず、無理に実施をしても、例えば就職や入試と乗り越えなくちゃいけない課題がいっぱいあり、社会が混乱するので、今年度からの実施は断念された状態である。

●ただ、この件についてはもう少し時間を取って、これから幅広く議論することになるテーマなので今日の参加者の皆さんが高校生の間に間に合う話ではないと思う。今は何より、皆がこれまでに言ってくれた授業の遅れや、学校行事ができないこと、部活動の大会ができないことへの対応に全精力を集中させようという体制になっている。

●授業の遅れに対する対応はしないといけないと思っている。皆が公平に入試をしてもらおうと思ったら、やはり範囲の再設定も必要だと思っている。そういうことを実施すべき、早めに高校生に伝えるべきだと、文部科学省等に意見を言っていこうと思う。

対話を振り返って

三日月知事

●このようなwebでの「こんにちは!三日月です」は僕も初めての経験で、皆が何を考えているのか、何を言われるのかなと思いながら臨んだが、切なる思いが非常に伝わった。

●おそらく自分のことだけじゃなく、周りの友達のこと、他の学年の人たちや、様々な人から聞いた声等も合わせて言ってくれているんだろうなというのを感じたし、ぜひ、今日聞いたことを、これからの県の対策だとか、知事としてのいろんな行動だとか、そういうことにつなげていこうと思う。

●僕も高校3年生の娘がいて、この3ヵ月毎日一緒にご飯を食べて、なんかお父さんと、こんなに毎日ご飯を食べるのは初めてと言われたのだけれど、今日もこうして色々な話ができ、みんなの顔を見たり話しを聞いたりしていると、僕も息子や娘と話をしているような気持ちになった。

●やはりみんなの学校生活は、みんなのものだし、僕らでは十分わからないこともある。それを分かり合うためには、やっぱりこういう対話をすることってすごく大事だと思うし、そのために持っているはずであるスマートメディア、ソーシャルネットワークも、できるだけ改善して僕も開くようにするので、ぜひアクセスしてみてほしい。

●今日を機会にまたみんなと繋がれたらうれしく思う。今日は本当にありがとうございました。