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第59回 「こんにちは!三日月です」

  • 対話相手「子育て応援カフェLOCO」の皆さん

「子育て応援カフェLOCO」の皆さん

今回は、「子育て応援カフェLOCO」の皆さんと対話を行いました。

“LOCO”はハワイの言葉で「地元」を意味します。「子育て中の家族が気軽に集い、ホッとできる居場所となりたい。」「ママのはじめの一歩を応援したい。」そんな想いで、子育て真っ最中の女性2人が立ち上げ、子育て世代が住み続けたくなる“あたたかいまち”を目指して、様々な取組を行っておられる子育て応援団体です。

「Enjoy the mommy life!」(思いっきり楽しんで子育てを)を合言葉に、“子育て応援”と“女性の働くとこれからを応援”を事業の柱として運営し、ランチをはじめ、イベント・セミナーの開催、親子の出会い・情報交換の場の提供等、様々な取組を通じて子育て中のママ・家族を応援されています。

 今回は、子育て応援カフェLOCOのスタッフ、お客さんと三日月知事が、日々の活動を通じて感じておられることや、女性が安心して出産・子育てを行い、社会で活躍するための課題等について語り合いました。

知事から

今回の対話にあたって

●皆さんがつくられた、ママの思いを実現し、ママを応援する取組を学ばせていただきたいと思い、お時間をいただいた。

●私は息子が21歳、19歳、娘が17歳なので、小さい子どものころは、もうだいぶ前の話になるが、妻と二人で子育てをしながら、当時のビデオなどを見て、この時代を懐かしがっている。あっという間だが、あの時は大変だったという思いも今持っている。息子や娘達に、私達の考え方や生き方を、それとなく示しながら、ロールモデルになれたら良いと思って、過ごしている。

●もっともっとママが輝けるように、ママが自分らしくあれるように、ママが楽しめるように、滋賀県の取組を充実させていきたいと思う。

「子育て応援カフェLOCO」の皆さんから

「子育て応援カフェLOCO」の活動について

●子育て応援カフェLOCO(以下、LOCO)は、「子育て応援」と「働く応援」を二つの柱にしており、子育てのバリアフリー施設認定店に認定された。授乳室やおむつ替えのスペース、親子トイレがあり、子ども用の小さいトイレもある。トイレトレーニング中の子は外出しにくいが、LOCOだと子ども用トイレがあるので外出できるし、ご飯が食べられるとお客さんから言っていただいている。全て私達ママ目線で、施設などを設置したお店である。普段は、カフェをしていて、11時半からランチをしている。ランチ前の10時から11時半までの間は、お母さんや子ども向けのダンス教室など色々な教室をしたり、働くにはどんなことが必要か、起業するにはどうするかというような色々な学びも取り入れたりしている。あとは、県マザーズジョブステーションの出張所にも来てもらっている。仕切りを置いて、個別の相談をしたり、月に1回セミナーをしたりしている。1520人ぐらいの方が子ども連れで学んでいる。

●この場所にこだわりがあって、みんなが集まって、ほっこりできるようなおうちを、ママ目線でつくった。ママも子どもも安心して、そこからこぼれてきた不安や、そういう問題があったねということを吸収できるように、より良い場所をつくりたかった。また、キッチンがあることで、食育もできるし、食べることからコミュニケーションが取れるので、ママに身近に感じてもらえる場所がつくりたかった。オープンしてから丸4年経ち、5年目に入った。

●スタッフとして、LOCOで働いているが、中学生になる上の子が生まれた時は、こういう場は本当になくて、施設へ遊びに行っても、お昼は外で食べなければいけないので、なかなか1日を通していられる場所がなかった。お母さん同士のコミュニケーションが取れるところは少なかったように思う。自分が育児を終えて、何か仕事がしたいと思った時に、こうやって小さい子を目の前にして、何かお手伝いができたらと思い、LOCOにお世話になっている。

●彦根や高島、敦賀、岐阜、関ヶ原などからも来てくれる。1時間半圏内だと、「帰りは車で寝かせて帰れる。」と言って来てくれる。

●LOCOに来てくださっているお母さん達と、企業や行政の間に、私達LOCOという存在が入って、それぞれお母さん達が必要なことをリサーチして、行政や企業に伝えることを一番大切にしている。「こういう仕組みはできますか。」「一緒にやりませんか。」というようなことをさせてもらって、両方の思いを、それぞれ正確に伝えるということを意識をしながらやっている。

●就労と起業の支援をしているが、私達の一番のキーワードは、「自分らしく暮らす」。本当に色々な生き方があると思うので、働いても、そのタイミングで働かなくても、正解はないと思っている。その人が自分らしく暮らせて、今が最高に幸せと思ってくれたら、それで良いと思う。長浜市と話していても、滋賀県と話していても、それで良いという感じをみんなが出してくれるので、合っているというか、寄り添ってできていると思う。

●元気な人たちがメインで来てくれているが、LOCOに来られない人もたくさんいる。土日は休んでいるが、常設でずっと開いていると、何日かに1回、しんどいお母さんも、一人で入ってきてくれたりするようになる。単発ではなく、ずっと継続してLOCOというものがあって、どんなことができるかを常に発信し続けると、家でしんどい人が偶然見て、ああこれなら行けるかもと思うかもしれないと考えている。色々なバージョンの学びやイベントなどをして、常に安心な場所が一個開いていますよというのを、私達は出すことしかできないので、それをしていきたい。それぞれにしんどい時はあると思うので、それを乗り越えられるように、私達なりにできることをしているが、難しい問題ではある。

●LOCOには、子育てを楽しむため、子育てがしんどいという理由でここに来てくれる人が半分、働きたい、自分で何かしたいと思って来る人が半分である。

●SOSを発しながら来る人もいる。その人に合わせて、お節介なことをだんだんとやっていく。サークルに来るのか、学びに来るのかは、その人に決めてもらうが、そこからどんどん入り浸ってくれるようになって、気付いたらもう元気という人が多い。来る人はしゃべりたいし、聞いてほしい。

●元気そうに見えて、(悩みを)抱えている人はやっぱり多いと思う。LOCOに来ていても、内々に秘めたものはあると感じる。何回か来ると、「実は・・・」と話してくれたり、お友達になった人同士で、しんみりと話していることもあり、これで良いと思っている。

 

お客さんから見たLOCOの存在について

上の子が幼稚園に入ったのをきっかけに働きたいと思ったが、近くに預けるところがなく、両方の親も遠いので、フリーで働くという道を選んだ。しかし、フリーで働く時に、どんな人とつながったらいいのかなど、出てくる悩みを相談するところが全くなかった。LOCOが現在の場所に移転された時に、初めて利用させていただいた。仕事の相談もでき、子育てのことも相談できて、すごく心強く、的確なアドバイスをいただいた。ここにはフリーで働く人達が集まってくるので、フリー同士もつながれて、その輪がすごくありがたくて、お互いを高め合っている。LOCOスタッフにもすごく助けてもらっている。

●LOCOのような場所がない地域もある。そういう地域の方と話すと、LOCOという場所があるのは、すごく心強いことだと思うので、ありがたい。

今は育休中で、9月から仕事復帰する予定。仕事の関係で滋賀県に来て、初めての子育てをしているが、親戚も親元も遠く、ママ友が一人もいないという時に、LOCOを知って、入り浸るようになった。ここでつくったママ友が、いまの財産になっている。保育園一つ探すのでも、情報が全然なかった。知り合いがいたら、ここはこういう保育園だよとか、ここはこういう独特の教育をしているということを教えてもらえる。そういう情報は、ママ友からの生の情報が一番ありがたい。今でも同級生のママ友とはずっとつながって、ここで知り合った友達と、ずっと仲良くしている状態。

上の子が幼稚園を過ぎてからLOCOができたので、上の子の時は御縁がなかったが、良いな、楽しそうだなという知識は持っていた。7歳あいて2人目を授かって産んだ時には、周りの人は小さい子どもの子育てが終わっていた。上の子の時も行っていた支援センターには、新米ママが多く、少し孤立を感じた。7年の間に、自由に仕事もしていたが、パートに変わって、自分の時間を持てていたので、もうじっとしていられないと思った時に、長浜市パートナーシップ推進協議会からLOCOが委託を受けて実施する「女性の起業スタートアップセミナープレ基礎class」を見つけて昨年度受講した。長浜市がバックアップしており、無料で受けられるし、赤ちゃんやお子さんも同伴可能で、赤ちゃんを連れながら学べる。それが私の中で、ものすごくしっくりきた。起業、就労を問わず参加できるので、まず自分見つめをすることができた。上の子と年の差があるので、1人目とは違う余裕もでき、改めて私自身のことを思った時に、本当にどんぴしゃだった。ご飯を食べに来るのとはまた違った部分で、LOCOさんと関わらせていただいた1年間だった。私自身、スキルアップもできた。まず妻で始まり、そして母となり、1人目を産んだ時の母の立場と、2人目を産んだ時の母の気持ちが違うということも分かっていなかった。そうなった時に、次に初めて感じたのが自分だった。LOCOで改めて知らなかった自分を知り、知っていた自分も改めて見つめられた。LOCOは面白いところだった。

上の子を産んだ時に、支援センターに行っていて、同級生の子どもがいる親同士としてLOCOの代表と出会った。その時はそこまで仲良くはならなかったが、2人目の子が生まれた夏に、LOCOが始まった。2人目で仕事復帰して、仕事絡みで臓器移植の募金をしてほしいと頼まれた時に、LOCOを一番に思いつき、募金箱の設置依頼に行った。その時に、チラシを見せるか、見せないかの時点で、「置いておいて」と言ってくださった。LOCOではお母さんたちの手づくり商品を売っているが、そのハンドメイドの作家さんも、売上金から募金に協力してくれた。チラシを見た瞬間に、「置いていいよ。どこに置く?」と言ってくださったのが、すごく心に響いて、付いていこうと思った。

●約半年の育休中で、育児を楽しませてもらっている時期。上には4歳のお兄ちゃんがいて、ちょうどLOCOが、旧店でオープンされた3日後に、お兄ちゃんが生まれた。産後の体が戻った頃からお世話になって、LOCOとともに育児を楽しませてもらっている。お兄ちゃんも一緒に来て、家のように遊び出すし、わが家の出張所みたいになっており、本当に自由にさせてもらっている。産後うつなどをよく聞くが、LOCOのおかげで、全くなかった。実家は遠いが、親に頼るほどのことでもないことや、もやもやしていることを、ここで解消させてもらえる。ママ同士のつながりもここに来るたびに深まる。これを楽しみに育児をしていて、4年経った今、つらいことがあまりない。ママ同士の情報交換の場として、使わせてもらうこともできるし、子どもを自由に遊ばすということでも使わせてもらえる。ハンドメイドの教室にもよく来させていただいていて、自分の趣味を広げたり、それを活かして、子どものニット帽や手袋を編んだりして、家で少し空いた時間を、うまく埋めることができるアイデアをいただいた。LOCOの出張所が他の地域にもできたら良いのにと思っている。本当に長浜に嫁いできて良かったと思っている。

私は生まれも育ちも大阪だが、バスケットボールチームの滋賀レイクスターズが好きで、大阪にいる時から滋賀に通っていた。結婚を機に滋賀に来て、ダンスのインストラクターになりたいという夢を、LOCOで話したら、「うちでやったら良い」と言って、夢を叶えてくださった。産後悩んでいた時期に、滋賀レイクスターズの友達が、LOCOを勧めてくれた。ママってキラキラして良いんだという、メッセージを発信しているLOCOホームページをずっと見ていたが、行く勇気がなかった。娘が4カ月の時に、勇気を出して行ったら、すごく歓迎してくださった。そこからは子育てが楽しいものだということが分かった。今は、LOCOにも、お客さんとしてだけでなく、講師としても本当にお世話になっている。大阪から離れる時に、不安もいっぱいあったが、滋賀県に来て一番良かったと思えるのは、LOCOに出会えたことである。

●LOCOはLOCOに出入りするママのことをすごく信じてくれる。私と子どもという、このセットで、無条件に信頼してくれる人がいるというのはすごく力になると感じている。

●LOCOは、ただ子どもを一生懸命育てているだけで、「あなたはすごいわね」、「頑張っているじゃない」と、いつも受け入れてくれる。この空間自体からも、受け入れられていることを感じるが、代表と副代表の2人がそういった空気を醸し出していることが、LOCOが続いていくことと、他のママが励まされている理由の一つであると感じている。だから来やすい。他の人にも、とりあえず行ってみたらと言えるのがLOCOの良いところだと思う。

●LOCOはなくならないでほしい。存続のためもあって、代表と副代表の二人はちゃんと色々なことを考えて、関わりのパイプをつくったり、代表は外部との折衝、副代表はLOCOを守る人というように役割も分けたりしている。

●相談は、いわば無料である。ご飯を食べたらご飯代は払うが、それを超えて、代表、副代表のお二人が色々なところでサポートされているということを知った。それがもしお二人にとって、費用面や色々な面で負担になったら、続けていけないので、それは求めることではないと全員一致で思っている。二人が元気でやっていただけるのが一番。LOCOに通ってきた人は、通過点にさせていただいているようなもの。LOCOで元気になれたことはすごいことだと改めて思う。

育休復帰と保育園について

●1人目の子どもが、11月生まれであった。翌年度の保育園の申込は10月で、11月生まれの子が翌年の10月に入るには、おなかにいる10月に申し込まないといけない。子どもがいない1人目の妊娠中はママ友がいないので、10月の保育園の申込を、妊娠中のお母さんたちにも教えていってあげてほしい。私はたまたま、産休に入った瞬間に、保育園の申込を知ったので、間に合って、1年の育休で復帰できたが、3月生まれの子だと、おなかも大きくなっていない状態で、その情報は知り得ないこと。でも、育休手当が決まっている以上は、3月に保育園に入れたい。なので、10月の保育園申込を、1人目妊娠中のお母さんに知ってもらえる環境をつくってあげてほしい。産婦人科や、母子手帳に情報があると良いと思う。育休復帰ができないと、辞めるしかないので、1人目の育休復帰を成功させないと、2人目もそもそもない。

●育休復帰ができないと「幼稚園ママ」になる。良い保育園には入れられないので、3歳までずっと自分が子育てをして、幼稚園に入れる。そうなったらもう、その繰り返しで、小学校に上がるまでは働けないという人はすごく多い。やっぱり1人目復帰が一番大事。1人目、2人目を、「幼稚園ママ」でいこうと決めて、そこに3人目ができた時に、上の子が幼稚園に入っていると、3人目を保育園に入れられない。定数の関係でそうなってしまう。上の2人が幼稚園に行っている時間にでも働きたいという時に、どうにかならないかと最近特に思う。少子化の時代に子どもを産んでもらえているのに仕事に行けず、正直子どもが増えれば増えるほど、生活は苦しくなるというのは何とかならないかと思う。子どもが幼稚園に行ったので、その期間、期間でまた働くぞと思った時に、妊娠が分かっても、もう入ってしまったものを、幼稚園から保育園に変わらせる、環境を変えるなんて難しい。例えば制服から何から、また買わないといけない。その子が敏感な子なら、それだけでママも手が取られて、いらいらして、家庭の中も大変になってしまう。

●こども園に行っているが、上の子2人は、3歳ぐらいまで育てたいと思ったので、短時部、幼稚園側で育てた。3人目の時にさあ働こうと思って、短時部から長時部へ移ろうと思っても、なかなかいっぱいで入れない。こども園も10月に申込をするが、10月の時点で、子どもを抱えて仕事は探せない。でも10月に申込をしないと、もう次の4月には入れないとなってくると、身動きが取れない。結局この子が卒園するまでは、短時部のままでいるしかないと思っているお母さんもたくさんいると思う。けど最近は、「働く女性、働く女性」と言われて、家にいるお母さんの肩身が、ちょっと狭くなってきているのも事実。働かないってどうなんだろう、怠けているではないがどうなのかという声や考えはちらほら聞く。

●年少の時には10人いた短時部のお母さんが、年長の時は5人ぐらいに減ってくる。そうすると、「私は働いていない」とやっぱり思い出す。今はみんな、幼稚園に行っている間にお仕事をする。選択肢は狭いが、そういう感じである。

●保育園の3人目の無償化によって、働きたいというお母さんが、すごく増えている。その制度が出来てから、預けないと損とばかりに圧倒的に増えた。今年は保育園が無償化になるので、募集がすごく多かったようだ。幼稚園は定員割れして、保育園に殺到している。来年はもっとひどいことになると思う。保育園の方が預ける時間は長い。幼稚園は短い。収入にもよるが、幼稚園より保育園の方が値段が高い。無償化なら保育園に入れた方が良い、幼稚園の方が損ということになってしまう。

●今、幼稚園に行っているお母さんも、来年は保育園に移動すると言っている人がすごく多い。

●長い時間いられる保育園に入れることで、例えばお父さん、とりわけお母さんが働けるようにはなり、働くきっかけにはなるが、そもそも保育園に入れない。

●私は去年、保育園を6個ぐらい回って、自分の目で見てみて、先生や園長先生と話した。子どもを安心して預けたくて、見に行ったが、結局市からの答えは「入れません、ここしか無理です」であった。見学にも行ったことがないところを言われた。今からだと見学も無理ですと言われて、すごく困った。私はすごく駆けずり回って調べたのに、結局入れなかった。たまたま、今の園に娘がなじんでくれたから良いけど、正直者はばかを見るではないが、真面目に頑張って見に行ったのに、結局入れないという状況がすごく悲しかった。来年からは、もっと狭き門になると思う。

●きょうだいで違う保育園に行っている子もいる。一緒に行けないというのは、親にしてみたらどうかという話もある。

●もっとママと子どもの気持ちをくんであげてほしいと思う。

知事から

対話を振り返って

●先日、将来世代を応援したいという同志の知事が集まる場で、LOCO代表に発表してもらった。その時に「あんな人がいて良いな。あんな取組をやっていてくれて良いな」と他の知事からすごく言われた。とても皆さんのためになっている取組だと思っている。LOCOの取組は子どもにもよく表れていると思う。

●LOCOに来られた人、この場と出会えた人は良い。でもそうでない人や、なかなか来られない人たちにも教えてあげたい。あと県内の色々な人がLOCOみたいな場所をつくれるよう、どんどん応援してあげられたら良い。

●こうじゃなきゃいけないというのは、持たないようにしたいと思っている。例えば、女性も働かなければいけない、子育て中は家にいなければ、子どもと一緒にいなければいけないなど。それぞれの価値観を応援する、一緒に考える、そうありたいと思っている。でも、母は、妻は、こうでなくてはいけない、子育ては、子どもは、こうなくてはいけないと思っている人の方が、圧倒的に多いのだろう。それでちょっとつらくなっていたり、夫婦間でもそれが合わなかったり、親子間で、結婚した先で、そこでちょっと悩んでいたりすることがある。だから、悩む前に、爆発する前に、こういう緩やかな輪を、「それで良い」とか「自分らしくて良い」というネットをどんどん張っていくのが大事かと思っている。

●大変な時期を通り越すと「あの時は大変だった」で終わってしまう。同じようにママ友でいられるか、助け合っていけるかというとそうではない。それを事業として継続していただいているのが、みんなのためになっている。これはなかなかできることではない。

●LOCOにとって、ここを利用される方にとって、ハッピーで、ウィンウィンではないことは、お願いはしない。自己犠牲をして、県のためにやってなんてことは言うつもりは全くない。

●無償化後の保育園の定数のことは特に課題だと思っている。せっかく無償化になって、ニーズもあるのに、十分に受け入れられないというのは、なんとか改善したいと思っている。ただ、保育士が足りなかったり、せっかく保育士になっても辞めてしまわれたり、資格を持っているのに保育士として働いておられなかったりという状況もあるので、これをなんとか改善したいと思って、取組を強化しているところ。今日いただいたことを、1つでも2つでも、前進させられるように、頑張って検討したい。