令和8年4月14日
(県政記者クラブ主催)
【知事】
おはようございます。久しぶりに一句。「鉄道も 踏みし近江の 田打ちかな」。週末、蒲生八日市に参りました。映画「ガチャコン」は第4弾がつくられて試写会が行われましたし、共同助産所「お産子の家」を訪問いたしまして、助産師の皆様がお母さんに寄り添ってお産を、分娩をしていただいているところ。その現場ではなかったんですけれども、意見交換で勉強させていただく機会がございました。「ともいき ともうみ ともそだて ともにいきる健康しが」の様々な取組を一緒につくっていきたいと思います。また、湖国三大祭り、大津の坂本では山王祭が、長浜では曳山祭りが行われておりますし、各地で春のお祭りが行われているところでございます。まもなく、田打ち、田起こしが終われば、田植えも始まる、麦も実るということで、湖国の春から初夏、大変美しい季節になりますので、多くの皆様に御堪能いただければと思います。また、後ほど酒米のセレモニーもいたしますが、自然の恵み、生産者の営みに感謝したいと思います。
先ほど行われた県政経営会議で、来週21日に経済雇用対策本部を開催することといたしました。イラン情勢をめぐり、その長期化を受けて、様々な影響が県内の経済、私たちの生活におよび始めております。物価の高騰しかり、様々な資材不足など、例えば、茶業会議所の皆様からは、緊急の御要望もいただいておりますし、企業、メーカーによっては生産ができないというような報道がされたりしておりますので、最新の状況等を共有し、県としての対策等を検討してまいりたいと存じます。
それでは、資料今日は一点。御好評いただいております滋賀の文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」。これは、平成20年度以降、滋賀の文化財の魅力発信を目的に実施している講座でございまして、これまでこの資料にもありますように、多くの方に視聴いただいて、 1万人を達成する見込みとなりました。この講座は、 5月から12月にかけて今年度全8回の開催を予定しておりまして、私たちがお預かりしています、多彩な文化財の魅力を幅広く御紹介していきたいと思っております。資料にも記載のとおり、新たに県の指定文化財となった日野町の長福寺さんの阿弥陀如来坐像を題材に、「鉈彫」という技法の魅力に迫る講座。中国の清朝、最後の皇帝、満州国皇帝も務められた愛新覚羅溥儀をはじめ、琵琶湖文化館が収蔵する昭和100年に生きた人々の書画を取り上げる企画、さらには現在、平成・令和の大改修中でございますが、比叡山延暦寺根本中堂の保存修理の最新状況。こういうときだからこそ、御覧いただけることなどについても報告をしようという企画でありますとか、弁財天信仰に代表される近江の仏教絵画の魅力紹介などを予定しているところでございます。この講座は、大津市の会場を中心に開催いたしますが、県内各地に設けたサテライト会場において、オンライン生配信でも受講いただける仕組みとしておりまして、より多くの皆様に御気軽に御参加いただけるようになっております。
なお、観光文化スポーツ部とし、観光の力で文化・スポーツをさらに盛り上げようということにも挑んでおりますので、よくよく御存知の方、住民の方だけではなくて、こういった講座を観光のコンテンツとしても生かそうじゃないかということを、先ほど打ち合わせのときに指示をいたしましたので、このどこかの講座でそういった取組に挑戦していきたいと思います。申し込み受付は4月23日から、琵琶湖文化館において始めます。是非この機会に、こういった滋賀の魅力ある文化財にも触れていただけたらと思います。私からは以上です。
[中日新聞]
御紹介いただいた「花湖さんの打出のコヅチ」について、滋賀の文化財、本当に多種多様な、いろいろな魅力があって、多分知れば知るほど、というところもあると思うのですが、例えば今回ならではのこととか、新指定があったということもあるんですけれども、本年度ならではのものがもしございましたらお願いします。
【知事】
第7回の延暦寺の保存修理は、修理の状況、進捗自体はその年度、年度において進んできていますが、この時期だからこそ見られる企画でもありますので、本年度ならではの1つではないかなと思います。また、先ほど第1回ということで御紹介した日野町長福寺さんの、後ほど専門の学芸のスタッフからも話させますが、鉈で彫り上げられたような仏像だそうでございまして、どうやったらそのようなものが彫れるのかわからないんですけれども、そういう魅力等を御紹介する、そういう企画なども用意されているようです。そういう意味で、今年度ならではと言えるかどうかわかりませんが、今年度も魅力的なラインナップを用意しています。あと、文化館開館までちょうど1年になりますので、こうやって私どもがお預かりしている文化財の魅力、深みを改めて広く、新しい文化館でも紹介いたしますが、そういうものを御紹介する非常に精力的な企画になっているのではないかなと思います。
[中日新聞]
知事選挙の告示まで、今週の18日であと2か月というふうに迫ってきたと思うんですけれども、知事は2月の会見のときに、「年度末から年度初めにかけて公約の骨子等を自分なりに整理しまして、多くの方の御意見を注入して、毎回ですと新緑が深まる頃に、公約として発表させていただいている」というような御発言がありました。年度末から年度初めにかけ、今はどのような状況なのかということと、あと公約の発表時期など、もし目途がついているようでしたらお願いします。
【知事】
4年に一度、県政を御評価いただく、また次の県政どうしたらいいのかというのをみんなで考える大変重要な節目を前に、私自身は既に4期目出馬させていただくと表明させていただいておりますので、今2つのことをやっています。1つは、知事になってから付けておりますノートが70冊まで来ましたので、改めてこの70冊をずっと振り返りながら、どういったことを書き記し、また提案され、要望され、やろうと思ったのかということについて、もう1回、この12年間の振り返りをさせていただいて、その中で公約に何を盛り込めばいいのかという、今、検討作業をしているということが1つ。そして、多くの皆様に問う公約の原案を今、つくっているところでございまして、自分自身でもつくると同時に、県の基本構想、実施計画とどのように整合しているのか、していないのかということの確認作業も合わせてやりながら、今最終調整をしているところですので、できれば今月中には何らかの形で多くの皆様方の御意見をさらに伺うステージに入っていけたらいいなということで、今準備をしているところです。
[中日新聞]
今月中には多くの皆様の意見を聞いていくステージというのは、具体的にはどういうことでしょうか。
【知事】
既にいろいろな地域で、いろいろな方々といろいろな意見交換を始めているんですけど、例えばパブリックコメントのような形でホームページ上で公開させていただいて、より多くの御意見を皆様方からいただくような、そういう期間も、印刷の期間との関係でどこまで取れるかというのは、まだはっきりしないんですけれども、できればそういう期間も設けたいなということで、今準備を進めています。
[中日新聞]
それは、毎回選挙の度にやっていらっしゃることなのでしょうか。
【知事】
初回なったときは十分じゃなかったのかもしれませんが、 2回目、 3回目以降は少なからずそういう期間を設けてやってきたと記憶をしております。
[日本経済新聞]
来週の21日に、イラン情勢に係る対策本部の会議を開催されるということで、県内の影響をいろいろ集約されて、対策などをお考えになると思うのですが、ホルムズ海峡を通行できなくなって、もう1ヶ月半も経ってしまって、先日の米国とイランの協議も不調に終わったということで、あまり考えたくはなくても、長期化の懸念というのがかなり強まっていると思います。そうした中で、やはり後手、後手に回らないように、前倒し気味にといいますか、先取り気味にいろいろ施策を考えていくということも必要になるかと思うんですけれども、21日以降、いろいろ対策とかスタンスの変更とかというのはお考えの面がありますでしょうか。
【知事】
まず、 1日も早い事態の沈静化、収束を、また平和の到来を願っておりますが、残念ながら関係国の協議というものも順調に進んでいない。むしろ不調に終わったのではないかと報じられることが多く、今おっしゃったように、海峡封鎖、そこを船舶が自由に航行できない期間が長期化する。したがって、 ナフサをはじめ、様々な原料が十分、潤沢に日本にも届かない。ゆえに、いろいろな生産ができず、資材等が現場に届かないという事態が想定されつつあるということは、深く憂慮しております。今、この時点で、今おっしゃったように1か月以上経ってきた状況で、どのような影響がそれぞれの分野、現場に出ているのかということを一定集約いたしまして、県としてできることというのは限られているのかもしれません。物もの、事ごとというのは、県を越えて、国を越えて動いていますので、かつ国の経済対策でなされることも多いのかもしれませんが、例えば必要であれば緊急要望を行うとか、県としてもできる対策を講じるとか、今年度スタートした事業で現場にお届けし、少しでもこの急場をしのいでいただけるような事業等があれば、そういったものを迅速に届けていくというようなことも検討していきたいと思っておりますので、前回同様、必要な予算の補正等も視野に入れながら、機動的に対応することも想定しながら、 21日に向けて準備をしたいと思います。以前やった3月末よりも経過が長引き、そして事態が収束しないということは、影響がより広範囲に広がっていることが想定されますので、緊張感を持って臨んでまいりたいと思います。
[読売新聞]
北陸新幹線のことで先週ヒアリングに行かれたと思いますが、改めてどういうやりとりがあって、知事としてどういうことを伝えたのか、少し振り返ってお話し願えますか。
【知事】
4月8日に与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム、北陸新幹線敦賀・新大阪間整備委員会に呼ばれ、滋賀県としての立場を申し上げてきました。一部、関西広域連合長として申し上げましたけれども、 2つです。1つは、小浜・京都ルートを支持しますということ。これは、平成28年12月に当時の与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームにおいて決定されたルートでございまして、早期着工、早期開業の実現性は最も高いと判断しますのでということで言ったことが1つ。2つ目は、 8ルートを比較、検討されておりますが、本県を通過する米原ルートおよび湖西ルートにつきましては、本県にとって課題や懸念が多大であると考えられますので、望んでもおらず、求めてもいないということを明確に申し上げました。特に後段申し上げた、本県を通過する米原ルート、湖西ルートの課題、懸念といたしましては、1つは、現在の整備スキームでは、本県に多額の財政負担が生じるということ。2つ目として、現時点、例えば米原ルートもそう、湖西ルートは特にそうですが、具体的なルート、また、整備内容を示されておりませんので、本県にどれぐらいの受益の程度があるのかということについて明らかではありません。ゆえに暮らしへの影響ということが十分検討されないということが2つ目。そして3つ目は、本県の多くの皆さんが御利用されております北陸本線、湖西線、こちらが並行在来線として経営分離される可能性が高い。そうなれば、新たな経営主体に対する支援が必要となる。私たちの大切な地域交通に大きな影響を及ぼしうるということ。そして、4つ目として湖西ルート。そのうち在来線活用というルートを選択される場合、すでにJR西日本からも指摘されておりますが、大規模な改修工事が必要で、長期の運休が伴うということから、地域住民、そして来訪者、こういった方々の利便性が著しく損なわれるということが想定され、受け入れがたいといったことを申し上げたところでございます。今申し上げたことに、それぞれ委員の先生方から様々御質問等をいただいて、今申し上げたことを基本に、本県の考え方、立場等を御説明申し上げたということです。
[読売新聞]
終了後、知事に取材を受けられたと思います。仮に、国が米原ルートを選んだ場合の県として伝えていくことというのは、今伝えたこと以外にどういうことがありますでしょうか。
【知事】
まず、国家プロジェクトですので、国の主たる構成員である与党の皆様方が今検討されていて、どこのルートにするのかということを国のプロジェクトとしてお決めになって、もし仮にそれが米原ルートなど本県を通るルートになった場合、どういう手法で、どういうスキームで、どういうルールで引いていかれるんですかということは確認しなければいけないと思います。その中で、もし仮に今のスキームで、これまで北陸新幹線を引いてきたようなスキームで延長して滋賀県内に引いていくんだ、つなげるんだということになれば、今のルールで地方公共団体が負担をする財政負担は受けられませんという。受けても、もし負担をしても、それに見合う受益があると判断しにくいということであるとか、特に並行在来線のことは、特急が代替された場合、その線区は並行在来線になる可能性が高いので、それらをすべて経営分離され、地方自治体、県が第三セクターのような形で支援をしなければいけないということについては同意しかねるということは、強く申し上げなければいけないなと思います。
[読売新聞]
滋賀県知事は、県内を通るルートに多大な懸念を示している中で、もともとの小浜・京都ルートを支持されている。一方で、京都府の中では、ルートに対していろいろな考えがあって、不透明なところがあります。与党の整備委員会は今年の7月までにルートを絞り込むというスケジュールを出していると思うんですけれども、知事としては、改めてその絞り込みのスケジュールについてどのようにお考えでしょうか。京都の首長は少しいろいろ御意見をお持ちのようなのですが。
【知事】
まず、国の、例えば東海道のリダンダンシーとしての北陸新幹線ルートを早期に首都圏と関西圏とを結ぶべくつくろうとしているプロジェクトですので、その便益を最大化するということを最優先に考慮、検討していただいて、できるだけ早期にルート決定してほしいということは申し上げました。もう一つは、やはり当然、国がルートを引く、そのルートと、そこを通る地域において、負担に似合う便益があるのかとか、並行在来線はどうなるのかとか、すでに京都でも顕在化していますけれども、水とか土とか、そういったものをどうするのかという不安が生じる場合は、これは国のプロジェクトですから、国が責任を持って対処してほしいと、この2つのことを申し上げました。いずれにしろ、強く、繰り返し申し上げたのは、できるだけ早く決めてほしいということは申し上げたつもりです。
[滋賀報知新聞]
昨日、県で資料提供いただいた「滋賀県で大切にすべき野生生物-滋賀県レッドデータブック2025年版-」について、いくつか伺います。資料を拝見して、1997年からこの滋賀県のレッドデータブックというのをおつくりになって、 5年おきに改定をされてこられたと。この資料を見ていますと、 2005年版からの数字が比較として出ているのですが、 2005年版が1219種が掲載をされていて、昨年2025年版が1575種ということで、 20年前から掲載される種が356種増えています。例えば絶滅危機増大種ですと、20年前からは50種増えている。昨年、 2020年版のときに弊社記事を書かせていただきました。そのときは、例えば要注目種というので、これから注目しなきゃいけない種類にニホンマムシがいたのですが、2025年版ではニホンマムシはもう希少種になってしまっている。例えば、前回入ってきていなかったツキノワグマが要注目種に上がってきているというような、いろいろ変化が見られるんですけれども、知事は施策の中で、自然の健康ということで生物多様性にも最近力を入れておられると思います。この生物多様性に、今後滋賀県としてどう向かっていくのか、そしてこの一番新しいレッドデーダブックをどのように活用してもらいたいか、その2点を伺えたらと思います。
【知事】
私も昨日、この資料提供がなされたものを夜に見て、大変注目してというか、特に今おっしゃったように、絶滅危惧種が増えて、そして以前まだ注目種だったものが希少種に移っているといった推移を見たり、要注目種に今おっしゃったツキノワグマが出てきたり、アオダイショウが、またハッチョウトンボが入っているということは、とても私自身も関心を持っているところです。2つあって、 1つはこういうものを継続的に注意深く見るということが大事だと思っています。もう1つは、滋賀県は、以前から申し上げておりますように、気候変動の影響は一応あるんでしょうけれども、南のものの北限、北のものの南限、それらが入り混じり、非常に多様で、ある意味複雑な生物の多様性を持っているというところですので、こういった滋賀で、どのような生物の状況になっているのかということは、実は日本列島ならびに地球環境においても、非常に重要な示唆を持ち得るものではないかなと思います。全てコンピューターで、全て行政で何か把握をするということがなかなか難しいので、多くの関係者や県民の皆さんと一緒に、こういった希少種がいるのか、いないのか、増えているのか、減っているのかという調査を、まさに市民、県民の調査として展開していくことが、とても重要ではないかなと思っておりますので、今回、概ね5年おきに出しているレッドデータブックをもとに、今後どういった対応、対策を取っていけばいいのかということも併せて考えていきたいと思います。
[京都新聞]
少し知事選に戻らせてください。冒頭の中日新聞さんからの質問と知事の御回答の整理というか確認をさせてもらいたいのですが、公約については、できたら月末にというのは、これはイメージとしたら骨子というか、どの程度の概要を念頭に置かれているのか教えてください。
【知事】
政治選挙に関わることですので、また改めてそういう時間、機会は設けたいと思っていますが、今考えていますのは、毎回選挙の時には政策メモ、公約集を出します。その原案の、原案のような形で、おおむね網羅的に。この次、担わせていただくとすれば、 4年間。将来を展望してやろうとすることなどを記載することになると思います。
[京都新聞]
パブリックコメントのようなことをされたいというのは、これは2回目、 3回目のときにもされて、今回4回目ということですけど、もう一度同じような形でされるというようなイメージでよろしいのでしょうか。
【知事】
公約をつくる過程においても、いわゆる原案のようなものが出来上がったときに、世に問い、対話の中ではお伺いできなかったお声ですとか、私たちが気づかない政策のシーズ、ニーズ、そういったものをお寄せいただいて、そして、反映できるものは、公約の中に検討の上、入れ込むことも考えていきたいなと思っています。ただ、公約集として出した後も、実はそれをもって推薦のお願い等、確認団体を中心にやるのですが、その過程においても、この表現どういうことですかとか、このテーマはこういった形でお願いしますとかというやり取りもできますので、公約をつくってそれで終わりということではないんですけれども、一定出すまでなにかしらのSNSも使ったやりとり等はできればいいと思います。
[京都新聞]
現在、告示までもうすぐ2か月になるのですが、立候補を表明されている方が、知事お一人が現状かと思います。その状況において、現職知事として、どんなふうに今の時点で自分一人だけが表明しているという状況を、客観的にどんな風に見ておられるでしょうか。
【知事】
その状況を客観的に見る余裕は、人間的にも政治的にもあまりないのですが、まずは知事として日々公務をしっかりと対応させていただくということに尽きますし、任期を迎え、その後、次の任期も担う決意をもってすでに表明させていただいているわけですから、そこに向けた準備もできる限り丁寧に、より良い形で過ごしていきたいということに尽きます。どなたがどういう思いで、どう出てこられるかどうかは、まだ2ヶ月あればいろいろな可能性もあるわけですし、選挙という機会ですから、そういう中で比較、検討されることも、これは当然あることだと思っています。そこに向けて、私自身の準備をするということだけです。
[毎日新聞]
北陸新幹線について、先週のこの記者会見で知事は小浜・京都ルートに決まれば、滋賀県内に並行在来線は存在しないということを確認したいとおっしゃっていたと思いますが、それは確認できたということですか。
【知事】
率直に申し上げれば、先日出席した会合で全て確認できたわけではありません。ただ、早期にルートを決定してほしい、早期に着工してほしいということは申し上げました。そのために、早期着工のためには、現在のスキームで5条件があるのですが、この5条件を整える必要があるということから、並行在来線に対する地元自治体の同意という条件を整えるためには、小浜・京都ルートを決めていただいた際には、そのルートが通らない滋賀県に並行在来線は存在しないということを繰り返し申し上げています。そのことを確認し、そして条件を整えてくださいという、このことは申し上げたところです。
[毎日新聞]
今日の説明でも、懸念として、滋賀を通った場合の財政負担や、今おっしゃった並行在来線の問題があると説明されたということですけれども、与党側、プロジェクトチーム側としたら、その財政的な負担や並行在来線の問題がクリアできれば、滋賀を通ってもOKだと三日月知事は考えているのではないかと受け止められているのではないかという懸念や心配はありませんか。
【知事】
事実、やりとりとして、もし国が例えば滋賀県を通る米原ルートと決めた場合は話を聞いてくれますかと言われたので、それは聞きますと。で、かつ、いろいろな条件、滋賀県知事が示した財政負担、並行在来線というものが変われば、当然滋賀県知事として飲める状況になるんですかと言われたので、仮の御質問ですので、どういう状況か全て確認の上答えられるものではありませんけれども、今とスキーム、条件が変われば相談はできると思いますということは申し上げました。ただ、その時併せて申し上げたのは、今まで引いてきたルールを変えるということは、これは容易なことではないですよねということも併せて申し上げ、そういう議論は出席された委員の先生方も同時にされていましたので、例えば一部福井が含まれる敦賀以西、その敦賀以西ということだけで、新たなルールで、例えば財政負担の比率を変えるとか、並行在来線の経営分離をもうしないとかですね、そういうルールでいくというのは、およそ現実的ではないとすれば、そのルールをまた一から議論し始めるということは、余計に時間をかけることにもなるので、それは建設的ではないのではないでしょうかといった趣旨のことは私からも申し上げました。
[毎日新聞]
そこまでおっしゃっているんですね。難しいと。
【知事】
当然、繰り返しになりますが、国のプロジェクトですので、こういうルートにするんだ、したいんだということで御決定、御相談があれば、それはきちんと私どもも御相談は受けたいと思いますが、それは県にとってどういう条件で示されるのか、負担はどうなのか、受益はどうなのか、そういうものに沿って判断し、回答していくことになると思います。
[毎日新聞]
仮定の話で提案があれば受け入れると、その受け入れるという言葉をもって、事態がガラッと変わったということはないですか。
【知事】
私、必ずしも受け入れるということは言ってはおりませんので、ここのルートにしたいんだと言われれば、その相談は受けますと。ただ、どれぐらい負担せなあかんのですか、どういうルールなんですかということは確認した上で、県の立場を申し上げることになりますということを言っただけです。
[毎日新聞]
いろいろな受け止め方をされる方もいらっしゃるので、知事の思いが伝わっているのかどうか、不安になることもあるんですけども、知事御自身はそれはないですか。
【知事】
例えば、どういったことが、どなたに、どのような不安を与えてしまっているのかということは、つぶさに検証しなければならないと思いますが、まず明確に私が申し上げたのは、今決まっている小浜・京都ルートを支持します。滋賀県内を通るルートについては、滋賀県として支持しません。その理由は、財政負担と並行在来線、これを私どもが受けることは、かける負担に対して受ける受益が十分ではないので、これは受け入れられませんということは申し上げております。それを超えて、それとは違う。滋賀県知事はそう言ったけど、やはり米原ルート、もしくは滋賀県内を通る湖西ルートにするとおっしゃるのであれば、どういうルールでそれを引こうとされるのかということを聞かせてくださいということを申し上げたので、そういった趣旨は、皆様方にもきちんと分かりやすくこれからも説明をしていきたいと思います。
[NHK]
5月から気象庁の方で防災気象情報が新たになり、レベル1からレベル5で表現したりなど大きく変わりますが、県民に対してどう周知をしていかれますか。また、県庁においてシステムを変えたりや何か対応すべきことは生じたりはするのか、その点についてお伺いします。
【知事】
1つ目にお尋ねいただいた、そういった警報のランク、出し方が変わったという、この周知をしていくことはとても重要だと思っていますので、県の広報紙、広報媒体等を通じて、今、この周知を、特に豪雨、河川災害のところと、土砂災害のところは明確にランクが今回から定まって、広報されるようですので、警報等も出てくるようですので、そういったことをお伝えをしていくということと、 2つ目にお尋ねいただいた、どう対応するのかということについては、防災危機管理局をして、アプリで皆様方に手元で御確認できるシステムを今用意していますので、その中にもその新しい警報のあり方を反映した状態でお示しできるようにしているところです。おおむね出水期、来月の末から大雨が降ると、よりそのリスクが高まってくる頃ですので、その時までに遅滞なく、遺漏なくお伝えできるようにしていきたいと思っています。
[NHK]
イラン情勢について、ホルムズ海峡をめぐってトランプ大統領がイランの港に出入りする航路を封鎖する措置を始めたと明らかにしたところですけれども、そのことで具体的にどのような影響が出ているのか把握されていることがあれば教えてください。また滋賀県としてどのような対応を取っていくのかを教えてください。
【知事】
まず、ホルムズ海峡が現に封鎖されている。また、その周辺国だけではなくて、巷間報じられているように、アメリカ合衆国もまたその封鎖に参入して封鎖をされるということになれば、一体、船舶の航行がどのようになるのかということの影響を、国としても船主協会等も新たに把握していかなければならない。もってそのことの影響は計り知れない。しかも長期化すれば、それが甚大なものになってくるということを憂慮しております。県に出ている影響というのは、先ほども申し上げたように、既に緊急要望等もいただいておりますが、茶業をはじめ、農畜産関係団体に出始めているということでありますとか、精製されるナフサ等が入ってこないことによる影響ですね。医療資機材に対する不安、また原材料がないがゆえに生産できないということの影響、それらの価格が上がってしまうので、単価に影響しつつあるということがございますので、そういった事々について、来週まとめて把握をし、県でできる対策というのは限られているのかもしれません。これは世界的、全国的な影響ですので。ただ、県としてできることがあるのかということについて追求し、できるだけ迅速かつ機動的に打出しをできるようにしたいということです。
[共同通信]
文化財講座「花湖さんの打出のコヅチ」で、溥儀の書が紹介されるとのことですが、これは滋賀県と関係があるのでしょうか。
[担当職員]
元県の副知事に諏訪三郎さんという方がおられ、その方が琵琶湖文化館にお預けになられた作品でございます。
【知事】
なぜその方が持ってらっしゃったんですか。
[担当職員]
旧満州国と諏訪さんは関係があったんじゃないかということを今調べているところでございます。学芸員が明らかにして御説明するので、ぜひ昭和100年の書画ということですので、御注目ください。
【知事】
御存念があればぜひ訪ねてから帰ってください。