令和8年2月24日
(県政記者クラブ主催)
【知事】
今日もよろしくお願いいたします。既にもう報道で報じておりますが、ロケーションジャパン大賞の表彰式で、映画「国宝」のロケ地の一つとして、滋賀県が最高賞であるグランプリを受賞ということでございます。大変嬉しく、光栄に思います。滋賀県は、琵琶湖を中心に非常に抜けの良い映画やドラマの撮影の好適地だと言われているそうでございますし、スタッフが様々な連携、協力をしながら、制作にも寄り添って頑張っているということもありますので、これからもそういった力を大事にしていきたいと思うと同時に、作品との兼ね合いで、どこで撮ったのか、場所はここだということはなかなか言えないそうでございますが、今の「ばけばけ」でも琵琶湖で撮影した風景もたくさんあるそうです。ただ、どこで撮ったのか、どなたが俳優で来られたとか、というようなことなどを御紹介しながらツーリズムにもつなげていけたらと思っております。
「ワールドマスターズゲームズ2027関西」のエントリーが、いよいよ3月2日からスタートいたします。生涯スポーツの祭典でありますし、これまでの開催で初めて広域開催ということでもございますので、お手元にパンフレットを配っております。ぜひ、御参加いただければと思います。海外から2万、国内から3万、計5万人の方々が集われるイベントでもあります。関西広域連合の連合長として、この組織委員会の共同会長を務めておりますので、今後もPRに努めてまいりますと同時に、私自身もまた参加種目等調整し、エントリーをしたいと思っております。
スポーツの繋がりで言えば、ミラノ・コルティナ冬季五輪、有終の美、多くのアスリートの活躍を見ることができ、感動を共有することができました。今回オリンピックは閉幕ということですので、次のパラリンピックも楽しみにしたいと思います。
この冬季スポーツということで言えば、先週閉幕をした「青の煌めきあおもり国スポ冬季大会」。こちらでも滋賀県選手団が大変好成績で終わったと。男女総合で4位、女子総合5位と、これまで過去最高の順位であったということだそうでございます。昨年は「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」、この冬季国スポから得点加算ということでしたので、注目していましたけれども、その勢いが続いているということでございますので、選手、関係者の頑張りを称えたいと思います。
今日は1点、資料を配布しておりますが、昭和100年記念ということで、県庁新館3階にあります県立公文書館で、「新聞記事からみえた百年前の湖国」という展示を今日から始めます。県史編纂事業を現在行っております。その収集してまいりました新聞記事を手がかりに、この展示をしようと。単に昭和という時代を回顧として振り返るだけではなくて、今、現代へとつながる歴史の中で捉え直して、湖国の歩み、先人の挑戦、再確認する機会を持てればと考えております。昭和の初頭、私も生きていたわけではありませんので、リアルに存じ上げているわけではございませんが、本格的に政党政治が始まったという時代、ある意味での政治史上の転換点であったということでありますとか、ウシガエルを食用だったと思いますが移入したり、特産物である小鮎の県外移出を行ったりということで、今日の外来種問題、水産資源管理にもつながるテーマが芽生えた時代でもあったのではないかと。国際観光ホテルの先駆けとなった琵琶湖ホテルの開業でありますとか、近江学園の前身である三津浜学園が創設されたとか、観光振興、社会福祉の礎となる取組も展開されたのではないかと。この展示は、新聞記事、公文書館所蔵の特定歴史公文書など26点を通じて、当時の社会状況を具体的に紹介するものでございます。会期は5月21日までとなっております。こうした100年前の出来事を手がかりに、今、そしてこれから先の未来を見ていくという取組の一環でもございますので、御取材等いただければ幸いでございます。私からは以上です。
[びわ湖放送]
「ワールドマスターズゲームズ2027関西」について、知事が共同会長でいらっしゃるということで、これは関西広域連合の連合長としてこの共同会長という立場になられるということなのでしょうか。
【知事】
はい。関西広域連合の連合長として、関西経済連合の松本会長とともに共同会長となっております。
[びわ湖放送]
滋賀県でも去年は国スポ・障スポがあり、今回は関西という広域ですけれどもワールドマスターズゲームズということで、スポーツの熱が県内でも冷めやらないといいますか、持続したままなのかなと思います。非常に観光としてもいいですし、スポーツをやる方や応援する方としても非常にいい流れなのかなと思っているのですが、滋賀県としてはどのように大会には関わっていかれるのでしょうか。
【知事】
お手元のパンフレットを開いていただきますと、全部で35競技59種目。会期は来年の5月14日から30日までの17日間、うち滋賀県は10キロロードレースと軟式野球、カヌー、ホッケー、ローイング、ソフトボールという種目を担当させていただきます。お隣の京都では、開会式が予定されております。私は、コロナで当時2021年に開催予定だったのが延期になりましたが、その準備・視察の一環で、2017年にニュージーランドのオークランドで開催された、このワールドマスターズゲームズのソフトボール競技と水泳競技の視察をいたしました。とても印象的だったのは2つです。1つは、いろいろな年代の選手が、元オリンピアンから町内会のチーム、もしくはアマチュアのアスリートまで、多年代、多彩な選手が、それぞれのカテゴリに応じて競い合うというイベントであるということです。また、もちろん競技の間はみんな真剣に種目を楽しまれて競い合われたりするのですが、その後、例えばパブで集われて懇親会をされるとか、家族や仲間を帯同されて、ツーリズムにその後出掛けて行かれるということがとても印象に残っています。なので、今回、広域開催ということのメリットも生かしながら、種目として楽しまれるということはもちろんなのですが、各地を周遊されて、まさに万博のレガシーとして、そしてスポーツ熱を生かしたツーリズムとして、楽しみが倍増できたらいいな、いろいろな交流ができたらいいなと思っております。
[びわ湖放送]
滋賀県は運営という形ではなくて、大会の開催地として、何かスタッフの派遣であるとか、ボランティアスタッフとか、そういうことはされないんですか。
【知事】
まずボランティアで御参加いただく方の募集も予定させていただいておりますし、組織委員会に県職員を派遣して、今準備に当たっております。いよいよエントリー、このような形でボードもできて、本格的にPRを強化していきます。既に、前回大会にエントリーされていた方を中心に、来年の大会に優先的にエントリーできるアーリーエントリーが始まっています。もうその方々だけで、既に埋まり始めているような種目、カテゴリもあるようです。3月2日からいよいよ本格的なエントリースタートですので、皆様がそれぞれの種目、それぞれの都合に合わせて、参加してみようかなといったことにつながればいいなと思っています。
[びわ湖放送]
先ほど知事は、私もエントリーを、というお話がありましたけれども、知事がもし出られるのを想定されるなら、どの競技なのでしょうか。
【知事】
まず、カレンダー、日程を見ながら、私が知事であり続けるとするならば、日程が許すのかどうか、平日もしくは遠隔の種目もありますので。学生時代やっていたテニスなんかは出てみたいなという思いとか、県内で開催される種目に何か出られるものはあるのかなと。前回はちなみに、ボート協会の会長などに御指導いただきながらローイングの練習をしていました。かなり難しかったのですが、1、2回練習して、じゃあ頑張って本番出ようなというトライをしていましたので、そういうことが叶えばいいなという思いを持っています。
[滋賀報知新聞]
大きく2つ伺います。まず1つは、「パートナーしがプラン2030」についてです。今、策定を進められている大詰めのところだと思うのですが、知事は、来年度の県政運営方針のお話をしていただいたとき、ジェンダー平等についても力を入れていきたいというお話もありました。改めて、今回目指す新しいプランへの期待等をお伺いしたいと思います。
【知事】
まず、これからの滋賀の未来、国の未来、世界の未来、全てにおいて共通するのですが、1人1人の人権をどのように尊重し、認め合い、支え合っていくのかというのは、とても重要なことだと考えています。しかし、過去を振り返ってみますと、必ずしもそうじゃない歴史もあり、性別、役割分担意識が強すぎて、また固定的に縛られすぎて、十分活躍できる環境にはなかったということもございますので、そういったことを打ち破っていくためにも、今日的な課題をきちんと捉え直して、プランをつくり、みんなでそのプランに基づく取組を進めていこうというふうに考えております。とりわけ、今はまだプラン最終詰めの段階でございますが、男女の賃金格差の問題ですとか、とりわけ女性が20代、30代でM字カーブと言われるように就業率がぐっと下がってしまう。若干改善傾向にはございますが、例えばM字じゃなくてL字になってしまって、正規雇用ではなくて非正規雇用で務められるパターンが多いというような、新たな課題も顕在化してきていますので、そういった課題を企業、事業所の皆様、社会的にみんなで改善、克服していけるような取組をつくっていけたらいいなと思っております。まさにこの取組こそが、これから選ばれる滋賀、共生、健康しがの取組の非常に大事な土台になるのではないかなと考えているところです。
[滋賀報知新聞]
もう1点、地域交通計画について伺います。先日18日、県議会の特別委員会で現在の進捗状況の報告がありました。その中で委員の方から昨年5月に示された骨子案の時点では交通税という単語があったが、今回示された進捗の中には交通税という言葉がないがそれはどうなのかという質問がありました。担当課からの答えは、交通税という言葉を出してしまうと交通事業者を維持するためだけの税になるのではないかとか、移動することだけで課税されてしまうと捉えられかねないので、今年度からは「みんなの交通を支え、暮らしを豊かにする新たな税」と言葉を変えて、税制審議会にも諮っているところですということでした。委員の方からは、そうは言っても交通税という言葉自体がもう先行してしまっているし、新たな税では何か分からないんじゃないかという意見も上がっていました。実際、この前まで行われていましたパブリックコメントでも、交通税という言葉に対するたくさんの批判があったと私も拝察しているのですが、改めて交通税という言葉に対して批判が多いことの受け止めと、もし交通税と新たな税は違うという発信を強められるのであれば、どのような方策か教えてください。
【知事】
まず、私の3期目の公約にも、いわゆる交通税の検討という文言を入れましたし、以前の税制審議会並びに交通計画、ビジョン等で議論するときには、交通税という言葉で提起していましたので、そういう意味で交通税というものが独り歩きしているんじゃないのかと、先んじてそれが目的になっているような傾向があるんじゃないかという御指摘は、甘んじて受け止めなければいけないと思っています。ただ、その真意、思いは、私たちの日々の暮らしに欠かせない重要な役割を果たす移動、それを支える交通、公共交通というものが大変厳しい状況になっていたり、ニーズに合わないものになっていたり、新たな技術の導入可能性がたくさんあるのに、そういったものが十分入れられていないという課題を克服しながら、今の暮らしをより良くするための移動や交通をつくっていこうという議論を今、行っているところです。その過程の中で、であるならば単に事業者を支えるような交通税、今の路線、不便な交通のあり方をそのまま維持、継続するような、そのための財源としての交通税のイメージを払拭して、「みんなの移動を支え、暮らしを豊かにする新たな税」という目指す姿で、まだ今は仮称の段階だと思いますが、みんなで負担を分担する仕組みのことについても表現してみてはどうかと思うに至り、今この表現で計画づくり、その財源の議論を行っているところです。おっしゃったとおり、イメージが先行しましたので、なかなか皆さんの御理解がまだまだいただけていない状況であるとか、負担が多い中で、新たな負担を求められる、提案されるということに対する反発のお声が大きいことは十分承知をしております。ただ一方で、大事な公共交通等をどのように維持・充実させていくのかという財源を国から得る、事業者が出す、利用者も出す、県費を充当するということ以外にどのようにすれば捻出できるのかということについても、これは逃げずに考えていく必要があるのではないか。丁寧に議論を積み重ねていきたいと思います。
[毎日新聞]
知事のFacebookを見ていますと、プロフィールにデジタルクリエイターと表現されているのが気になるのですが。
【知事】
すみません、ちょっと確認させてください。自分のことをデジタルクリエイターだとあまり思ったことはないんですけど。私が書いたのか、その後スタッフが書き加えてくれたのか。ソーシャルイノベーター、ソーシャルクリエイターになりたいなという思いはいつも持っていますが、そのツールであるデジタルクリエイターかどうかというのは、もう自分でも確信が持てない表現ですので、ちょっと確認し、適当なものに修正したいと思います。
[京都新聞]
ワールドマスターズゲームズの先ほどのお話の中で、前回、ローイングの練習に出ていたとのことですが、前回というのがいつの大会のことを指されているのか、実際に出場されたのか、されていないのか、確認させてください。
【知事】
前回というのは、もしかすると表現は適切ではなかったかもしれません。2021年に予定通り行われていれば開催された、この関西でのワールドマスターズゲームズに向けて練習を始めたということです。結果、コロナで延期になりましたので、その後練習は一時中断しているということです。まだ本大会にはローイングでは出たことがありません。
[京都新聞]
この2027の関西大会なんですけれども、先ほどの競技でいうとテニス、ローイングとあるのですが、どれほどの確率というか、意気込みで本当に出られるのか否か、もしくはその他の競技、どんなふうに今お考えなのか、少し教えてください。
【知事】
まず、組織委員会の責任者でもありますので、準備のために今、心血注いでいます。重要な、例えばエントリーもそうですし、様々な枠組みをそれぞれの府、県、市、各協議の協会、団体の皆さんにも汗をかいていただいて、滋賀の場合で言えば、国スポ・障スポもあった後、インターハイもある中で、さらに加えてこの競技種目を準備していただきますので、相当な御苦労を現場にいただいています。ゆえに、このローイングの欄を見ていただきますと、まだ日程も調整中ということもございまして、例えば船をどう持ってくるのか、運ぶのか、海外選手がたくさん来た時に、少し大きめの船もいるがどうやって調達するのかなどの、今そういう具体的な調整をいただいていますので、今はそのことに時間を費やしています。一定目途が立てば、せっかく関西で、日本では初めて開催される、私自身もこの10年間準備に勤しんできましたので、何らかの競技に参加をして雰囲気を楽しんだり、生涯スポーツの意義を皆さんに発信できたらいいなと思っています。
[中日新聞]
同じくワールドマスターズゲームズについて、パンフレットにはまだ水泳の一部競技など調整中のものもあります。県内では、飛び込みができるようなインフロニア草津もあったりするのですが、その県内の競技が増えるということはまだ可能性としてはあるのでしょうか。
【知事】
現在、水泳については、アーティスティックスイミング、飛び込みは調整中ですし、競泳種目は兵庫県の姫路で開催されるということで、水泳は実は人気種目です。エントリーも各カテゴリー、年齢、距離、泳法にもよるのですが、相当早めに埋まってくる種目だそうで、そのキャパ、会場をどうすればいいのかということについては、なお組織委員会でも少し調整中と聞いています。今の時点で、滋賀県にその競技の開催を求められるということはないと思っていますが、広域で開催するという趣旨でどのような調整をするのかというのは未定の部分もございます。ただ、私が視察したオークランドの大会でも、80代のスイマーが自分のペースで完泳を目指されるのを会場全体で応援するという感動的なシーンもありましたので、その時に当時連合長であった井戸前兵庫県知事は、自身が水泳種目に参加することを決意され、今も練習されていると聞いておりますし、関西経済連合会の松本会長は100メートル走に出るということで、80代ですが、今、毎週練習をされていると聞いております。そういう意味で、生涯スポーツ、いろいろな方を奮い立たせる大会です。私もまだ1回しか現地で見たことありませんし、直近では台湾・台北市、新北市で行われ、大変盛り上がったということを聞いておりますので、そういった場面、場面、もちろんトップアスリートの演技を見て、競技を支えるのもいいのですが、自分自身が楽しむということにもチャレンジしてもらえたらいいなと思います。
[中日新聞]
琵琶湖疏水について、そろそろ春運航の疏水船の予約が始まると思います。国宝に指定されてからは初めての春運航だと思うのですが、知事も以前乗ったり、いろいろなPRもされてきたかと思います。もともと人気な船ではありますが、そういった機会を捉えて、例えば国宝の文化財の重要性であったり、そういったPRというのはいかがでしょうか。
【知事】
すでに国宝、重要文化財に指定されたことのPR、報告、発信はさせていただいておりますが、その後初めて桜の時期に疏水通船が運航されるという機会を捉えた様々な情報の発信、これはさらに強力にしていきたいと思っています。ただ、聞いていますと、これまでの運航も期間が限られ、とても人気のツアーメニューだと聞いていますので、ましてや桜のシーズンというともう最高ですよね。例えば京都から出てきて、桜吹雪の疏水、そのまま琵琶湖に出ていけるというルートですので、早めに御予約いただくことや、御注目いただくことも含めてPRしていきたいと思います。あそこから閘門を通って琵琶湖に出ていくというルートが最近開通して、とても感動を呼ぶルートだそうでございますので。
[中日新聞]
成瀬の最終シリーズ「成瀬は都を駆け抜ける」にも、びわ湖疏水船のお話が出てきて、最終琵琶湖に戻ってくるという話になっていて、まさに疏水船が出てくるんですけれども、またそういったコラボとかもあればなと思います。
【知事】
この疏水、そして疏水通船については、宮島さんも作品の中で取り上げていただいたり、画家の鈴木靖将先生も、長くこの疏水通船、疏水を船で通っていくことの文化的、文学的な価値というものも発信していただいていますので、そういったものと絡めてお伝えしていくというのもとても有効だと思います。我々も少し検討してみたいと思います。
[日本経済新聞]
県知事選の選挙日程が決まって、7月5日に投開票。まだ他の候補は出ていないのですが、選挙になるという前提だと、知事のスケジュール、今思い描くのはどこまでかわからないですが、例えばいつごろ公約を発表するとか、こんな選挙運動ですとか、その公約の軸にはこんなものが軸になりそうだとか、今の時点で思い描いているものがあれば教えてもらえますか。
【知事】
まず、今年度は当面議会が始まって、明日から一般質問も始まりますが、予算案をはじめとする多くの議案を提出しています。それらを審議、また議決いただくことにまず注力したい。そして、年度末から年度初めにかけて、公約の骨子等を自分なりに整理しまして、その公約の骨子をもとに、多くの方の御意見を注入して、毎回ですと、新緑が深まる頃ぐらいに公約として発表させていただいていると思います。内容もしくはやり方、スケジュール等調整、相談しなければいけないこともあると思います。
[日本経済新聞]
この場合、調整、相談する相手というのは後援会の方が中心なのでしょうか。
【知事】
後援会の方もそうですし、むしろ一緒にやろうということで御賛同いただく方々であるとか、「健康で元気な滋賀をつくる会」ということで集っていただく方々との日常的にいろいろな政策対話は、もちろん知事としての公職を通じてもやっていますし、それ以外でも行っていますので、あらゆるチャンネルを使って対話をしていきたいと思います。
[日本経済新聞]
大津市が幼稚園教諭の賃金を下げるという条例を出して、昨日のXのトレンドだと1位になっていて、非常に批判的に捉えられている、ひろゆき氏も批判しているという結構大きなトレンドになっていました。要するに、大津市の言い方とすれば、保育士の給料の方が低いので、それに合わせるという。世の中の人たちはその逆で、保育士の給与を上げて、幼稚園の教諭の給与と一緒にするのが筋ではないか。特に大津市が待機児童数で、日本でもトップレベルにあるということなので、それと絡めて批判されています。基礎自治体がやることなので、県知事が言うことではないかもしれないのですが、やはり県庁所在地のある自治体がそのような形で、世間の耳目を集める、少しイメージダウンということにもなると思います、知事が昨日からそれを見ているかどうか分からないのですが、このことに係る受け止めをお願いします。
【知事】
すべてをつまびらかに私は確認できているわけではありませんが、大津市において、そういった幼稚園教員のこと、給与のこと、様々議会に御提案されていることは、一部報道等で承知をしています。大津市の自治のことですし、様々な経緯、経過、検討を重ねられての提案だと思いますので、そのことに何かコメントをすることは控えたいと思いますが、おっしゃったとおり、待機児童が多い中、保育士をどう確保するのか、その処遇等をどのように考え、上げていくのかということについては、これは重要な課題として当市とも共有させていただいておりますので、そういう中でどういう方策を取ればいいのかということを県は県で、そして市町は市町で考えられた結果として出された提案ではないかと思います。多くの批判があるとすれば、そういう批判なんかも受け止められて、どのように改善をされるのかというテーマではないかなと思っています。
[日本経済新聞]
直接に介入するというわけにはもちろんいかないわけですよね。
【知事】
市町のことは市町で決めるということですし、そこに何か上下関係があったり、特別な権限があるわけではないので、県が何か関与、介入するということはないと思います。繰り返しになると恐縮ですが、保育士、保育園のこと、待機児童のことをどのように解消したり、現場のニーズに寄り添っていくのかというこのテーマ自体は、市、県共通のものでもありますので、ゆえに我々は地域限定保育士ということで試験を導入したり役割を果たそうとしていますが、なお残る課題にどのように立ち向かっていくのかということについては、大津市をはじめとする基礎自治体ともよく協議、検討していきたいと思います。