令和8年2月3日
(県政記者クラブ主催)
【知事】
今日もよろしくお願いいたします。春の選抜の高校野球は滋賀学園と近江高校が2校出場ということで頑張ってほしいと思います。また、ミラノ・コルティナ五輪が6日から始まるということでございまして、本県ゆかりの選手は2名出場されます。1人目は大津市出身、スノーボード女子ハーフパイプ出場予定の清水さらさん。こちらは、大津市平野小学校卒業という16歳。2人目は、野洲市出身のフリースタイル女子スキークロス出場予定の中西凜さん。こちらも滋賀県の野洲北中学校卒業ということで、本県ゆかりの選手の活躍を楽しみにしております。NHKの大津放送局でパブリックビューイングも開催予定と聞いておりますので、皆さんの御注目、応援いただければと存じます。
また、明日4日、KDDI株式会社様と包括的連携協定を締結いたします。先般の総合防災訓練にも御参加いただいておりましたが、AIドローン、スターリンクを活用した地域防災の展開、さらには人流データを活用した観光振興、地域交通網の最適化などなど取組が一緒にできればと思っております。
もう1つ、M-1グランプリの王者たくろうさんが、2月9日月曜日に県庁にお越しいただけるということをお聞きいたしました。残念ながら私ちょっと出張でおりませんので、両副知事が御挨拶させていただくということです。笑いのツボを外さないように、副知事に指示しているところでございます。ボートレースのSGレースなどにも御協力いただければという構想、夢も持っているところでございます。
それでは2つ、資料に基づいて御紹介いたします。まず1つ目、湖北でのアートの取組です。キュンチョメ「100万年の子守唄」という青いおしゃれなチラシがあると思います。県立美術館では2月21日土曜日から高島市大溝地区で現代美術展を開催いたします。北の近江振興プロジェクトの一環でございます。ASK01というのがアート・スポット・イン湖北の略で、アートを通じた北部振興という取組の一環です。今年度から3か年かけて、まずは今回の高島市、次は米原市、そして長浜市それぞれで地域との関わりをつくりながら、その資源も活かしながら、現代作家の展示を行っていこうと。改めて、私たち自身もその魅力を知るということと同時に、発信をして、県内外からお客様をお迎え、おもてなしできればということでございます。第1弾となります今回は、国内外で御活躍中の2人組のアートユニット、キュンチョメさんの個展となります。「100万年の子守唄」というタイトルは、実際にキュンチョメさんに大溝地区を歩いていただいて得られた御感想・着想をもとにつくられたものだそうでございまして、この大溝地域の三軒の古民家を会場に、映像を中心とした作品の展示が行われると。御用意いたしますマップもお手に取っていただきながら、大溝のまち歩きも楽しんでいただければと存じます。開幕は2月21日土曜日、オープニングセレモニーも実施いたします。ぜひ御取材いただければと存じます。
続きまして、こちらも資料、チラシ等がございます「FUKUSHIGA Aぇ!もんマルシェ」の御案内についてでございます。草津市のエイスクエアで開催いたします。2月14日土曜日です。障害福祉サービス事業所による商品販売会でございます。この販売会「FUKUSHIGA Aぇ!もんマルシェ」は、県内の障害福祉サービス事業所で働かれる障害のある方の就労収入の向上を目的に行われるものです。今回、県事業でこういうことをやろうということについて、綾羽株式会社様に御賛同いただき、御協力をいただいて、ファミリー層、若者層が集まりますエイスクエアで販売会を開催するものです。この販売会には、県内8か所の障害福祉サービス事業所が出展されます。チラシにも記載ございますとおり、キャンドル等の雑貨、お弁当、芋けんぴといった飲食物等、約20種類のこだわりの商品(えぇもん)を販売いたします。会場では、綾羽株式会社様主催で、障害者雇用に取り組む企業等を集めたマルシェ、「しが咲くマルシェ」も開催します。当日はバレンタインデーということでございますので、いろいろなお買い物をするついでに、こちらのコーナーにも寄っていただければと思います。こういった販売会を実施し、お客様とのコミュニケーションをすることによって、障害福祉サービス事業所の商品をより多くの方に知っていただきたい。また、同時にいろいろなニーズをつかまえて、商品価値を高めたり、販路を拡大したり、そういった取組につなげていきたいと考えているところでございます。私からは以上です。
[びわ湖放送]
衆議院議員選挙について、期日前投票が低調ということで、入場券が届いていない家庭もたくさんあるかと思うのですが、その受け止めと、今後の啓発を県としてどのように進めていかれるのかお願いします。
【知事】
急に行われた総選挙ですし、寒い中、雪の中、行われた選挙です。現在多くの方が御尽力、またお呼びかけいただきながら、期日前投票もしていただいている状況ですが、現時点では前回の期日前投票より約2割少なくなっています。原因はおっしゃったように、入場券がなくても投票できるようですけど、やはり入場券が届いていないということ、今は届き始めていますので、これから伸びていくだろうということでありますとか、今なぜかを調べさせているのですが、最高裁裁判官の国民審査の期日前は2月1日からしかできないということなので、それ以前の期日前投票ができなかったという、国民審査に投票しようとすると二度手間になるということも影響しているのかもしれません。長浜市では、市長選挙の期日前が昨日からという影響、何より雪の影響が大きいのではないかと思います。除雪等も行われますし、入場券等も届きますので、残り5日となっておりますので、大事な投票の機会、ぜひその権利を行使していただきたいと思います。
[産経新聞]
総務省から、いわゆる人口の流出・流入の、昨年1年間のまとめについてお聞きします。滋賀については、一昨年が転出超過だったのですが、今回それが転入超過に転じたということで、日本全体でいうと、東京一極集中が続いている中で、滋賀の流入超過ということになったということに対する受け止めと、考えられる要因があればお伺いしたいと思います。
【知事】
1年ごとの転入出に何か一喜一憂するものではありませんが、多くの大都市と並んで、滋賀県は昨年の調査報告の結果で転入超過となったということでございますので、何か良い情報は吸収して共有したいと思いますし、何か課題とすべき情報等があれば、課題としてこれからの対策に活かしていきたいと思っています。せっかく御縁があって一緒にいる人たちと共に生きる、支え合って生きる、お互い認め合って生きていくということは大事にしたいと思います。
[読売新聞]
転入超過になっている理由がいろいろあると思うのですが、県としてはどう見ておられますか。
【知事】
わかりません。ちょっとどういうことが理由なのか調べさせます。
[読売新聞]
わからないなりに何か言っていただけると助かるのですが。
【知事】
まだ私も情報を手にしたばっかりなのでわからないのですが、どこから転入超過なのか、どこに転出されているのか、また何歳ぐらいの人が転入超過なのか、転出されているのか。こういったことも調べた上で、掴んでみたいと思います。見ていると、20歳から29歳の転出超過が縮小しているということ、一昨年は2000人近くだったものが、昨年は1000人ちょっとだったということです。ここは1つ大きな要因としてあるのかもしれません。
[読売新聞]
これまで県が講じてきた施策みたいなところで、滋賀県に住んでいただくとか、来ていただくという意味で、何かやってきた取組が実を結んでいるとか、そういう観点でいうと何かありますか。
【知事】
そこまでおこがましいことは言いませんが、そういった結果に少しでも繋がっていたらいいと思います。
[日本経済新聞]
細かく見ると、入超の主因は、日本人は相変わらず出超でむしろ拡大している。外国人が非常に増えて、外国人の入超が日本人の出超を埋めて入超になっている。この辺り、分析はまだだと思いますが、普通に考えれば、滋賀県内で働こうという外国人の方が他の都道府県から移ってきていると、これは国内での移動調査なので、そういうことなのかと思うのですが、それを聞いて、何か原因というか、今回の結果について知事なりの要因というのは何か考えられますか。
【知事】
働くことも学ぶことも、県内外問わず行き来しながら選択されるでしょうから、その1つの結果として、昨年の滋賀県は数少ない転入超過県になっているということだと思います。特に外国人が、他の県に比べて、来る方が多くて、出て行かれる方が少なくて、結果、転入超過になっているということだとすれば、多くの方が働く場所、住むところ、こういったことで御選択いただいた結果だと思いますし、介護や製造業などで、外国人県民の方の活躍の場というのを多くつくっていただいていますので、そういったことも影響・作用しているのかもしれません。大事なことは一緒に住んでいる者同士、働いている者同士、支え合っていくということが、私たちが重要視したいことでもありますので、そういったことがどう奏功しているのか、奏功していないのか。定着という言葉で表現されるのかもしれませんが、そういったことは分かり得る範囲内で、他の道府県などとも比べながら分析してみたいと思います。
[日本経済新聞]
外国人の流入に関してはネガティブな反応をする住民だとか、あるいは政治家の方たち、今回選挙でも争点の1つになっているようですけれども、今の知事の答えを聞くと、そういった外国人も含めて共生を探っていくということですか。
【知事】
確かにいろいろな考え方の方がいらっしゃいますし、場面によっては、そういったいけないことはいけない、良いことは良いという社会づくりは必要だと思いますが、総じて私たちは多文化共生を追求しています。また、滋賀はそういった多文化共生で成り立ってきた。渡来人の方々を含めてつくられてきた。そういう地域でもあるので、そういう文化に根付いた取組や自治というのは大事にしたいなと思います。
[日本経済新聞]
働き手としての日本人が県外に出て、その分を外国人が埋めるという、もしそういう構図であるとすればいかがですか。
【知事】
この転入、転出の超過等々というデータだけで、今お尋ねいただいたような、働く人が減るから、外国人の方々に一部担っていただいているというところまで言えるかどうかというのは分かりませんが、現実多くの外国籍の方々、外国人県民の方々もいろいろな現場で御尽力、御活躍いただいているという現実がありますので、やはり多文化共生というのは1つ大きな流れとしてあると思います。ただ、医療にしろ、福祉にしろ、暮らしにしろ、実体がきちんと共生という名にふさわしく伴っているかということは常に我々は見ていかなければいけませんし、必要な対策も講じていきたいと思います。
[中日新聞]
人口の話で、衆院選でたまたま選挙人名簿登録者数を見ていて、やはり第3区がかなり増えている。湖南の地域ですね。それに比べて第2区がかなり減っているということで、その中でも今回は昨年1年間のお話で、ちょっと時期ははずれるのですが、やはり北部の人口流出というのは多いと思って見ておりました。その点、先ほども北部のお話もありましたが、北部の人口減少の今をどう見ていらっしゃるかということ、そして北部振興にずっと知事が力を入れて進めていらっしゃる、その必要性を改めてお願いします。
【知事】
おっしゃったように北部地域、私たちは北部の振興ということで、米原市、長浜市、高島市、この3市をまず重点地域として5年間やろうということで取り組んでおりますが、この地域は他の地域よりも高齢化の人口に占める高齢者の割合が比較的高いということでありますとか、したがって亡くなる方も多い、自然減も総量として多い。また、転出される社会増減ということで言えば、入ってくる人より出ていく人の方が多い。したがって人口が減少してしまうという流れの中にあることは事実です。ただ、地域を見てみれば、個々魅力もあったり、働く場所を作る可能性があったり、自分たちの地域は自分たちでつくるのだという自治があったりという、そういったところに磨きをかけて、どういう取組ができるのか。例えば、訪れたくなる地域をつくるためには、関係人口を増やすためには、また、戻りたくなる、1回出ていっても戻りたくなる、そういう地域をつくることができるのかというようなことなどについては、この北部振興で様々な可能性を探っているところでもありますので、ぜひこの取組を様々続け、進めることによって、何か新しい可能性を見出していけたらと思っています。先般、高校生が発案した製品のパッケージが、地域の企業で採用されてました。こういうことは、必ず自分たちがつくったということで、1つ大きな糧、思い出にもなるでしょうから、自分たちの地域は自分たちでつくるという、こういう流れは大事にしたいと思います。
[中日新聞]
もう1点、先ほどの冒頭にあったたくろうさんのお話で、知事はその日いらっしゃらないということではあるんですが、M-1は御覧になられましたか。
【知事】
後でYouTubeで見ました。面白かったです。ちょっと新しい笑いのツボのような気がしましたので、会えることを楽しみにしていたんですけど、その日は総選挙の翌日で、私は東京の宮内庁等に行かなければならないという業務が予定されておりますので、残念ながら、今回はお会いできませんが、まず両副知事がコンビで会うようですので、コンビでどんな漫才というか、コントをするかという作戦を考えていましたので、面白い対面になればいいなと思っています。
[中日新聞]
愛媛県庁では1月の早々にたくろうさんがいらっしゃっていたようですし、M-1の決勝戦のネタの中で登場したトヨタ自動車とかGoogleとか、やよい軒とか次々とコラボが決まっているそうで、たくろうさんこれからすごく伸びていくかと思うのですが、滋賀県としてはどういった形でたくろうさんに今後協力であったりとか、何か連携というのを考えているんでしょうか。
【知事】
いろいろな可能性あると思いますし、スポーツや文化、芸術だけではなくて、笑いのセンスとか能力というのを私は尊敬します。ですから、どういう努力をされ、さらに持たれている能力をどういう分野で発揮しようとされているのか、ぜひ話してみたいなと思います。いろいろな可能性があると思います。笑う門には福来ると言いますからね。節分の話題としてもいいんじゃないでしょうか。いろいろ愛媛県とのコラボなんかも、コンビの御出身が愛媛県と滋賀県というお二人ですので、何かアンテナショップ同士でコラボできないかとか、(愛媛県の)中村知事とも親しく、尊敬する大先輩ですので、何かやりませんかという働きかけもできたらいいなと思います。
[中日新聞]
ボートレースのお話もありましたが、詳しくは9日にあるのかもしれませんが、どういったところでお願いをしようという話になっているのでしょうか。
【知事】
どちらの方かちょっと確かではないんですけど、お二人のうちのどちらかがボートレースがお好きだということだそうで、ぜひ琵琶湖にあるボートレース、今年はSGレースという最高ランクのレースも予定されていますので、そういったところでPRなどをしていただけるといいなという思いを担当などは持っているようなので、そういう構想なども御相談できたらいいなと思っています。
[時事通信]
冒頭の発表にあった美術展の関係について、先ほど北部振興の話も出たと思うんですけれども、今回の取組も高島市をはじめとして、米原市、長浜市を順番に3年間かけて回るということで、まさにこの美術と北部振興というところも1つテーマになってくるのかなと思います。その意味で、今回の展覧会の取組、アートと地域振興というところを今後この3年間含めてどういうふうに結びつけていって、活性化させていきたいか、何か展望がありましたらお願いします。
【知事】
いろいろな展望、可能性あると思います。全部を語ることはできないんですけど、アートとか芸術とか美術というのは、私は無限の可能性があると思います。今、県立美術館で、笹岡由梨子さんの企画展もやっていますけど、一度見に行かれるといいと思います。もう頭の中も、心の中もグルグルにかき混ぜられる。生きているってなんだろうとか、社会ってなんだろうとか、そういうことを考えさせてくれる企画展じゃないかなと思います。また、私たち社会的処方という、誰でもが文化、芸術、とりわけ美術、アートを楽しむ中で、関わり合いを持って、語ったり感じたり、生きていることの意味を見出そうという取組もやっていますし、しかも今回このASKの取組、アート・スポット・イン湖北は、それぞれの地域で、例えば琵琶湖岸もそうですし、古民家もそうですけど、この資源を生かしながら、現代アートの展示の場所にしてしまって、「100万年の子守唄」なんて、とてもいいメッセージだと思います。昔から流れている、心地よいメロディー、旋律をこの場所で感じますというメッセージだとすれば、この湖北地域が持っている、私たちは当たり前だと思っているけど、すごくかけがえのないものを感じさせてくれる、そういう一助になるんじゃないかなと思います。まだ今回、1回目がこれからということですので、やってみて、またわかること、感じることもあるんじゃないかなと思いますので、そういうことを大事にしたいなと思います。ぜひ湖西線で行ってください。大溝だったら高島駅から歩いても行けるので、福井弥平商店の美味しいお酒もありますし、淡海酢の美味しいお酢もありますし、鮒寿司も美味しいですので、御堪能いただければと思います。
[京都新聞]
衆院選について、中盤に差し掛かり、終盤に向かおうとしている状況かと思います。始まってみて、投票日まであと数日なんですけども、現状、知事はどんなところに注目しながらこの衆院選を見ていらっしゃいますでしょうか。
【知事】
まずは投票率です。さっきもお尋ねいただきましたけど、この急な選挙、雪の中の選挙で、選挙管理委員の皆さんが多大な努力をしていただいておりますが、どれだけの方が投票に行っていただけるのか。投票に行かないという意思表示もまたあるのかもしれませんし、行けないという事情の投影というのもあるのかもしれませんので、これを注目してみたいと思います。そして、高市総理が年頭、国の予算案の年度内成立も、少しずらす形で、私かそれ以外の総理を選ぶ選挙だという覚悟を示して問われた選挙にどのように有権者が反応されるのか。また、立憲民主党と公明党が急遽でしたけれども新たな政党を立ち上げて選択肢になろうとされておりますので、そういったところがどういう結果になるのかなどは注目したいと思いますが、何より寒い中での選挙は大変だろうなと思って、その御奮闘を心から、御安全とともに祈念しているところです。
[京都新聞]
全国知事会が、衆院選に向けて各主要政党に事前の政策アンケートを実施されて、回答が全国知事会の方で出てきているかと思うんですけども、地方創生であったり、人口減少、ジェンダー等々、いくつか大きな柱で質問を投げかけられている中で、全て御回答いただくのは難しいと思いますので、知事として、回答を含め、どの政策に着目されているか、またその回答への受け止めみたいなところを教えていただけたらなと思います。
【知事】
こちらも急遽でしたので、またその後にできた政党もありますので、今回立候補されている、登録されている全ての政党さんから正式な回答を期限までに頂けたわけではないんですけど、とはいえ、政調担当の皆さんに御尽力いただいて、コメント欄の記入も含めて、大変良い材料になるアンケート結果を返していただいたんじゃないかなと思います。公示の前日に全国知事会として公表させていただいております。やはり全国知事会でやるアンケートですから、地方の現場に対する目線、眼差しがどうなっているのかということは、言葉1つ1つまで見て確かめたいというのと、阿部会長の1つの思いであるジェンダーの取組、これは夫婦別姓のことも含めて今回アンケート項目に入れて、少し政党間の違いも回答に出ているようですので、こういったことは、それぞれの政党のお考えとして見るとともに、その後の政権運営、もしくは国会論議などでどのように出てくるのかというのも注目して見ていきたいと思っています。
[京都新聞]
解散前の勢力でいくと自民党が一番国会議員が多い形になっていて、主要なアンケートの設問でいくと13項目あって、賛否と一部賛同できるという三角マークがあって、自民党が一番玉虫色の三角が多いんですよね。いわゆる責任ある政党にもかかわらず、一部賛同できるという玉虫色の回答をしているというのを個人的には思ったんですけども、知事はどんなふうにお考えでしょうか。
【知事】
今回は設問の仕方、回答欄の記入の仕方というのも、そういった広い回答が可能な状態で問うていますので、それは政党のお考えとして、回答として尊重したいと思いますが、要はこの後、選挙の結果を受けて、どのような議論が行われ、具体どのような施策、もしくは立法が行われるのか、こういうことを注視したいと思います。ただ、参議院の与党多数ではない状況というのは続くということでありますとか、一部候補者の方がアンケート等でもインタビュー等でも答えられていますが、やはり与党、野党、政党間の対話の重要性ということについては、どの党が大きく票を伸ばし、多数派を形成されたとしても、1つ重要になってくる要素ではないかなと思いますので、こういった中に可能性を見出していきたいとも思います。
[毎日新聞]
「FUKUSHIGA Aぇ!もんマルシェ」について、同時開催のイベントもあるようですが、この同時開催の方のイベントのネーミングはどういうところからつけられたのですか。
【知事】
綾羽さんが考えられてつけられました。
[毎日新聞]
権力の座に長く居座ると腐敗するという言葉で「権腐十年」というものがあります。1980年代に愛媛県の白石春樹知事が、「権腐十年」とおっしゃっており、白石さんは結局4期16年続けられました。そういうこともあってか、白石天皇とも呼ばれていました。また、1990年代に入ると、熊本県知事の細川護熙さんが、やはり「権腐十年」と言って2期8年で辞められ、その後、総理大臣になられました。2期目に入って、三日月知事も、一時「権腐十年」という言葉を使われたことがあるかと思うんですけれども、三日月知事は天皇を目指すのか、総理大臣を目指すのか、どちらですか。
【知事】
どちらも目指しませんが、今お尋ねいただいたことにお答えすると、やはり長く大権をお預かりすると、どうしてもいろいろなことが偏ったり、十分届かなかったりする、もしくはしがちだといったことは教訓として、歴史的にもいろいろな教えがありますし、世界的にもいろいろな事例があると思いますので、そういったことは戒めとして、自戒の材料にしたいなと思います。ただ、それぞれの都道府県、市町村の知事や市町村長がどういう決断、選択をされるのか、またそこに有権者の方がどう御判断されるのかというのは、その時々、その場所に応じて違うでしょうから、それは一概には比較したり、参考になるものばかりではないのではないかなと思います。