令和7年11月25日
(県政記者クラブ主催)
【知事】
今日もよろしくお願いいたします。琵琶湖の水位がマイナス62センチになったということで、今朝、国の琵琶湖河川事務所に、琵琶湖の水位低下抑制のための対応を要望させていただきました。以前からお伝えしておりますとおり、今日は少し降っていますが、そんなにたくさん降らないということですので、水位回復効果が見込みづらいので、今後も水位を見ながら、さらに低下した場合の措置を順次取っていくことといたします。
また、東京で開催中のデフリンピック。この後、私も視察に伺いますが、森本選手も2位ということで頑張ってくれましたし、甲賀市出身の湯上選手が大会新記録で金メダルということで、御活躍を称えたいと思います。
また、インフルエンザの感染が拡大しているということで、それぞれ皆様、お気をつけください。手洗い、換気とか、咳エチケットとか、また、免疫力を保ち高めることも含めて、対応をとっていきましょう。早めのワクチン接種もぜひ御検討ください。
来月12月1日は、世界エイズデーということでございまして、エイズの正しい知識の普及と差別解消を目指していきたいと思います。県では、HIV検査をより受けやすい環境を整えるために、保健所でのみ行っていた無料・匿名の検査を一部医療機関でも受検できるように今月17日から運用をしております。感染に不安を感じる方はぜひこの機会に保健所、医療機関での無料・匿名検査を御検討いただければと存じます。
先ほど行われた県政経営会議で、国の経済対策に対して先週末閣議決定されましたが、庁内でも急ぎ対応を検討するように指示をさせていただきました。27日から始まります県議会11月定例会議において、出来る限り必要な予算の補正もお諮りできるように準備をすることといたします。
大分では、甚大な火災、お見舞い申し上げますとともに、全国各地で交通事故も頻発しておりますので、それぞれ思いやり運転や、また、飲酒運転をしないなどなど、気をつけた対応をとっていきたいと思います。
それでは資料に基づきまして2点、御案内、御紹介をいたします。1つ目は、手話リンクサービスの開始についてです。私の会見もこうして手話通訳士さんにお世話になっておりますが、12月1日から一般財団法人日本財団電話リレーサービスが提供されます「手話リンク」を、県総合案内代表番号と障害福祉課の電話番号に導入いたします。電話で相手の声が聞こえない、聞こえにくいことがある方が、通訳オペレータを介して、手話で県庁に電話をかけられる、コミュニケーションがとれるという、こういうサービスでございます。この図にありますように、県のホームページに手話で電話をするというボタンを12月1日に入れます。そうすると、こういった形で手話オペレータにつながり、その方を介してコミュニケーションがとれるような状態になるということでございます。導入の経緯は、国スポ・障スポを開催させていただき、障害のある方、ない方、特に情報保障の重要性について認識いたしましたので、レガシー創出の一環として取り組もうとするものです。先行して導入されている鳥取県をはじめとする自治体の例に学び、今回導入を検討し実施することといたしました。全国では5例目と聞いております。県では、令和6年12月に「手話等による意思疎通等促進条例」を踏まえ、社会全体で意思疎通促進に向けて率先して導入しようという、こういう取組でもございます。まず、総合案内と障害福祉課で導入してみて、それ以外の導入の必要性等についても検討をいたします。
2点目、葛籠尾崎湖底遺跡について、今年度10月に調査した結果の一部速報をお知らせいたします。葛籠尾崎湖底遺跡は大正13年、1924年に漁をされている方が網にかかったということで発見され、世間に大きな衝撃を与えました。昨年、その発見から100年の節目に当たるということもございましたので、検討し、発表させていただいて、琵琶湖に眠る水中遺跡の魅力を発掘すること、それを発信する事業に取り組むことといたしました。今年度、国の調査研究事業を受託いたしまして、パイロット事業として葛籠尾崎湖底遺跡の調査に取り組みました。場所はこの地図で示した、この辺りだそうでございます。ちょうど竹生島の北側です。深さは一番深いところで水深70メートルを超える場所もあったと。この場所からは縄文土器などが引き上げられているところでもございます。今回の調査では、無人潜水機による新しい技術の湖底スキャナーを導入いたしまして、水深64メートルの潜水調査が難しい場所の湖底の地形と遺物の散布の状況等を把握することに成功しました。調査の成果としては2つあります。1つは、約1万1000年前の縄文時代早期前葉から中葉初頭にかけての、状態の良い砲弾形縄文土器を新たに発見したこと。形がほぼ完全で、底が尖っており、この遺跡では最古の土器と推定されるということだそうでございます。2つ目は、古墳時代中期、こちらは約1500年前の同じ形、大きさの土器6個が近くに沈んでおり、うち3個はきれいに一列に並ぶ映像が撮影出来たと。これらの土器は船の積み荷の落下物だった可能性について検証する、さらなる手がかりになるのではないかと。この調査を開始した時から申し上げておりますが、歴史を学ぶことは、今を生きることと未来へ生きることにつながると思います。その意味で、この琵琶湖の貴重な水中遺跡の調査、研究をさらに進めていこうと思います。国や市、関係機関と連携して、今後も調査をしていきたい、また保存、活用にも取り組んでまいりたいと思いますので、報道機関各位のお力添えもいただければと存じます。私からは以上です。
[朝日新聞]
葛籠尾崎湖底遺跡について、大変夢のある発見だと思うんですけれども、魅力を発信する事業の成果がこうだということなんですが、知事は縄文土器とか縄文文化、これについてどんなところに魅力を感じますか。
【知事】
縄文時代は長かったので、魅力は底知れないというか、幅広くて奥深い、いろいろなことがあると思っています。ただ、滋賀は、この葛籠尾崎もそうですけど、粟津の湖底遺跡も含め、縄文時代に生きていた人たちが何を食べていたのか、どういう暮らしをしていたのかということについての重要な遺跡が発見されている場所でもありますので、縄文時代の人々の暮らし、その知恵について学ぶ機会がある、そういう場所だと思っております。青森県の三内丸山遺跡などとあわせて、こういった研究もさらに進んでいけばいいなと思っております。
[朝日新聞]
せっかくの発見なので、これを滋賀県の行政、観光に生かす方法はあると思うんですけど、何かアイデアがありますか。
【知事】
まず、立命館大学やNPO法人びわ湖トラストといった、既に先行して実施されている方々とも連携して調査をし、また、分かったことを、今日もそうですけど、こうしてお伝えする、すごいことだと。例えば古墳時代の土器は、なんでここに綺麗に並んであるのかと。当時もいろいろな諸説があったらしいですけど、もともとここにあったのかとか、天変地異説なんかもあったそうですね、ドーンと沈んだことがあったんじゃないかとか。そういったいろいろな議論を惹起させる、喚起させる重要な遺跡だと思いますので、分かったことを皆さんにできるだけ分かりやすくお伝えする、ということをやっていきたいと思います。その上で、もう少し調べないといけないことがあるんじゃないかなと思います。その周辺、それ以外。そういったこともやりつつ、保存と活用をしながら、光を見るという意味でも観光の資源としても活用できる可能性を探っていきたいと思います。
[朝日新聞]
縄文土器というと、だいたい東日本で見つかることが多いかと思うんですけど、この琵琶湖で見つかったことの意義というか、何か思われることはありますか。
【知事】
後でまた専門のスタッフが見解を言いますが、もしこれが縄文時代の土器とすれば、粟津湖底遺跡もそうですけど、このあたりに、縄文の時代に人がいた、往来されたという可能性もあるわけで、いろいろな交易なども、もしかしたら広く、土器を通じて行っていたのか、やはり湖上交通というものがもし当時もあったとすれば、もうその時代から湖上を使って人々が行き来し、物を運んでいたということも考えられますので、そういう意味で言うと、長いこの琵琶湖の歴史を1つ確定していくものにもなるんじゃないかなというふうに思います。
[朝日新聞]
先日、新潟県の知事が、柏崎刈羽原発の再稼働を容認するということを表明しましたけれども、福島原発の事故から14年8か月と、事故後初めて東京電力がいよいよ原発の運転を再開する見通しであるということですが、他人事、よそ事ではないと思います。知事の受け止めをお願いします。
【知事】
全てのことをつまびらかに承知しているわけではありませんが、報道等によれば、柏崎刈羽原発の6号炉、7号炉の再稼働について、国の方針について、花角新潟県知事が、住民の皆さんの安全性のことも十分御勘案された上で、その再稼働を了解する判断を示されたと聞いております。これはもう大変重い、重い、御決断をされたのではないかなというふうに思います。ただ、いろいろと確認しなければいけない事項等もあるようでございますので、そういった状況、推移をよく見ながら、本県も北の若狭湾に、福井県の皆さんに御理解をいただいて、多くの原子力施設も立地しておりますので、そういった諸々の安全対策、その確認などのプロセスに生かしていきたいというふうに思っております。
[NHK]
琵琶湖の水位について、マイナス62センチになったということで、現時点で水位低下の県内での影響みたいなもの、何か把握されているものがあれば教えてください。
【知事】
先週の時点ですけれども、特に目立った大きな影響等は確認されておりませんが、アオコが非常に長い日数、多くの日数、確認されているという状況など、やはり琵琶湖に新しい水が入りにくくなっている、また流れが起きにくくなっているという状況はあるのではないかと思います。
[NHK]
今回、国への要望をマイナス60センチ超えたらされるという、時々あるものかなと思うんですけれども、内容としては、大堰の調整とか、先ほど水位低下抑制のための要望というふうにおっしゃったんですけど、その中身をもう少し教えてください。
【知事】
要望内容につきましては2点ありまして、1つは淀川水系ダム群、洗堰だけではなくて、それぞれの川の流域にダムがありますので、それらを統合管理することによって、ダム群から水の先行補給を行うなど、ダムの水の有効利用を図って、琵琶湖の水位低下、すなわち洗堰からの放流というものをなるべく抑えられる、こういうことを図られたいということと、あとは淀川大堰、一番下流にある淀川大堰を適切に操作することによって、やはり下流の流量を維持することによって、上流から流しすぎなくてもいいようにしてほしいという、この2点を求めているところです。
[NHK]
今回の水位低下の状況についての知事の受け止め、あるいは県民への呼びかけみたいなものがあれば教えてください。
【知事】
例年この時期は下がりやすい時期になりますので、さらに低下することも想定されます。もちろん、水は使ってまた琵琶湖に戻すという、こういう循環も一部やっておりますが、有限かつ貴重な資源である水を大切に使おうということと、やはり上流山間部にあられても、いずれはまた琵琶湖につながる水でございますので、そういったことに思いを馳せながら、源流・上流・下流、みんなで協力し合った水の統合管理というものをしていきたいと思いますので、ぜひこの点も併せて、御理解、御協力をいただければと存じます。
[日本経済新聞]
琵琶湖の水位について、11月22日の土曜日の段階で国への要望の基準となるマイナス60センチでしたが、国に対して要望を出したのは今日25日ということでよろしいですか。
【知事】
要望を出させていただいたのは今日です。
[日本経済新聞]
マイナス65センチになれば新しい基準だと、水位低下連絡調整会議を県の中でつくるということなので、その準備に入ったと捉えてもよろしいですか。
【知事】
今、お尋ねいただいたように、マイナス65センチになれば水位低下連絡調整会議を設置することにしておりますので、そのことは十分想定して、状況を見ながら、当然準備をしながら、構えておきたいと思います。
[日本経済新聞]
知事のおっしゃるとおり、例年この時期は水位が低下しやすい。2年前に渇水対策本部をつくったときも、だいたい11月の下旬にマイナス60センチになって、水位曲線もおそらく今回と同じようになっていると思うのですが、このあたりの危機感は知事は感じれおられますか。
【知事】
おっしゃった通り、例年ここからずっと12月、1月にかけて下がることが多いです。中には雨が降ったり雪が降ったり、ぐっと水位が上がる時期もありますので、すべてということではないですが、でも注意深く水位低下を見なければいけない、必要に応じて対策を取らなければいけない時期に入ってきますので、そういう意味で国にも要望し、また使う方々、周りの方々にもこの状況をお知らせするということを積極的にやっていきたいと思います。
[日本経済新聞]
先ほど少し触れられた物価対策の追加の補正予算について、12月19日の県議会の最終日までに提出は間に合いますか。
【知事
確かに日程はタイトですが、国で閣議決定され、できるだけ早く効果、発現を現場においてすべきだという観点から、県でも開会される議会に間に合うように準備したいと思っています。
[日本経済新聞]
間に合わない可能性もありますか。
【知事】
準備状況にもよって一部、もし間に合わないとすれば、こういう理由で間に合いません、こういう対策をとりますということを併せて御説明するようにしようということを今日の経営会議でも言いましたので、大層はこのせっかく行われる県議会に間に合うように準備をさせたいと思います。
[日本経済新聞]
知事のスケジュールによると、今日は夕方、東京に行って八芳園で近江ゆかりの会が開かれるとのことですが、これは毎年行われているのですか。
【知事】
今、御紹介いただいた近江ゆかりの会というのは、東京および首都圏で滋賀に、関わりのある方、御出身の方、そういった方々にお呼びかけして年に一度集って旧交を温め、今後の関係づくりについて交流する場を設けておりますので、その行事です。
[日本経済新聞]
先日、ここ滋賀を通して、関東にいる元県民の方にプレゼントを配るなどの活動が結構目立つと思うのですが、これは関係人口あるいは交流人口、このあたりを増やしていこうといった意図があるのですか。
【知事】
おっしゃるとおりで、関係、ゆかり、こういうものはたくさんあった方が良い。でも、放っておくと、何もしないと、繋がらないものもありますので、色々な機会をつくって、色々な関係性を紡いで、そして、例えばビジネスに、そして、様々な活動に活かしていこうと、こういうことはより積極的にやっていきたいと思います。ここ滋賀もありますし、東京本部もありますので、また、近江商人ゆかりの色々な関係もあるので、そういうものはぜひこれから広げていきたいと思います。また、以前と異なる、例えば江州音頭をやればいいとか、会合だけやればいいということではなくて、SNSを通じた広がりとか、若い世代には若い世代なりのテーマを持った広がりというようなこともあるようですので、そういうことも取り入れながら広げていけたらいいなと思います。
[日本経済新聞]
関東だけではなく、九州や北海道、あるいは関西、このあたりにも広げていこうというお考えはありますか。
【知事】
同様の問題提起は、いろいろなところからいただいておりまして、首都圏だけでいいのか、東京だけではなくてという御提起もいただいています。折に触れ、私が出張の折に色々な県人会の方々を含め、繋がりをつくる活動もやっていますし、企業誘致のいろいろなフォーラム、セミナーなども公共以外の場所でやったりすることもございますので、今後、そういった可能性についてはさらに検討していきたいと思っています。
[毎日放送]
葛籠尾崎湖底遺跡について、三日月知事がこの調査結果を初めて御覧になったときに、ほぼ完全な形で今回縄文土器が見つかったわけですけれども、率直にどういった感想を持たれましたか。
【知事】
文献や教科書などで、この葛籠尾崎のことは知っていましたし、聞いていましたけど、改めて直近のこういった写真等で、それぞれの時代のものがこんなにきれいに残っているということに、驚きとともに感動を覚えました。この中に何が入っているのかということを、物質を採取して調べれば分かるかもしれませんし、周りに何があるのかということなどにも興味が湧きます。しかも、この葛籠尾崎湖底遺跡の1つの特徴は、それぞれの時代に、縄文から古墳時代も、一部弥生時代も含めて、ずっとそれぞれの時代に即したものがあるとすれば、長い間、琵琶湖のこの辺りが人の往来があり、交易の歴史があった。当然、湖の上ですから、船がひっくり返ったり、物が落ちたりということもあったのかもしれませんので、そういったことを裏付ける1つの重要な資料になるのではないかなと思います。湖中、湖底だからこそ保存状態も良いとすれば、他ではわからない発見があるのかもしれないなということにも可能性を感じています。
[毎日放送]
先ほどもおっしゃってましたが、やはりロマンというものも感じますか。
【知事】
感じます。ですから、こういった壺や甕から何が出てくるのかということによって、このあたりで例えば取れないものがあるとすれば、余所の地域と交流していた可能性もあるのかもしれませんし、そういったことは、この時代の人たちの新たな交流の歴史を裏付けることにもなるんだと思いますので、湖中、湖底ですから慎重に調べないといけないことはあると思いますし、文化財としての価値をどれぐらいまで見出しに行くのか、指定登録ぐらいにするのか、登録文化財にするのか、しかしここは漁業でもいろいろと皆さんが使われる場所でもありますので、そういったこととの兼ね合いも含めて、みんなで議論をして、これからの保存、活用につなげていきたいなと思います。聞いていると、来年度の調査はまだ十分決まってないということですので、国や市と至急協議、調整して、来年度以降、どのような調査研究をしていくのかということをつくっていきたいと思います。
[京都新聞]
琵琶湖の水位の低下の件で重ねて伺います。タイムラインを昨年度つくられて、それによりますと、今、自主節水期に入ったということなのですが、水を大切に呼びかけともあるんですけれども、具体的に何か県民へこのマイナス60センチを下回ったということで、新たに導入されたことですとか、何かホームページで呼びかけを始められたとか、そういった動きはありますでしょうか。
【知事】
当然、こういった会見もそうですし、この会見の内容をホームページ等に掲載させていただくということもございます。この会見をいろいろなメディア等で報じていただくことで、多くの皆様方が、そういう状況にあるのかということについて再認識いただくことは、当然、生活や生産の場面で水を使われるときに意識されることも多くあるでしょうから、そういったことにまずはつなげていきたいと思っております。
[京都新聞]
国に本日付で要望されたということですけれども、一昨年度もマイナス78センチになったときには、その前に要望はしたのかなと思うのですが、実際この国への要望の効果の程度ですとか、これによって何か国は具体に対応を変えるとか、対策をするとか、そういった動きにつながるのでしょうか。
【知事】
こういったコミュニケーション、要望を含め、こういったことは日常的にやっておりますし、今回60センチになったということを受けて改めて要望させていただきましたが、当然国も洗堰等の水位操作で、この状況というのは承知をしてくれていると思いますので、別に要望しなくても何かことが起こらない、適正に管理をしないということではないと思いますが、やはり琵琶湖を身近に見ている、お預かりする県として、改めてこういった明示的に要望するということは、国に対してもこれまで以上に注意をして、また先ほど申し上げた下流の水の管理等も含めて、流量の管理含めて、より意識をしなければならないということにつながると思いますので、それを期待したいと思います。
[京都新聞]
昨年度は一昨年度のマイナス78まで下がったのを受けられて、こういうタイムラインを作成したと、より柔軟に対応できるようにするということでしたけれども、本年度に関しましては、何か新たな取組、新たに導入されたことなどありますでしょうか。
【知事】
まずは、先ほど示したタイムラインに基づく水位低下の状況に応じて何をするという、このタイムラインを定めていますので、この状況、推移を見ながら、それぞれのレベルで対応をしていくということに尽きます。何か新たにこれ以外につくるということは考えておりません。これに沿った対応をしつつ、その状況、推移を見るということに徹します。