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知事定例記者会見(2025年11月4日)

令和7年11月4日
(県政記者クラブ主催)

会見の様子

【知事】

11月に入って、朝夕冷える日も多くなってきました。 錦秋、とても美しい景観を楽しめる季節になってきましたので、 お出かけいただいたり、また俳句を詠んでいただいたりしてはいかがかと思います。 本題に入ります前に、11月8日土曜日、「THE シガパーク」の公園の1つでもある、野洲市の県立近江富士花緑公園で、「水源の森オータムフェスタ」を開催します。 森、木に対する理解を深め、滋賀の森林、琵琶湖への環境保全意識を高めていければと考えているところでございます。 木工の体験コーナーですとか、チェーンソーアートの実演など、さまざまな企画が満載ということでございます。希望が丘文化公園と一緒にお楽しみいただけたらいいなと思っております。

滋賀の県木もみじフォトコンテストを行いますという御案内もさせてください。 まさにこの秋が深まる頃は、もみじが色づく季節であります。そのもみじのフォトコンテストを実施します。こちらも11月8日から12月7日まで、県民の皆さんだけではなくて、どなたでも御参加可能です。滋賀県以外のもみじの写真もOKだということでございます。インスタグラムで、「#(ハッシュタグ)滋賀の県木もみじ」と添えて投稿していただくことで参加が可能です。入賞された方には、近江米新品種「きらみずき」、近江の地酒・冨田酒造さんの「七本槍」、県産材マグネットなど、様々な商品をプレゼントさせていただきます。

また先だってお伝えしました、リペアチャレンジの家具を集めて直して皆さんにお届けするという、リペアチャレンジ販売初日の状況、既に取材に来ていただいたメディアの皆さんもいらっしゃいますが、150名を超える方々に御来場いただき、売上点数が89点、売上金額が15万8千円ということだったそうでございます。県外からも多くのお客様がお越しになったと。また、まとめて買っていくお客様もいらっしゃったとうことです。初日にしては上々のスタートだったのではないかと担当も言っていますし、私もそう思います。私は公務の都合で行くことができなかったので、次回12月6日土曜日10時からまたタイミングを探って行ってみたいなと思っております。今度は廃材、古材も販売してはどうかと、複数のお客様からニーズの提示があったそうでございますので、そういったことにもチャレンジしてみようということでございます。

それでは資料に基づいて3点申し上げます。まず1つ目は、燃料電池のフォークリフト、この水素貯蔵モジュールを用いた水素供給モデルの実証についてでございます。令和4年3月に滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画を策定いたしまして、内陸の工業県、また交通の要衝、こういった滋賀の特徴を生かして、水素エネルギーの利活用の促進を進めています。 昨年度、7月から8月にかけて、移動式水素ステーションを用いた燃料電池フォークリフトの実証実験、水素巡回供給モデルの実証を行いました。しかし、県外からの水素調達のコストというのが課題になったということでございます。国でも水素ステーションをマルチユース化しようという戦略を定めておりますので、1つ1つの水素ステーションがマルチユース化、要はFCVだけではなくて、いろいろなものに供給できるステーションになれば、調達も容易になり、使う人のコストも削減できるということが期待できますので、今回、米原市に事業所を有する日本ガスケット株式会社様と、長浜市に事業所をお持ちの髙橋金属株式会社様の御協力のもと、水素貯蔵モジュールを用いた水素ステーションから燃料電池フォークリフトへの水素供給モデルの実証を行います。11月21日金曜日には、日本ガスケット株式会社滋賀工場におきまして、実証の見学会を行いますし、セミナーも開催いたします。 こういった実証を積み重ねながら、水素エネルギーの需要を拡大していく、また使い勝手の良さをつくっていくという、こういう取組を試行していきたいと思います。

続きまして2点目は、滋賀地域交通フォーラム未来アイデア会議についてでございます。12月13日土曜日、イオンシネマ草津におきまして、 滋賀の地域交通を考えるためのフォーラム未来アイデア会議を開催いたします。今年度、御案内のとおり、大津市、彦根市の2カ所でワールドカフェ方式のワークショップを開催してきました。 様々な地域、様々な立場や年代の方との対話を通じて、私自身も2度参加いたしましたが、県域全体を見据えた議論を、移動や交通、暮らしに関して深めてきたところでございます。今回のフォーラムは、現在策定を進めております 滋賀地域交通計画について情報提供を行わせていただき、 有識者の御講演もいただきます。その後、意見交換として、具体的な施策、どんなことをやるのか、またそういったことを実施するために必要な予算、お金というのはどうするのかということについて議論をしていきたいと思います。税に求めた場合、どうなるのかということについても投げかけていきたいと思います。 昨年度と同様に、今回もグラフィックレコーディングを用いて議論の見える化をしようと考えております。 また、今年度はより多くの方に御関心を持っていただいて、こういった議論に参加していただきたい、そのために視聴をしていただければということで、 イオンモール草津内に特設会場も設けて、来店者に御参加いただけるような機会をつくろうと、映画館に入らなくても参加することができます。11月4日から参加者の募集を開始いたします。 会場の定員は300名、オンラインでの参加も可能。 昨年度同様、会場に御参加いただいた方には、イオンシネマギフトのプレゼントもあります。 なお、今年度は現時点で、これは新たな取組として、無作為抽出いたしました県内約2,500世帯の皆様にフォーラムへの参加案内を郵送させていただいております。当たった方には、ちょうど今頃、御案内が届いている頃かと存じます。この取組は私たちが住んでいるこの滋賀での暮らし、日々の移動の悩みやこうなったらいいなという願い事をどのように叶えていくのかということを考える大切な場だと思っておりますので、 ぜひ積極的な御参加、御案内が届いた方につきましては、行ってみようということで御参加いただきますようよろしくお願いいたします。

それでは最後、3点目は、観光についてでございます。 新たな観光キャンペーン、戦国ディスカバリー滋賀・びわ湖を11月8日土曜日から始めようということでございます。来年1月は、安土城築城450年の記念すべき節目でございますし、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送もスタートいたします。戦国への関心が高まる、注目が高まるというこの機会を捉えて、「近江を制する者は天下を制する」と言われた、この戦国滋賀の魅力を伝えていければと考えております。 キャンペーンのアンバサダーには、滋賀ふるさと観光大使の西川貴教さんに御就任いただき、 今回はオリジナル武将のイラストとしてキャンペーンを盛り上げていただければと考えております。キャンペーンがスタートする11月8日土曜日には, 安土文芸の郷公園におきまして、「豊臣兄弟!」にも出演される要潤さんなどの俳優の皆さんにも御参加いただいたオープニングイベントを開催いたします。また同じ日、同じ会場では「出張!お城EXPO」も開催されますので、イベントと連動させた形で賑わいをつくっていければと存じます。この戦国ディスカバリー滋賀・びわ湖キャンペーンでは、 武将や城を中心に戦国時代に活躍した女性や町づくり、多文化共生など、今にもつながる, 世界につながる、未来につながる多彩な魅力を表現、発信するとともに、周遊企画なども展開いたしまして、戦国時代からの滋賀の魅力、新たな発見、ディスカバリーをしてもらえたらと思っております。今回、このキャンペーンは、各種媒体を通じた情報発信を行うとともに、滋賀だけではなくて広域連携もやろうということで、愛知県や奈良県と連携した豊臣家ゆかりの地巡りなど、多角的な企画も展開していく予定です。 また、この取組を通じて、2027年秋のJRグループとのデスティネーションキャンペーンのプレ・本番・アフターの盛り上げに活かしていきたいと考えているところでございます。長くなりましたが私からは以上でございます。

[朝日新聞]

未来アイデア会議について、この意見交換会に今回無作為に抽出された世帯へ参加案内を出したということですが、こういう人たちにも参加してもらうという思いを改めてお願いします。

【知事】

この夏にやってきましたワークショップもそうですが、移動とか交通は、いろいろな年代すべての人に関わることですが、お仕事の関係で、興味の多寡によって、場所の遠い近いによって、なかなか御参加という一歩を踏み出していただくことに戸惑いやハードルがあるとすれば、そういうものを少しでも乗り越えていけるきっかけづくりとして、より広いお声を、公論熟議ということでこのテーマを議論しようとしていますので、その一環で今回やってみたということです。

[朝日新聞]

意見交換会はウェブシステムを活用し、参加者全員での対話と。この参加者全員というのが気になるんですけれど、どのくらいの範囲をされるのでしょうか。

【知事】

毎回やってみているのですが、先ほども申したグラフィックレコーディングで、こんなことを議論してきましたね、こういう意見が出ましたねということをみんなで視認できるような取組ですとか、皆がそれぞれ持っているスマホでQRコードを読み込んで、そのソフトの中で、この御意見どうですかというアンケート方式や自由記述が入れられて、やり取りできて、そして表示できるという仕組みを使っていますので、もって全員参加型の意見交換ということを呼び掛けています。

[朝日新聞]

対話というくらいだから何かやり取りがあるかなと思ったのですが。

【知事】

時間の関係でテーマによって濃淡はあるのですけれども、こういう御意見が出ていますが、知事、先生、いかがでしょうかというやり取りは当然あります。

[朝日新聞]

参加募集人員300人とのことですが、無作為抽出した人も含めて300人ですか。

【知事】

はい、そうです。無作為抽出して、当選の御案内をして、どれだけの方がじゃあ私行きますということになるのかというのも当然ありますので、入れて300人です。

[朝日新聞]

もしいっぱいになってしまったら一般公募はなくなるわけでしょうか。

【知事】

会場のキャパを超えてしまったら、その方々は申し訳ございません今回はもういっぱいなので、ということになります。しかし、イオンのモール内のところで気軽にお聞きいただけるスペースの確保、またウェブでの御参加というのもありますので、いろいろな選択肢は用意しておきたいなと思います。

[朝日新聞]

特に今回、アイデア会議ということなのですが、最後に、フォーラムとは違う、ここで期待することはありますでしょうか。

【知事】

この取組は、この4、5年、より精力的にやってきているのですが、ビジョンをつくって、ビジョンを実現するための計画づくりが、いよいよ今年度末に1つの仕上げの時期に入ってきております。地域、モード、そして暮らしの場面に応じた移動手段や交通に関する、より具体的な意見のやり取りができればと思っておりますし、そのアイデアが何か1つの方向性を持って、この地域にはこういった移動手段の確保、この地域にはこういった問題点の改善、という形につながっていけば、併せて、それを実現するために皆でどう負担を分かち合えばいいのかなというコンセンサスづくりの足場がつくれれば、ひとつのステップになるのではないかなと思いますが、丁寧にやりたいなと思います。

[時事通信]

未来アイデア会議について1点伺います。今回の内容は、滋賀県が目指す暮らしの実現に向けた施策とその実施に必要な財源ということが主だと思うんですけれども、先ほど知事も税について求めた場合の投げかけもしたいというお話がありまして、この施策については先月の委員会で具体的な施策メニューというものも明らかになったと思うのですが、もう一方の財源について、具体的にどのような切り口で、県として問題提起をしたり材料を示していきたいというふうにお考えでしょうか。

【知事】

移動手段を確保する、より良くするための財源につきましては、今もそうなんですけれど、いろいろな構成内容、いろいろな選択肢というのがあると思います。国から頂く財源というのもあれば、事業者が持ってくれる、利用者が支払う負担もありますし、県や市町が工面して予算化して創っていくものもございます。いろいろな選択肢がありますが、それで賄えない部分が、この計画、具体的なメニュー、要望の中に出てくるとすれば、そのはみ出す部分をどうしますか、ということだと思います。はみ出すのだからもっと国が出そう、もっと県や市町が出そう、もっと事業者が出そうというのか。そういうことも1つの選択肢ですし、もうはみ出す部分はやめようということもあるのかもしれませんし、他と代えてやろうといったこともあるのかもしれません。もし他と代えずに、減らさずに、やっぱり必要だよねということになれば、じゃあそれをどのような財源をつくってやるのかということについて、みんなで、今までよりもより現実的に考えていく場になればいいなと思っています。しかし、それを例えば税というものに求めるとすれば、前回、答申を税制審議会に頂いて、今月末には第27回目となる税制審議会に向けて、次なる諮問を、具体的には、こういった移動を支えるための新たな税をつくった場合にどういう構成で、どういう税率で、どういう使途でやればいいのかということについて、考えていただく機会を持ち始めますので、そういった内容をこの12月のフォーラムの場面でも皆様方に一部投げかけて、どう思われますかということも問うていくことになるのではないかなと思います。今すべて、こういう金額で、こういう財源で、こういう予算でというところまで具体的に固まっているものではありません。しかし、この間、今示しているメニューの段階で県議会等から頂いている御意見もあるので、そういう御意見も参考にしながら、次出す内容は考えていきたいなと思います。

[時事通信]

最後に1点だけ追加で、今現実的に考える場面になってきたというふうにおっしゃっていたと思うのですが、そういう意味で言うと財源、いわゆる交通税についても、この場で一定の具体像みたいなところについて示すような機会にもなるということなのでしょうか。

【知事】

断定的に、何か負担ありき、そして税ありきということでの示し方というのは、この時点では難しいと思いますけれども、今までのフォーラムやシンポジウムよりもより具体的に示し、かつ計画・施策の中身も、これから今月末にかけて煮詰めますが、以前よりも具体的な内容でお示しできるようになると思いますので、その計画・施策と財源とが、負担とが、セットになった議論というのはやっていけたらいいなと思っております。

 

[NHK]

先週の31日、与野党の6党で、ガソリンの暫定税率の廃止について、12月31日で廃止することに大筋で合意したというような報道もあり、さらに軽油の方も4月1日にという話になっていますけれども、 先週の定例会見でも同じようなことを聞かれていたかと思いますが、改めてこれが大筋合意したということで、知事としての受け止め、おそらく税収が減るということにもつながると思いますので、どういうふうにお考えになっているのかお伺いさせてください。

【知事】

まず大きな政策合意ですし、各党、与野党、それぞれがこのテーマについて、物価が上がっている昨今においてどういった低減策や還元策があるのかということを議論された結果として合意がなされたということでありますので、それは受け止めたいと思いますが、先般も会見で申し上げたとおり、ガソリン税等の暫定税率が廃止になった場合の県財政への影響というのはおよそ180億円ということを申し上げておりますので、具体的にいつ、どこからどこまでが下げられるのか、その結果減収になった部分をどうやって国として地方に補填されるのか、またその代替財源というものを何に求めて、今使っている他の財源から持ってくるということであれば補填されたことにならないので、そういったことになっていないのか。また、来年度だけと言われたときに 、再来年度以降どうするのかという安定財源になっているというようなことなどは 、これは十分確認しないといけないことだと思っていますので、合意は合意として受け止めた上で、具体これから中身を詰められるこの議論も注視しながら、必要に応じて県としても、全国知事会通じてでも、機動的に要望等を上げていきたいと思います。

[NHK]

ガソリンと軽油を合わせると 67億8千万円になるのでしょうか。

【知事】

前回の会見では、消費税も含めた形で私が申し上げましたので、先ほど申し上げた180億ということになっていますが、暫定税率の廃止、これは軽油引取税については 65.4億円、そして揮発油税も含めると、県で2.4億円、市町で1.4億円の減収ですから、今おっしゃった約70億円の減収になりますので、その減収分をどのように補填するかということについては注視していきたいと思います。

[NHK]

その70億円というのは、当然額として大きいと思うんですけれども、県の財政としてその70億円が補填されなければ無くなってしまうと思うんですけれども、その重みというのはいかがなものでしょうか。

【知事】

私たちが払っている税を払わなくてよくするということは、その負担が減るということにつながりますが、 それがもし減った分、他に回せて、それが他に使われて、また回り回ってくる。 こういう効果もあるとすれば、それがどの程度出てくるのかというのは見る必要があると思います。 また、こうして税として払わなくてよくする分、補填されないということはないと思っているのですが、補填されないと、今お尋ねいただいたように約70億円減収分が発生するわけですから、 約6000億円の一般財源総額、一般会計計上している県として小さくない減収が生じますので、 その減収分をどのように代替させていくのか、安定化させていくのか、 このことは地方自治行政を担うものとして不可欠に、とても重要な議論だと思いますので注視しています。

[NHK]

1問目の時におっしゃっていただきましたが、全国知事会とかそういった場を通してでも、そういった代替の財源については強く求めていくというお考えということですか。

【知事】

これは強く求めていきたいと思いますし、この減収を国としてどの財源でバランスさせるのか、聞いているところでは税収増分を使ってということも言われておりますが、その税収増分というのは当然地方にもあり、それを当てにしていろいろな財政収支、バランス均衡を図っているようなところもありますので、 そういったことにどう影響するのかということも見ていきたいと思います。

[京都新聞]

クマについて、基本的には東北地方の方が大きな被害が出ているということになるんですけれども 当然滋賀県内も多くの山が、森林があるかなと思います。現状、滋賀県としてどんな対策をされているのでしょうか。9月からは緊急銃猟制度も始まって発砲のハードルが下がったような状況にありますけれども、そこまで深刻な事態ではないかもしれませんが、県内のクマ対策について知事の所見、お考えを聞かせていただけたらと思います。

【知事】

全国的に報道でも伝えられている通り、クマが出没する、また人間に危害を加えているという状況は大きな関心事として、私も見ております。また、県内でも出没は今年度90件近くございますし、週末にも長浜市木之本でクマを目撃したという、爆竹を鳴らして、威嚇して追い払ったということがあるようでございますので、心配に思われている県民の方々も多いと思いますので、寄り添っていきたいと思います。 また、クマがどれくらい出没するかということに影響するブナなどの堅果類の豊凶調査も見ながら年度ごとの状況の確認をしているところでして、そういうものを見ると、県でも例えばブナ、どんぐりなどが十分実をつけてクマが食べられる状況にない年は多く出てきますし、そういう時代に育った子グマは人里に出てきて、人里でおいしいものとか食べられるものをとって暮らすということに慣れて、成獣になってからもまた出てくる傾向もあるようですので、少し広い、長い目で見ていく、こういう視点を持ちながらやっていきたいと思います。 まず当面、市町ですとか警察と情報共有しながら注意喚起をしていくような会議を実施いたしまして、皆様方と情報共有しながら、対策の確認をしているところです。これから冬眠する時期に入っていくとすれば、その状況が冬眠している状況、人里に出てこない状況が確認できるかということもとても重要だと思っていますので、こういったことも併せて市町や警察当局などと連携していきたいと思います。

[京都新聞]

現状として滋賀県内の出没状況を、人への危害というか農作物への危害といいますか、知事としたら例年並みなのか、例年より少ないのか、例年並みと同じでも より注意しないといけないのかという県民への何かメッセージというか、認識を最後教えてください。

【知事】

まず、今年度が報道等で報じられているほど、本県においてもクマがたくさん出てきて、人間に危害を加えるということになっているかというと、 現時点おかげさまでそうはなっていません。しかし、先ほど申し上げたブナ、ミズナラ、コナラなど、 特にブナは凶作ですし、ミズナラは不作になっていますので、 クマが山で餌を捕れる環境というのはあまり良くないので、十分出てくること、冬眠前に出てくることは考えられます。また、人間も山に入る機会も多いので、 出くわす機会も増えるということから、やはり注意して過ごす、対処するということが重要だと思いますので、 もう1、2ヶ月気を抜かずに、みんなで過ごしていこうということを呼びかけていきたいと思います。

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