文字サイズ

知事定例記者会見(2014年12月26日)

平成26年12月26日
(県政記者クラブ主催)

今年もはや年末ということでございます。久しぶりの会見ですが、今年最後の会見ということで、来年以降は原則週一回で会見したいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。

年末ということで、漢字一文字で表現される方も多いのですが、私は五・七・五でその時々の事を表現するようにしておりまして、「出会うこと 年越せること 生きてこそ(であうこと としこせること いきてこそ)」生きるということに感謝を持ちながらともに生きるということに対して、思いを強く出していきたいということで「出会うこと 年越せること 生きてこそ」をしたためさせていただきました。

なお、本日は何点か情報提供させていただきます。

まずはじめは、高島市で発生しました木くずの不法投棄事案の総括を受けてということです。先般19日に、様々な刑事手続、司法手続きを経て、県当局として総括を発表しました。その際に私から「県民の皆様へのおわびと約束」ということで書面を出させていただきました。昨年の3月から4月にかけて発生した不法投棄事案でありましたが、この事案は、放射性物質に汚染された廃棄物の大規模な不法投棄事案として発覚しました。全国的にも類例のない困難な事案であるとともに、県民の皆さんの心の拠り所である自然豊かな琵琶湖の湖畔で行われた許し難い行為である。様々な対応が取られたのちに、最終的には本年の3月4日にようやく現場での復旧作業を完了することができましたが、この間、地元の皆様方には現地への立ち入り禁止措置だけではなくて、健康面への不安、農産物や水産物への風評被害への懸念など大変なご心配をおかけしました。また何より事案への初動対応に不十分な点があったこと、早期撤去を優先させたため、撤去作業者や搬出先などの情報をお知らせできなかったことなどから本事案に対する県の対応に不信感を招いたこと、心からお詫びを申し上げたいと思います。

詳細については、総括の本編にも示されておりますし、先般会見も行われたところでありますが、私はこの「お詫びと約束」にも書かせていただきましたが、3点あるということで、私の思いを申し上げたいと思います。

1点目は初動対応が不十分であった。

2点目は結果的に不法投棄に関与した者による自主撤去という道を選んだということ。

3点目は、放射性物質汚染対象特別措置法の根本的な問題点です。これについては昨日25日に国の資源エネルギー庁及び環境省に対して今回の総括を受けた問題点に対して要望・提案をさせていただいております。

こういう事案が二度と起こらないように、私たち職員の感度を上げていこうと。そして隣の部署が何をやっているんだろうかと、「あれ?あそこに県の職員がいるけれども何をやっているんだろうか」ということも含めた県機関相互の連携を一層強化すること。今回、私自身、今回口頭処分による注意とこれから述べます人事の発令で対応させていただいております。

特に出先事務所での連携・情報共有が必要であるということから、大津・南部・甲賀・東近江・湖東・長浜・高島の7つの土木事務所の所長に「地域調整監」という職を兼務していただくことといたしました。新たに設置をし、地域調整監の職を新設し、土木事務所長がこの職を兼ねることとしていただいております。そのことを踏まえ発令後、7地域調整監に知事室で座っていただき、早速組織の点検およびそれぞれの事務所間の連携をつくる為の取り組みをしていただくよう要請・指示をいたしました。今後私自身もこのことにしっかりと意を持ち、心を砕きながら対応してまいりたいと考えております。

2点目も人事の事でございます。

先の県議会の中でも御答弁させていただいたように、福島第一原発事故の教訓や使用済み核燃料の処理、また廃炉に向けた対策など、原発に依存するエネルギーの問題は、「静脈」の未整備といった大きな問題を抱えております。今の基本構想もそうですし、産業振興ビジョンもそうです。縷々申し上げてきたように、原発に依存しない新しいエネルギー社会を滋賀から出来るだけ早くという方針・構想のもと施策を進めていくことが必要である。また、様々に起こってくる事象に対応していくことが求められるということで、まずは第一ステップといたしまして、来年1月から防災危機管理局原子力防災室に職員を1名増員いたしまして、「新しいエネルギー社会に向けた道筋」の検討に向けて体制を強化することといたしました。来年度の執行体制の強化見直しも含めて、しっかりと対応してまいりたいと考えております。

3点目の情報提供は、平成26年の3大ニュースということで、資料提供をさせていただいておりますので、各部局で、これが一番じゃないかということについて記載させていただきました。是非参照いただければと存じます。

さて、それでは「今月のイチオシ」と今まで地域ごとの特産物を紹介するコーナーをつくらせていただいておりましたが、本日は愛荘の日本酒を紹介させていただきます。今日は愛荘町のイメージキャラクター「あしょうさん」にも来ていただきました。5歳の男の子ということです。金剛輪寺の近くにお住まいの「あしょうさん」です。一緒にPRをしたいと思います。

滋賀県は古来、米と水に恵まれたということで、各地域に伝統的な酒蔵が沢山ございます。今は33の酒蔵があって、おいしいお酒を造っていただいているのですが、とりわけ鈴鹿山脈から琵琶湖に流れる愛知川の伏流水、湖東平野のおいしいお米を使って愛荘町では日本酒造りが盛んでございまして、藤居本家と愛知酒造の2件の造り酒屋がございます。このうち、藤居本家のお酒は11月23日の新嘗祭用に特別に醸造され宮中に献上されておりますし、国の登録有形文化財に指定されております重厚な総けやき造りの蔵の見学もご好評をいただいております。本日紹介しますのは、藤居本家の「旭日(きょくじつ)」というお酒、名前も新年にぴったりのお酒だと思いますし、私も「びんてまり」が大好きで知事室にも飾っているのですけれども、この「びんてまり」を模しました「びんてまり酒」という酒も造っていただいております。お土産に最適であります。

また、愛知酒造のこれまた有名な「富鶴(とみつる)」です。この時期ならではの「あらばしり」というしぼりたての原酒でございます。また、金剛輪寺の大黒天半跏像(だいこくてんはんかぞう)をあしらった招き猫のボトルを使った「大吟醸福招き猫」もお酒でして、これは湖東三山スマートインターチェンジの開通を記念してつくられたものでして、こちらも大変ご好評をいただいております。

こちらにいらっしゃる「あしょうさん」は、兜は「びんてまり」をモチーフにされ、服は近江の麻で、腰には山芋の剣をぶら下げているということで、剣は抜けるんですか?ぬるぬるしませんか。大丈夫ですか?皆さん、お見知りおきと、お披露目をよろしくお願いします。

11月1日には「湖東三山館あいしょう」がスマートインターチェンジを出た所にオープンしました。こちらでは窯で炊いたお米のおにぎりが好評でありまして、私もいただいたんですが、大変おいしいです。ぜひお立ち寄りの上、この相性の日本酒を買っていただき、年末年始のお話に花を咲かせていただければと存じます。

私の方からは以上です。

[毎日新聞]

先ほど新たに原子力防災室に1名増員するというお話がありましたが、昨日関西広域連合でも再稼働、値上げも含めた議論がなされましたけど、来年度以降どのような対応をされるお考えなのか。増員して道すじを検討するというお話でしたが、もう少し詳しくおうかがいしたいのと、福井県との協議というのも就任当初からおっしゃっていましたが、どうなっているのかおきかせください。

[知事]

この年末年始もそうですし、私たちが今日もこう使わせていただいております電気エネルギーを作っていただいている、そのことにご尽力いただいている、日夜ご労苦いただいている関係者の皆様には敬意を表したいと思います。これまで私たちは原発に多くの部分を依存しながら、とりわけ関西はその比率が高いという状況の中で若狭湾各地域の自治体の皆様にはその立地にご理解いただき、ご協力をいただきながら、そこから生み出される電気エネルギーのおかげで私たちは生活、また生産活動をさせていただいている。このことには感謝をし、御礼を申し上げたいと思います。

その上で、3.11、福島原発事故を教訓に、またそこを境に今なお事故が収束していない、多くの方が避難生活を余儀なくされている、健康不安にさいなまれている方々もいらっしゃるという状況下で私は第四のエネルギー革命を国全体で起こしていかなければならないのではないかというふうに考えております。

第四次と申しますのは、戦後エネルギーの乏しかった時代に水力エネルギーで、その後石油石炭などの火力エネルギー、そして第三次として温暖化対策が求められる中で、オイルショックがあった中で原子力エネルギーと。しかし、3.11を教訓にその次のエネルギーを節電省エネの取り組みも含めて新しいエネルギー社会を作っていく必要がある。

と同時にそのことは国の政策でありますけれども、地域でできることもあるということから、これまでやってきた節電省エネの取り組みですとか、再生可能エネルギー導入に向けた取り組みですとか、こういう取組をより一層加速化していく必要がある。

昨日も私も申し上げたんですが、私たちはそう考えているし、多くの県民、国民はそう願っているんだが、当座の経営のことを考えて、また国全体のベースロード電源だと位置付けられる国の方針とのかい離、ギャップの中でそれらをすりあわせていく必要、説明していく必要、ということも求められてくる、私たちの主張をしっかり国や電力事業者に届けていくということも求められる。

したがいまして、こういうことを中心になって担っていただく部署、および人を配置する必要はあるだろうということの中で、第一弾として人の異動と配置をさせていただいたということです。

[知事]

来年度以降、定期定例の予算も議会に提案し、執行していきますし、予算に伴う事業がございますし、それらを執行する体制も作っていきますので、来年度の4月以降の体制作りのためにもご尽力いただくということでございます。

福井県との関係もさまざまな機会をとらえて、情報交換、連携体制作りをしたいと思います。この間も福井県知事と知事間の対話と同時に防災訓練の共同実施、さらに原発防災という意味では一日も二日も三日も長、先んじて深く取り組んでいただいています福井県さんとしっかりと連携していくことが万が一ことが起こった時に被害に県境はないんだということから、これまでは立地自治体のみが責任を担う、立地自治体のみにお願いすればことが済むということではない対応を私たちも求めるんですから、私自身もそのことを県の体制として整えていく必要がある。したがいまして、そのことをある意味では教えて頂いたり、ある意味では連携して取り組むためにこれまで以上に福井県との連携はしっかり取ってまいりたいと思います。

[毎日新聞]

昨日の関西広域連合なんですが、関西電力の八木社長と知事とのやりとりがありましたが、知事の方はプラントの再稼働ばっかり言うな、八木社長の方は改めてプラントの再稼働の重要性をおっしゃっていたようにも見受けられたんですが、知事は昨日お話をされて、どんな感想をおもちになったんでしょうか。

[知事]

値上げの問題もそうですよ。再稼働に向けた対応、古い炉の特別点検、こういうもの全てそうなんですけど原発の比率が異常に高かったですよね。他の電力事業者に比しても偏ってましたよね。そのことがもたらす影響が非常に強く関西電力さんの対応に出ているなということを感じました。そのことであるがゆえの値上げの申請やさまざまな再稼働に向けた対応なんでしょうけど、このこととその先を望む県民、国民とのギャップ、そういうものがより強く、より深く、より広くなっていると感じましたので、私はあの場で発言させていただきました。

そこは電気電力ユーザーとして、しっかりと訴え、伝えていかなければならないと思いますし、一方で安価な電力を安定的に求める産業界の声も届いております。しかし、何より安全第一ですよね、原発に依存しない新しいエネルギー社会を目指すべきですよね、このことについては多くの方と合意形成できるわけですから、合意形成できることから積み重ねていって、滋賀は滋賀として役割を果たしていくというようにも感じております。

昨日、申入れの中に値上げについての説明責任が十分果たされないのであれば、値上げは反対だということであるとか、様々な実効ある防護体制の構築等々の再稼働に向けた原発防災充実の取り組み、これも申入れを致しまして、これらのことが実行されないとすれば再稼働容認できる環境にないという私どもがかねてから主張しておりました内容についても、関西広域連合としてまとめて申入れすることができたということは一つの大きな一歩だと思いますし、意義がある、今後につながる申入れだったのではないかと思っております。

[京都新聞]

改めてなんですけど、知事に就任されて初めての年末を迎えられての感想とどんな一年だったかということをおきかせください。

[知事]

特別な感情をもって迎えています。といいますのも、こんなに大変だったのかと、知事という仕事は。実感をもっています。と同時に夜目が覚めたり、朝目が覚めたり、気になることがあると、睡眠していても意識が遠のかないということがあるんだなと。雨の音で目が覚めるようになったということは非常に知事になって変わったことかなと思います。そういう意味で自然の関わりの中で生きていますので、災害というものについて、今も多くの雪でお困りの地域もございますが、そういったことにより意識も持って対応してまいりたいと思います。

同時に、滋賀というところはこんなに魅力があったのか、こんなにいいところがたくさんあるのか、こんなに頑張ってらっしゃる方がいらっしゃるのかということも改めて知事になって各地を回り、いろんな団体、施策に触れることにより実感することもできました。課題は多いですけども、可能性も力もありますので、こういうものをしっかり活かして滋賀県政をけん引していきたいと思いますし、あまり一人で重圧感に陥るのではなくて、皆の力を結集してこういった対応をしていければいいのではないかということを感じながら、年末を迎えさせていただいております。

[NHK]

今災害の話だとか、各地を回ってより魅力感じたところがたくさんあったという話がありましたけれども、特に、この年末までの間で、知事になられてから印象に残ったことだったり、あれば教えていただきたいんですが。

[知事]

特に印象に残ったこと。一つ挙げるとすれば、まちぐるみのアートの取り組みですね。高島市の風と土の交藝、もしくは近江八幡のBIWAKOビエンナーレ。

大きな展覧会だけではなくて、それぞれの地域で町家を生かしたり、古民家を生かしたりしながらですね、独自の創作活動、表現活動されている方々、ここに私は地方創生、地域活性化の一つの大きな可能性を見出しています。

もっともっと広げて、多くの方に伝えて、関西広域連合ではアーティストインレジデンスということでですね、海外からの芸術家に住んでもらいながら創作活動をしてもらえないかと。信楽にレジデンス付きの陶芸ができる施設も県有でありますけれども、こういったところも生かしながらですね、是非東京オリパラをそういう文化の発信の、アート表現活動の発信の、そういう時期に持っていけるように、より取り組みを強化してまいりたいと考えています。

[NHK]

災害の方だと課題も多々あったと思うんですが、それは新年以降どう考え、どう対策をとっていこうと考えておられますか。

[知事]

温暖化の影響でしょうか、局所的な、想定を超えた雨が降ったり、強風が吹いたりすることがある一方で、山がもろくなっていたり、川の堤防が弱くなっていたり、これまで作っていただいた社会資本が老朽化してきていたり、何より問題なのは、その中で住む私たちの、人と人とのつながりが希薄化してきている地域が多くある。高齢化もしてきている。

こういう自然は猛威を強めるんですけれども、人間社会がもろく弱くなってきているという中で、どう災害対応能力を高めていくのかということは、これまでの取り組みの延長線ではいけないのではないかな、ということも感じています。

だからこそ、流域治水条例があり、ハードだけでは守れないことに対して、意識、知識、ソフト面でもしっかり整えていこうということだと思いますので、こういう条例に基づく地域での協議会の取り組みをもっともっと加速化させていく必要があるということを感じています。

[産経新聞]

先ほどの一連の質問と答えが重なるのかもしれないんですけれども、冒頭で紹介していただいた今年一年を振り返る五・七・五の中で、生きることと、出会うことという風におっしゃっていたんですけれど、何か具体的なエピソード等を思い浮かべて書かれたのでしょうか。

[知事]

心に刺さるというか、自分自身深い印象をもって受けたのは、例えば近江学園に行ったとき、また私と同年代のお子さんを持つ、ご高齢のご夫婦からいただいた、障害のある息子さんの将来を思う気持ちをつづられたお手紙、また児童養護施設の一時保護所で、無垢に親を待つ子どもたちの目。こういうものを見たときに、ものすごくこう、生きるということはどういうことなのかなあ、ということを感じました。

でもせっかく今の時期一緒に生きてるんですから、縁があって同じ滋賀にいるんですから、どういう状況になったとしても、困難を乗り越えて、一時的に、一部的に困難があるとするならば、それを多くの人たちで支え合うということで、今生きていることの意味を実感してもらったらいいなあと。

そのために私たちは県政として、知事として役割を担っていかないといけないな、ということを感じたものですから、年末の節目にこういうこと表現しました。

[滋賀報知新聞]

3点ぐらい伺いますが、一つは先ほど言われた高浜原発ですね、事実上規制委員会がGOを出したわけですが、関西広域連合もそうですけれど、30km圏内としてですね、京都府なんかも含めて、安全協定の問題とか、具体的にどういう具合に連携しながら進めて行かれるかが1点ですね。

それから2点目は、木くずの問題なんですが、中間処理という形で処理されて、それが北関東の方に野ざらしになっているということなんですが、中間処理でどういう処理したのか言えないということですが、県の方は破砕だとおっしゃっているんですが、それで処理して、それが北関東の方に野ざらしになっていて、後は該当する都道府県が考えればいいということなんですが、これではあまりにも無責任すぎないかが1点と、それから部長の処分までありましたが、嘉田知事自身の責任性はあったのか、これが2点目に伺いたいです。

3点目はですね、フェニックスの問題です。高島市がご存知のとおり不正な搬入をしましたんで、フェニックスは今も継続して搬入受入れを拒否していると。そうなりますと、ご存知のとおり焼却灰等、ダイオキシンを含んだものがいっぱいたまっていると。保管も違う建屋でやるんでしょうけど、これについては当然県もフェニックス事業というのは関わっておられますし、この間の監査のときにも関わっておられたんですが、第三者委員会からですね、さらに新しいセンターの管理委員会という委員会を作られると、さらにまた委員会を作るというもたもたぶりがあるんですが、これに対してどう受け止められて、場合によれば市の対応が間違ってなければ、フェニックス側にきちっとした対応を求めるなり、あるいは市が間違っていれば進退を求められるというのが必要だと思うんですが、このフェニックス問題と、この二つをお答え願えませんでしょうか。

[知事]

その3点に通底する答えになると思うんですが、まず1点はやはり、静脈のことも含めた産業なり、政策なり、対応ということがまず必要なんだと。そういうことも含めた、完結された政策づくりをこれからの時代、より強くしていかなければならないということと、もう一つは、信頼を失うと、後の修復が非常に困難だということだと思います。

その意味で、3点目におっしゃったフェニックスの問題は、一定の対応がとられ、そしてその説明を今後関係方面に、高島市をして、していただきながら、フェニックスへの受け入れ再開というものもお願いをしていかないとならない段階に入ってくると思いますので、県としてもできる協力をしっかりと行ってまいりたいと考えております。

そういう意味も込めて、その確認のために、私は現地も先月ですかね、確認をさせていただきました。

なお1点目の高浜の原発の協定の問題は、昨日も関西広域連合の中で議論されたように、立地自治体だけではなくて、しっかりと周辺自治体に対しても説明もされるべきであるし、そして協定も結ばれるべきであり、井戸連合長からそのことについての言及もいただきました。

高浜ということで言うと、当面当座、立地的にも滋賀県と京都府ということになると思いますので、距離の遠近はありますけれども、連携をして、電力事業者なり国に向き合っていきたいと思います。

木くずの問題は、無責任ではないかということについては、制度面、また感情面、さまざまな課題があった中での精一杯の対応であったという風に思っております。

どこで、どういう状態にあるのかということについても、これは、公表の制約というものも一定あると。そういう状況の中での、ある意味では不信感も招くような対応になってしまっていることについては、私は、はなはだ申し訳なく、そして遺憾にも思っています。

ただ、一方で、持ってこられた線量の高い廃棄物を元の場所に戻してほしい、もしくは現地をそういうもののない状態にしてほしいというこの状況をできるだけ早く作り出さなければならない、修復しなければならないという、この課題もある中での対応であったという風に理解をしておりますので、今後こういうことが起こらないようにするということがまず一つと、そして行った先の自治体、関係行政機関との情報提供、情報交換、情報共有というものも、これまでも行っておりますけれども、今後必要に応じてこの対応もしっかりと行ってまいりたいと考えております。

前知事の責任のことについては、私が言及する立場にはないという風に思ってます。

[滋賀報知新聞]

二つだけ今の関連ですが、フェニックスですが、フェニックスは搬入を拒否しているわけですが、これは高島市の今の焼却炉ですね、これに問題があるという形であれば、当然炉を止めて、外部委託するなりという判断は迫られると思うんですが、知事の県としての立場から言うと、高島市の焼却炉というのは、改良を最近しましたが、あれで問題ないという捉え方なのか、それともフェニックス側は、あれじゃいかんという形で拒否しているのか、その辺の状況認識はどういう具合にお持ちですか。

もう一つは、中間処理という形で、ああいう形で公表ができなくても少なくともどういう、最終的に野積みのやつが処理されたかどうかは、都道府県名は明らかにされなくても、県は責任を持って、高島市から向こうに運んだ以上は、責任を持って情報公開できる範囲でされるのが筋だと思うんですが、この2点をお伺いします。

[知事]

1点目の問題は、今現時点、フェニックスがどういう評価をされているのか、私も詳らかでありませんので、また確認をしてお答えしたいと思います。

私がこれまで持っている印象では、そういう設備的なものに加えて、それは一定の対策、改良を行いましたが、加えて、ダイオキシンの基準超過のものをきちんと対応しなかった、遅れた、知ってたか知らずかそれを持ち込んできていた、ということに対する、これはもう信頼の欠如ということの方が大きいのではないか、それを看過した、放置した行政の対応に対する厳しいご指摘の方が強いのではないのかなという印象を持っています。

二つ目におっしゃった中間処理、野積みにされているものの行く末のことについて、責任を持ってということについては、県から行ったもののみならず、当該地域には、除染の廃棄物を含め、まだ中間処理ができないものがたくさんありますよね。

そういうものの行き先を今国をして、場所の選定はじめ、今後運搬をどうするのかという問題がありますが、これは、やはり国家的な課題で、監視の体制もそうです、住民の方々の理解もそうですけれども、じゃあ基準をどこに置くのか、基準以下のものをどう処分するのかというルールづくりも含めて、私は国を挙げて、私どもも協力しますから、だからこその今回問題提起だったんですけれども、制度体制を作りながら、監視処分をしていくということが必要だと思います。

お問い合わせ
知事公室 広報課 広報戦略係
電話番号:077-528-3042
FAX番号:077-528-4803
メールアドレス:[email protected]