令和8年、2026年、あけましておめでとうございます。新年節目、仕事はじめ、今年の皆さんとともに迎えられること、とてもうれしく、喜ばしく思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞ、在室の方はお掛けください。また、それぞれの職場で、仕事中の皆様方にも、この声、思い届けと、メッセージを送らせていただきたいと思います。
はり切って、紋付袴を着てきました。午年にちなんで、馬子にも衣裳とはこのこと、そんなことも思っております。
年末年始、いかが過ごされたでしょうか。ふるさとに帰省された方も、また、ご家族が実家に帰ってこられた方も、そしてこの期間、旅に行かれた方もいらっしゃると思います。私は年末に、購入した七分づきのきらみずき、美味しかったですね。また、滋賀羽二重のお餅を近江の野菜たっぷりのお雑煮で頂きました。そして近江の地酒をつい美味しくて、頂き過ぎました。昨年にはなかった休肝日を作りまして、少しウエイトを絞ることができたのではないかと思っています。
この年末年始も、防災、防疫、そして宿直、雪寒対応、インフラ管理、さらには救急や消防、警察、警備、医療、病院、そして介護や福祉、交通や物流、郵便宅配、上下水道、さらにはボートレースなどなど、私たちのために仕事をしてくださった方々に心を寄せ、感謝したいと思います。
せっかくの機会ですので、節目に絡めて、また、昨年放った輝きをレガシーにするという観点から、ともに生きる、というメッセージとともに3点申し上げたいと思います。
1つ目、節目に絡めて、でございます。いろいろありますが、10年、20年、30年ということで申し上げたいと思います。今年2026年は、県の防災危機管理センターが開所して10年です。JR琵琶湖環状線が開業して20年、琵琶湖博物館開館から30年の節目となります。常に備えよう、平時からの防災と、日々の生活や仕事に密接に関わって、地域の未来を左右する交通、さらにはお預かりしている琵琶湖と、源流の山、流れる川とともにある私たちの命や暮らし、未来にこれまで以上に目と心を向ける一年にしようということをまず説明申し上げます。
昨年4月から大阪・関西万博がありました。秋には「わたSHIGA輝く」国スポ・障スポ、これらは半世紀に一度のビッグイベントでございましたが、おかげさまで無事に何より盛況のうちに開催することができました。多くの人々とたくさんの感動を共有することができた。一人ひとりが、また、滋賀県が輝く一年を、おかげさまで、みんなで創ることができたのではないでしょうか。昨年末にも申し上げましたが、今の輝きを、明日、未来へ、自分の輝きを、あなた、隣の人に、一人の輝きを、みんなに、滋賀の輝きを、全国へ、世界へ、発信する年にしよう。
今年はインターハイ、高校総体もあります。来年には、ワールドマスターズ2027関西も開催されます。湖国で得られた昨年得られた感動や経験を、未来をつなぐレガシーづくりに取り組んでいきます。
昨年の輝きをレガシーに発展させるという観点で3点申し上げます。
1つ目は観光です。昨夜、「豊臣兄弟!」が始まりましたね。初回から、ハラハラハラハラする展開でした。藤吉郎のようにはなりたくないなと思いました。小一郎はさすがだなと思いました。近江ゆかりの武将、場所、出来事をたくさん撮っているドラマで楽しみにしております。
2027年秋にはディスティネーションキャンペーンが滋賀を対象に開催されます。これはビッグチャンスです。シガリズムとして、コロナ禍以降つくってきた滋賀・琵琶湖の観光を進化させていこうではありませんか。市、町、事業者と連携して、観光でまちづくり、健康づくり、観光の基礎づくり、こういったものを展開していきたいと思います。BIWATEKUと連携して歩くことでありますとか、THE・シガパークとして進めている公園の魅力づくり、スタンプラリーや鉄印帳を活用した鉄道の旅、こういった諸々を強力に発信していければと思います。
2つ目は、文化・芸術・アート・スポーツです。世界遺産登録にあと一歩のところまで来ました彦根城。築城450年の節目を迎えて、調査中の安土城をはじめ、滋賀の歴史文化と文化財を磨き、発信していくことでありますとか、部活動、これをアスリート、指導者の確保、環境整理をすることによって、地域連携で充実させていくことでありますとか、プロスポーツ、パラスポーツ、シンボルスポーツを振興していくこと、こういったことには大いに可能性を感じます。
また、感動共有の機会・ツールとして、社会的処方の概念でありますが、滋賀にたくさんいる、関わりのある人も多い馬含め、犬や猫など動物との豊かな関わりを滋賀に根付かせていく取り組みをつくっていきたいと思います。
今申し上げた観光や文化、スポーツに関しましては、県庁の組織の改善を検討していこうと思います。
3つ目はボランティアです。万博、国スポ・障スポで広がったボランティアのつながりをネットワークとして強化して、する、見る、支える、作る、めぐる、食べる、すなわち生きる感動をみんなに、未来へつなぐ取組を広げていこうではありませんか。
感動や誇りの共有をすることができたという意味では、昨年の輝きの大きなものは、坂口志文先生のノーベル生理学・医学賞のご受賞でございました。
12月22日には県民栄誉賞を贈呈させていただくとともに、1月1日発行の県の広報紙「しがプラスワン」でも対談させていただいておりますが、坂口先生は、研究の情熱、研究への情熱はもちろんのこと、故郷、湖国への愛着でありますとか、それぞれ持った興味や面白いと思うことを大切にすること、また、多様な可能性や選択肢を広げることの大事さについて、語り、諭してくださっています。坂口先生とも年末ご相談いたしましたが、子どもや若者が自身の興味や夢に向かって歩んでいくことを応援する、仮称「坂口志文賞」の創設に向けて、準備・検討を進めていきたいと考えております。
大きな3つ目、
ともいきの滋賀へ初日に手を合わせ
これは初日を拝みながら、年末樽明けをして、正月に切り並べた「ふなずし」をいただきながら詠んだ句であります。
「ともいき ともうみ ともそだて」「ともにいきる健康しが」づくりをさらに進めていくことを、ここに熱く表したいと思います。またそのために、明日へ、未来へ、2050年へ、私を、自分を、滋賀を、社会を、リ・デザインして、新しい道筋、羅針盤を示し、開いていくことを呼びかけたいと存じます。
年末から申し上げておりますが、一人ひとりの日々のリアルな現実を、データや技術も活用して直視すること、歴史、文化、山、川、源を大切に思考を組み立てること、滋賀だけでなく、隣接府県との広域連携でつくること、この3つの視座と姿勢、これを大事に体現しながら、「ともいき ともうみ ともそだて」「ともにいきる健康しが」ということで2つ申し上げます。
「ともいき ともうみともそだて」は、子ども、若者とともに、多文化共生でジェンダー平等を作り上げていくことを目指します。共に生きる人として、リ・デザインの対象として、生業としての産業と、支え合いの仕組みである医療・福祉、この2つに重点を置きます。3人に1人が高齢者となる時代を展望した地域包括ケアの仕組みと、それを担うひとづくり。2050年に向けた滋賀の新たな産業のクラスターと、その拠点像をデザインしていきましょう。
以上、少し長く、なぜか例年以上に熱くなってしまいましたが、節目と、そして昨年の輝きとともに生きる健康しが、その思いの一端を申し上げました。それぞれの部局、部署、係等において具現化することを考えてほしいと思います。
いよいよ年度末、2月議会に向けて、新年度予算の編成作業や組織体制人事の検討、大詰めを迎えます。一人ひとり、心身の健康、働き方に気を配るとともに、私たち管理職は、自身のことを十分に省みながら、全体を見渡して、尽力してまいりましょう。
年末、県内全て19の市町津々浦々を巡りながら、多くの人々と対話する機会を持ちました。私たちの滋賀県、そして私たちが担う県政、こういったものに対する信用、信頼の厚さを感じるとともに、一緒に頑張ろうという思いの強さに触れて、大いに力を賜りました。
琵琶湖と暮らしを守る。三方よしで笑顔を広げる。豊かな未来をともにつくる。この私たちのパーパス、志、こういったものの具現化、体現化とともに、「ともいきともうみともそだて」「ともにいきる健康しが」づくりに向けて、今年一年も一緒に頑張ってまいりましょうということを申し上げ、2026年、令和8年年頭のご挨拶メッセージとさせていただきます。ありがとうございました。