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二度とない今年の長月を楽しもう!

皆さんおはようございます!ご来庁の皆さん、職員の皆さん、滋賀県知事の三日月大造です。インターン生として、県庁内の職場に来てくれている学生の皆さんようこそ!いま、放送してくれたのも、インターンで来てくれている学生の皆さんです。ぜひ、一緒に働ければいいですね。大事な期間、じっくり見て、聞いて、進路・職業選択の一助にしてください。と言おうと思って、知事室を出ようとしたら、知事室にも石山中学校の中学生が2人来てくれていました。びわこ放送(BBC)の職業体験ということだそうです。いろいろ体験することは、重要ですね。

 

私自身、この週末、公務の合間に、母校の大学の学長はじめ先生や先輩、後輩の皆さんとの交流や、鉄道員として勤務していた会社の先輩や同僚、また、労働組合の仲間たちとの交流で原点回帰。たっぷり充電してきました!人間関係はいつになっても、いつまでも、大切な財産だと実感しました。

 

さて、まだまだ暑い毎日ですが、朝夕は少し涼しくなったでしょうか?時々、体に感じる涼風に、また、ヒグラシやつくつくぼうしの鳴き声に、秋を感じます。湖国・近江に広がる黄金色の稲穂波。おかげさまでいよいよ収穫の時期を迎えています。米不足や米価、今年、大量発生していると言われるカメムシの被害が気になりますが、天と自然の恵みに、そして生産者の営みに、また、品種改良や生産技術指導にあたってくれている皆さんにも感謝しながら、美味しい湖国・近江米の新米!大切にいただきたいと存じます。

 

早いもので、今年も9月です。長月。被害をもたらす長雨はなきことを祈りつつ、秋の夜長を楽しむ風情は持ちたいと思います。今日9月1日は「防災の日」。Disaster prevention Day。防災や防犯、安全や安心のために日夜ご尽力いただく皆さんに敬意を表します。地震や台風の襲来に慄き、気候や社会の変化を捉えながら、「いきる」「生き延びる」ため、「ともにいきる」ため、身のまわりのリスクや防災対策、いざという時の行動を再確認することから始めましょう!

 

 琵琶湖とくらしを守る。三方よしで笑顔を広げる。豊かな未来をともにつくる。これは、私たちのパーパス(志)です。

マザーレイク(母なる湖)琵琶湖をお預かりしている滋賀県。国連で「世界湖沼の日」が制定されて、初めてとなる「8月27日」には、記念イベントとして「みんなのBIWAKO会議」を開催しました。子どもから大人まで、高校生や大学生も、多数のご参加をいただきました。専門家だけでなく幅広く県民が自分ごととして関わり、考えること。琵琶湖の恵みを豊かにするために、私たち人間だけではなく、虫や鳥、鹿や熊、魚など、あらゆる生きもののことや、源流の山や森、川や里、上流と下流、海とのつながりを大事にする視点を意識して発信・行動していきたいと思います。琵琶湖を「窓」にして地球環境を観ることや、琵琶湖を「鏡」にして私たちの日々の暮らしや生き方を見つめなおす姿勢を持ちたいですね。

 

7月1日「びわ湖の日」から、「びわ活重点期間」を設定して、一斉清掃などの美化活動、しがのこどものなつやすみと連動した発信を行ってきました。7月にはオーストラリア・ブリスベンで開催された世界湖沼会議で、先月は、横浜で開催されたTICAD9(第9回アフリカ開発会議)で、滋賀県から、琵琶湖(水)との関わりについて発信いたしました。先週の8月27日から今日までは、大阪・関西万博内の関西パビリオンの多目的エリアで、「MLGs」をテーマに2回目となる「滋賀魅力体験ウィーク」を開催しています。琵琶湖といえば、8月8日のびわ湖大花火大会へのご協力にも感謝します。直前、豪雨に見舞われて大変でしたけれども、おかげさまで無事、そして盛大に開催することができました。

 

今、琵琶湖とともにある湖国・滋賀県に、琵琶湖のそばで、そのつながりの中にある滋賀県での暮らしに、子育てや老後に、琵琶湖をはじめとする自然、水を大切に守りながらの農林漁業や商工・観光産業に、たくさんの注目や熱い関心が寄せられています。今がチャンス(好機)です!琵琶湖とともにある私たちの日常のありがたさや価値を再認識し、産業やレジャーや観光にも最大限活用させていただきながら、未来や世界への責任を果たしていきたいと思います。

 

久しぶりの知事談話なので、少し緊張しています。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?それぞれの職場での、一人ひとりの職員の皆さんのお仕事に心を寄せ、感謝いたします。難しい課題があったり、いろいろな問題が発生したり、と大変なことも多いでしょう。いよいよ今月は、わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会を開催いたします。通常業務に加えての出役等もあり、多大なご負担をお願いしています。来年度に向けて、予算や組織体制を議論検討する時期にも入っています。いつになく、多忙な長月、9月になりそうです。

 

今日、もう一つ、皆さんに呼び掛けたいことは、「互いに支えあう職場づくり月間」をつくろう!ということです。この間、いろいろあったことを踏まえまして、種々、検討をしていただき、今日から始まるこの「9月」と、そして秋から冬に入る「11月」をその月間にいたします。

 

人が人のために、人とともにはたらくというのは、尊いことであると同時に、いろいろと難しいことも伴うものです。お互い県職員である前に、人として、人間として、過ごしてみよう。得手不得手があり、心身の不調もあるでしょう。思いやりを持ち、声を掛け合って、「ありがとう」という感謝の気持ちもいつも以上に伝え、助け合い、それぞれが抱える課題や悩みも分かち合って、心身の健康にも配慮しながら仕事をしよう!毎日の働き方や業務の進め方を見つめ直し、改める。そのために話し合う場をつくる。調子が悪いな、これは違うなと思うことは、職場の中で相談を持ちかけてみる。最近、元気がないな、以前と様子が変わったな、という同僚には、声をかけてみる。私は現場で働いていた時によく助けられたんですが、労働組合や職員団体の分会活動や集会などで分かち合うことや、時間外の交流の中で発散することも有効なのかもしれません。

 

上司・先輩、管理職の皆さんの率先行動はもちろんなんですが、その管理職にかかる負担もお互い意識し合いながら、負担を分かち合う姿勢も持ちたいと思います。県庁にすでにある、相手の負担を思いやる「会議や協議のルール」「相互配慮時間」などのルールを今一度確認して徹底するなど、この月間を9月と11月、このふた月を、職場の雰囲気をより良くする(変える)きっかけにしてもらえれば、と思います。

 

当然、知事である、その前に人間である私も実践いたします!今をともに県庁で担うことの意味をかみ締め、最高責任者としての自覚も新たに、皆さんと苦楽をともにする視点をいつも以上に大切にしながら、この令和7年(2025年)9月をともに過ごしてまいりたいと思います。

 

例年にも増しての酷暑でした。そろそろ夏の疲れが出る頃かもしれません。くれぐれもご自愛ください。今月もともに頑張りましょう!

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滋賀県知事公室秘書課
電話番号:077-528-3021
FAX番号:077-528-4800
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