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「春の想い」県民の皆さん、職員の皆さんへの呼びかけ(自らへの鼓舞や戒めを含めて)

御来庁の皆さん、職員の皆さん、おはようございます。滋賀県知事の三日月大造です。

令和7年(2025年)3月の知事談話をお届けします。

 

岩手県で続く山林火災。お見舞いを申し上げるとともに、一刻も早い鎮火を祈ります。3月1日から7日までは「春の火災予防運動」の期間となっています。それぞれ気を付けて過ごしてまいりましょう!

 

今日は3月3日、ひな祭り。耳の日、お耳をお貸しいただければ幸いです。

今朝の新聞に大きな広告が掲載されていましたが、相手の声が読める電話、電話リレーサービス「ヨメテル」も注目ですね。

今年は11月、東京で、国内初のデフリンピックも開催されます。手話や補聴器はじめ、様々な新しい技術を活用したユニバーサルコミュニケーションにも注目しながら、皆で応援していきたいと思います。

 

現在、滋賀県議会2月定例会議が開会中です。先週は、本会議で37名もの議員の皆さんから一般質問を受けました。様々な観点から、県民のお声やお知恵、御提言をいただけること、心強く存じます。大事な御指摘や、これまで十分に取り組めていない事々への御注文など、糧とすべきこともたくさんありました。

今週から、予算特別委員会はじめ各委員会でも議論が行われます。議会、すなわち県民との建設的な対話を、大切に積み重ねていきましょう!

「言いっ放し、聞きっ放し、ほったらかし」にならないよう、行った答弁等を忘れぬよう、また、議員、すなわち県民の皆さんとの対話・コミュニケーションを密に、その背景や根底にある想いも含めて、各部局で受け止め、施策づくりに反映していただくよう要請いたします。

 

昨日は、近江八幡市で開催された、全日本綱引選手権大会の開会式に参加しました。北海道から鹿児島まで66チームが集われ、男女それぞれで、全国で一番強い綱引チームを選ぶ熱い戦いが繰り広げられ、ほんの一部ですが、私も観戦させていただきました。

滋賀県綱引連盟会長でいらっしゃる重田県議会議員をはじめ、関係者の皆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

綱引は、皆さんも運動会などでやったこと、見たこと、応援したことがあると思います。私も、そんな感覚で昨日会場に伺ったのですが、全然違っていました。その迫力や面白さに圧倒されました!

綱引は、世界でも最も古くから行われている競技種目の1つだと言われています。ボート競技、漕艇と同じく、力を合わせて「後ろに向かう」数少ない競技でもあります。力、パワーだけでなく、駆け引きやテクニック、何よりチームワークが重要なのだそうです。

国スポ大会の公開競技として、近江八幡市安土の「あづちマリエート」で8月23日・24日に開催されます。また皆で来よう!と、口々に仰ってくださいました。

ちなみに、滋賀県のチーム「BIWAKO同志会」は、昨年度は準優勝、何度も優勝されている強豪チームですが、昨日は惜しくも準々決勝で敗退。BIWAKO同志会を破ったチームが優勝されたそうです。今後の活躍に期待しましょう!

 

今朝、新聞で知りましたが、バスケットボールりそなBリーグ1部で「滋賀レイクス」が久しぶりの4勝目、第57回京滋職域・団体囲碁大会で「滋賀県庁A」チームが8年ぶり3回目の優勝、との情報にも嬉しく接しました。おめでとうございます!

 

さて、職員の皆さん、それぞれの職場、それぞれの立場で、日々刻々、お仕事、本当にお疲れ様です。なかなか難しい問題やテーマを抱える職場もあり、悩むことも多いかと存じますが、力を合わせて奮闘してくれていることを心強く思います。

プロジェクトチームを発足させ、防災アプリを作ろうと頑張ってくれている職員、民間企業等での経験を生かして県庁業務に新たな風を起こそうと奮闘してくれている職員など、今年度も何度か実施している、知事と「職員との座談会」で、新たな出会いや大切な学びの機会を私自身もいただいております。

県庁組織として動いていくことや、より活躍できる制度や仕組みをつくることも重要ですので、知事として、役割を果たしていきたいと思いました。

 

また、昨年度から試行実施している「おたがいさま、おかげさまバンク」。皆さんご存知ですか。助けてほしい仕事とできる力をマッチングする取組です。アナウンサーやラッパー、カメラマン、動画編集や似顔絵の作成、不登校や学校行き渋り経験の共有など、私たちの仕事の精度や成果を高めるため、所属を超えて、職員が有する経験や能力、技術、得意分野を生かして他の業務を一部応援する仕組みを作り、動かしてまいりましたが、想定以上に御協力いただき、応援してもらった所属はもちろん、応援する職員からもモチベーションアップにつながった!との声も寄せられているらしく、新年度から本格実施することになりました。積極的な参加を呼びかけます。

 

ただ、お聞きしますところ、職場によっては、業務が過多、多過ぎて、現在の体制や定数では処理しきれず、長時間労働や、職員の心身への負担につながっているところもあるようです。

心身の調子を崩し、療養が必要となり、心ならずも出勤できなくなる職員がいる職場がいくつか、いや、多々あるとも伺っています。もちろん、何より、御自身の健康管理を第一に考えてください。休暇や休職などの制度も、最大限活用してください。職員一人ひとり、その存在やその健康あってこそ、担える仕事があります。

 

それぞれの部局や係ごとの仕事の調整や分担が基本になると思いますが、業務の見直し、やめることや、やらなくてよいことを生み出すことも国スポ・障スポ後の組織体制づくりも展望しながら、今年は、特に取り組んでいきたいと思います。

来年度の予算案や組織体制をつくる議論の中でも既に始めているところですが、それぞれの業務をやめることや減らすことが、予算や定数の削減につながるのでは?と恐れて、やめることや減らすことを言わない、出さない、言いにくい風潮や心情があるとも言われます。

今回は、職場に「ゆとり」を生み出すためにやろう!と指示しています。職場のゆとりとは、時々、それぞれのやりがいや働きやすさはもちろん、より確実でより良い業務の遂行のために、また、県庁に寄せられる御付託、お声に、「待ってました!」と応えることができる体制や風土にもつながると思います。

これはウチの所属じゃない!この答弁は私たちの課ではない!と、押し付け合い、いや、担当の調整をすることに、随分と時間と労力をかけてくださることも多い、と聞いていますが、ウチでやります!一緒に答弁をつくりましょう!相談しながら課題を克服しましょう!と、より多くの時間、より多くの職員が考えて行動できるようにしたいとも思います。

私自身も、この点、これまで以上に気を配り、見て考えていくようにいたしますので、副知事や部長次長はじめ、特に幹部の皆さんの言動を強く期待いたします。

労働組合、職員団体からの御提案や対話も大事にしたいと存じます。

 

いよいよ8日(土)は「びわ湖開き」、9日(日)には「第3回びわ湖マラソン」が開催されます!

御担当の皆さん、ボランティア等で御協力いただく皆さん、よろしくお願いします。何より出場予定のランナーの皆さん、頑張ってください。

私も、妻と、ペアリレーの部にエントリーしていますので、御迷惑をかけないよう、ベストを尽くします!

 

お昼の時間が近づいてきましたので、今日はこの辺りまでとします。お聴きいただき、ありがとうございます。

 

すでに非公式にいただき始めておりますが、この知事談話をお聞きになっている皆さんから、リクエストや御感想など、メールやお電話でいただければ、次回以降の談話やこれからの知事の言動にも役立ててまいりたいと存じます。

ちなみに、ラジオ番組ではありませんので、音楽のリクエストには応えられません。悪しからず御了承ください。

 

今月は、「令和6年度締めくくりの月」となります。色々な思いが去来する県民の皆さん、職員さんも多いことでしょう。

今、ここにいること、生きていることに感謝し、御縁あって、この体制、このメンバーで県庁の仕事ができることをかみ締めながら、今月も、楽しみながら過ごしていきたいと思います。

ともにいきる。一緒にがんばりましょう!

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滋賀県知事公室秘書課
電話番号:077-528-3021
FAX番号:077-528-4800
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