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スポーツの秋!二刀流・大谷翔平選手の快挙を称える

ご来庁の皆さん、職員の皆さん、おはようございます!滋賀県知事の三日月大造です。

令和5年10月、今月の知事談話をお届けいたします。

10月に入りました。気温がグッと下がり、葉の色、山の色が変わり、粧い始める秋ですね。

開会中の県議会で本会議も行われますので、短く3つ申し上げます。

その前に一句。

「落ち鮎も朝日うれしとはねる湖(うみ)」

今朝、ウォーキング中、眺めた光景を詠みました。

1つ目はスポーツについてです。

まず、大谷翔平選手の大リーグ、ア・リーグでの本塁打王タイトルの獲得を称えたいと思います。

パワーで劣るとされていた日本人選手として初めて、しかも投手との二刀流で高いハードルを越えられた快挙に感動しています。

子どもたちを含めた私たちに、夢と感動を与えてくれる存在として、治療を乗り越えてさらに進化し、活躍してくれることを期待しています。

今年3月のWBCで、日本チームを優勝に導いた「憧れることをやめましょう!」も名言だと思います。

野球といえば、日本のプロ野球でも、オリックスが3年連続、阪神タイガースが18年ぶりの優勝です。関西の活性化につながればいいなと願っています。

また、今週末には、「熱い鼓動風は南から【燃ゆる感動かごしま国体】」の総合開会式が開催されます。2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大により、開催時期を変更して、特別国民体育大会として開催されます。

滋賀県も佐賀県とともに一年延期を受け入れて苦しみを分かち合って実施されるものです。

それにしてもスポーツがもつ力は大きいですね。最近、つくづく感じます。

今年3月、「びわ湖マラソン」を初めて開催して、みんなで応援して、実感しました。

人生を豊かに、街を元気にしてくれます。スポーツを「する・みる・支える」。ボランティア参加や応援することも含めて、いろいろな形で参加して、感動を分かち合うことができるのもスポーツの魅力ですね。

開催までいよいよ2年を切った滋賀県での「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ大会」に向けて、さらに機運を高めていきましょう!

2つ目は自然の恵みについて。

ありがたくも、今年も「近江米」の新米を少しずついただけるようになりました。

世界農業遺産に認定された琵琶湖システム。暑さに気をもみ、琵琶湖をはじめとする自然環境を思いやり、草や虫を払いながら、多大な手間や労力を注いで、丹精込めてつくられた近江米。

自然の恵みと生産者の営みに感謝し、大切にいただきたいと存じます。

いよいよデビューする新品種「きらみずき」も楽しみですね。

このように私たちが生きていく、農水産物をいただく土台となる琵琶湖をはじめとする自然。生態系サービスの多様性を含めた保全と再生を、滋賀県が率先して進めていこうと思います。

「MLGs(マザーレイクゴールズ)」はそのための指針でもあると思っています。

琵琶湖を窓として地球環境を感じ、学び、琵琶湖を鏡として、私たちの日々の暮らし方や食べ方を見つめ直す。

伊吹山をはじめとする「やま」で、人間と関わり合う里で、野で川で田畑で、いろいろな草木、虫、鳥、魚などが生きていける環境を、県民や事業者など、みんなで力を合わせて、楽しく大切にしていく。

その一環として、今月から「しがプラスチックチャレンジプロジェクト」が始まりました。プラスチックごみを減らすための行動をみんなで実践する、日常生活を見直す取り組みをさらに進めようとしています。素晴らしいプロジェクトをつくってくれた関係部局の職員の皆さんのアイデアや頑張りを、私は誇りに思います。

私たちの日々の暮らしはもちろん、教育や保育、観光も、企業誘致も、自然の土台を守り、その上で共存して生きていく滋賀らしい価値や魅力を守り、磨いていこうではありませんか!

3つ目は交通についてです。

私たちの暮らしをより豊かにするために、「身近な私たちの公共交通がこうなったらいいな!」と「滋賀地域交通ビジョン」の策定に向けて、みんなの願いや声を集める活動として、「滋賀の公共交通アイデア会議」を実施しています。

市役所や町役場、学校や病院、商業施設など、県職員が県内各地に出向いて「滋賀の公共交通」について、語り合っています。これまで約20ヶ所に出向き、800人を超える方の思いを集めてきました。

今月も継続していますし、今月末28日(土)には、イオンシネマ草津で、これまでの県民トークの結果を踏まえて、さらに多くの皆さんと意見交換する「県民フォーラム」を開催します。

鉄道を活かしたまちづくりについて考えるフォーラムも開催されますし、県内の主要な駅には、アイデア会議のご意見箱も設置されます。みんなでつなぎ、関わり、盛り上げていきましょう!

今、「パーパス」について議論・検討しています。

私たちは何のために、誰のために滋賀県職員として、滋賀県庁で働くのか。県庁内外で共有できる言霊を探したいと考えています。

先日、「パーパス」を検討するワーキングチームのメンバーと懇談する機会をいただき、私は希望を感じました。

ご縁あって、今、一緒に働く仲間との協働を大切にしたいと思います。そのことにさらに力を与えてくれるであろう「パーパス」を見出せるよう、議論を深めていけるといいな、と願っています。

いよいよ今週末は大津祭です。お神輿を担いだり、山車を曳いたり、地域の一員として参加される職員の皆さん、ご苦労様です!楽しんでくださいね。

令和5年度は下半期に入り、今年はあと3ヶ月となりました。

今月も、体調と体重管理に気をつけて、でも、美味しいものをたくさん食べて、栄養をつけて、笑顔を大切に、ともに頑張りましょう!