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比良比叡 朝陽(あさひ)ほお紅 雪化粧

比良比叡あさひほお紅雪化粧

 

寒くなってきました。皆さん、こんにちは!

新型コロナウィルスの感染状況は、おかげさまで昨日まで10日連続で新規陽性者がゼロ。 滋賀県のレベル判断も「レベル0」。現在は落ち着いた状況が続いています。ただ、世界各国での感染拡大や、 新たな変異株「オミクロン株」の国内での感染確認もあり、注意警戒が必要です。「次の波への対策」を進めるとともに、引き続き基本的な感染対策を徹底しながら、社会経済文化活動との両立を図りましょう!

 

寒い冬に入っています。栄養と休養で免疫力を保ちながら日々過ごすことも心がけていこうではありませんか。

お預かりしている琵琶湖では、今日から、風物詩の一つアユのえり漁が解禁となりました。 その漁獲も気になりますが、価格はどうでしょうか。何より、現在は、湖中の溶存酸素の状態と近年稀な水位低下が心配です。地球環境を見通す「窓」であり、私たちの暮らしを写す「鏡」である琵琶湖。まわりの山々、木や草花、流れる川など、自然の中で「ともに生きていること」を実感します。感謝しながら、琵琶湖を真ん中に、みんな仲良く、持続可能な「健康しが」をつくっていきたいと思います。

 

さて、今日から師走12月。早いもので今年も残りひと月となりました。新型コロナで明け暮れた一年でしたが、皆さんにとって今年はどんな一年になりそうですか?今年、年頭の挨拶で、「一歩」をキーワードに、挑むことや踏み出すこと、前進することを呼びかけました。いかがでしたか?

コロナ対策、豚熱対応、オリンピック・パラリンピック、美術館のリニューアルオープン、彦根城や安土城などの取り組み、しがCO2ネットゼロ、琵琶湖の日40周年とマザーレイクゴールズ(MLGs)の発表、やまの健康、全国植樹祭や国スポ・障スポ大会への準備、近江鉄道、DX、税制審議会、死生懇話会、高専の設置検討、魅力ある高校づくりの検討、滋賀県の契約に関する条例、、、など、あげればキリがありませんが、各部局の皆さんが、日々刻々、県民の皆さんのために、県民の皆さんとともに、精力的に仕事を担い進めていただいていることに心を寄せ、感謝したいと存じます。

 

年末となる月末に改めて振り返りますが、「ゆく年、くる年」今月、感じることや考えることを大事にしようではありませんか。

 

嬉しいことを二つ。

一つ目は、滋賀県内300校の学校給食で提供されるパンが、来年度から、全量県産小麦、品種は「ミナミノカオリ」「ユメチカラ」の二種で作り届けられることになりました。年間500トンの県産小麦で年間460万食製造されるとのこと。北海道と山口県に次いで3例目!だそうです。給食業者と地元生産者の皆さんが協力して実現してくださいました。関係部局の職員の努力にも敬意を表したいと存じます。水稲「近江米」だけでなく、小麦も大豆も。穀物はじめ「食べるものをつくる『滋賀の力』」を感じています。海外からの輸入に頼らず、CO2ネットゼロにも寄与する、「地消地産」のこうした取り組みをどんどんつくり広げていきたいですね。

 

二つ目は、昨日、「オープン知事室」という企画を実施しましたところ、3組4名の職員と約1時間、有意義な意見交換をすることができたこと、です。普段、なかなか話す機会のない職員とじっくり話せたら?との思いで始めた試みでしたが、応募もあり、正直、ホッとしましたし、実際に話す中で、私自身「気づきや学び」がありました。今後、継続的かつ定期的な開催、オープンな形での県民の皆さんとの対話なども行っていければ、と考えています。

 

これら二つのことは、

○県産小麦で学校給食のパンを製造し供給したい!という熱意ある業者さんの一歩から

○知事と職員の対話の機会をつくってみよう!知事と話してみたい!という一歩から

出会いが生まれ、つながりができて、事業や対話として結実したものです。「一歩」があるから千里や万里の前進があるのですね。今日の、一人ひとりの「一歩」を大事にしたいと思います。

 

最後に一つ。研究調査へのご協力お願いです。スポーツの野球界では大リーグ大谷翔平選手の大活躍に沸いた一年でしたが、注目したいのが、先日のプロ野球日本シリーズ。ヤクルトが オリックスを破り20年ぶりに日本一になりました。ともに前年はリーグ最下位だったヤクルトとオリックス。それぞれに混戦を制してリーグ首位となり、日本一を争う好ゲームを展開するチームとなった、好成績を残せた「要因」を探っています。

◇チームづくりの工夫はあるのでしょうか?

◇故障者や離脱者を出さず一年を通して結果を出すための取り組みはあったのでしょうか?

◇個々の力を伸ばし引き出す、コーチや監督、指導者の言動はどうだったのでしょうか?

など、両チームの躍進の影に、県庁の職場づくりや私たちが結果を出していくための「知恵」があるのなら、学び活かしていきたいと思います。秘書課の布施くんが担当です。

 

今月も、心も体も健やかに、一緒に頑張りましょう!