文字サイズ

歴史(文化)は、守るもの、つくるもの!

ご来庁の皆さま、職員の皆さん、こんにちは。

いかがお過ごしですか。

庭先に咲き始めた「沈丁花(ジンチョウゲ)」のかぐわしい香りに癒されていますね。草木が萌え、鳥たちが盛んに囀り始めています。春本番ですね!

高校を卒業する娘から、お父さん、お母さんへと手紙をもらって、涙しながら今日は登庁しました。

 

足音や名残りびわ湖の春疾風(はるはやて)

 

昨日は私たちがお預かりしている琵琶湖のほとりで、素晴らしい偉業が達成されました。

テレビ等でご覧になった方も多いかとは思いますが、好天に恵まれた「第76回びわ湖毎日マラソン大会」で鈴木健吾選手が快走!『2時間4分56秒』という日本新記録で優勝されました。2時間4分台は日本人初。2時間10分までに42人が入られ、自己ベストも続々、という好レースとなりました。パラ陸上でも永田務選手がT46クラスでハーフの世界記録を更新されました。「スターター」を務めさせていただいた私も誇りに思っています。

残念ながら、今回が、滋賀県で最後の開催となりましたが、琵琶湖の神様、マラソンの女神様が微笑まれたのか、長い歴史を有するびわ湖毎日マラソンは、記録にも、記憶にも残る大会となりました。

コロナ禍の中ですが、沿道の警備や応援にたくさんの皆さんがご協力いただきました。先導の白バイは、高島高校野球部出身の二人の警察官が立派に務めてくれました。

今大会のみならず、長い間、この誇るべき大会を支えてきてくださった多くの関係者の皆さま、あたたかいたくさんの声援をおくってくださった県民の皆さまに、深く感謝します。

 

このレガシーを引き継ぐため、来年以降、大阪で開催される後継のマラソン大会との「つながり」をつくるとともに、滋賀県においても、公道を走れる公認のマラソン大会をつくるべく、皆さまと知恵と力を合わせていきたいと存じます。

一緒に頑張りましょう!

 

今月3月11日で、「東日本大震災」から10年の節目を迎えます。

もう10年、まだ10年でしょうか。大津波も襲い、亡くなられた方が およそ2万人、行方不明の方が2,500人以上、全壊した家屋12万戸以上という広域・甚大な被害が発生し、福島第一原子力発電所の事故も加わり、まさに未曾有の複合大災害となりました。

被災された多くの方々、ご家族を失われた方々、避難を余儀なくされている皆さまに心を寄せたいと存じます。また、被災地で救済や復興のためにご尽力いただく多くの皆さまに敬意を表します。忘れたくもあり、忘れて欲しくはない。風化は困るが、風評はもっと困る。被災された方の正直な胸のうちでしょう。

 

滋賀県からは、被災直後からの派遣支援に加えて、現在も、土木と農業土木の職員が、現地の復興事業に携わってくれるなど、被災地福島県の支援を続けています。また、滋賀県人会の皆さまにもお力添えをいただきながら、東北被災3県と滋賀県との高校の修学旅行の相互訪問への準備、調整を続けています。

いつ、襲来するかわからない地震災害への備えを強化するため、常に、最悪の事態を想定するなど想像力を働かせましょう。感染症を伴う自然災害への意識と知識を向上させ、組織を強化することで、 すべての県民のいのちを守る、ソフト・ハード両面の本県の「防災・減災、国土強靭化」の取り組みを着実に進めていきましょう。

 

今日から弥生3月です。

コロナで始まった令和 2年度も「年度末」を迎えました。

滋賀県のステージは、先週末から「注意ステージ」としましたが、依然として県内でもクラスターは発生し、連日少なくない新規陽性者数が報告されていますので、お互い注意しながら、生活や仕事を、社会・経済・文化活動することを心がけていきましょう。

長引くコロナ禍ですが、それぞれの担務での仕事に、部局を超えた職員の皆さんのご協力に感謝します。感染症対策、積極的疫学調査はじめ、苦境に追い込まれていらっしゃる県民や事業者の支援など、こういう時こそ、「行政、県行政の出番」です。3月は「自殺対策強化月間」でもあります。 意気に感じて、力を合わせて頑張りましょう!

 

また、「年度末」は仕上げの時期ですね。

このメンバーで、この所属、関係で仕事をするのは「あとひと月」となりました。卒業・退職される職員の皆さんは後進への「愛」を、来年度も県職員でいらっしゃる皆さんは同僚や先輩、後輩への「愛」を、自分らしく表現する時間になればいいですね。

 

今月も一緒に頑張りましょう!