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いのちと文化財をしっかり守ろう!

皆さん、おはようございます。

湖国・滋賀県の秋、紅葉も進み、とても美しい季節となりました。肌寒くなってきました。風邪を引かないよう、体調管理にもより気を配りましょう。

私はこの時期、琵琶湖などに次々と飛来してくる水鳥たちを眺め、うれしい気持ちになります。

好評放映中のスカーレットでは、西川貴教さんが演じるジョージ富士川も登場。喜美ちゃんは大阪で草間さんに再会。いよいよ、信楽へ、信楽焼へつながっていくのでしょうか。今後の展開が楽しみですね!

 

沖縄県の大切な史跡、首里城の復元建物の火災に大きな衝撃を受けています。お気落ちの方も多いと存じます。心からお見舞いを申し上げます。4月にはフランスのノートルダム大聖堂も火災により大きく消失しました。

折しも今日11月1日から7日までの1週間は、文化財保護強調月間です。

滋賀県も建築物をはじめ、多くの文化財をあずかっています。文化財は、火災等により一旦滅失すれば再び回復することができない、かけがえのない国民共通の財産です。

貴重な文化財を次の時代に継承していくため、日常の適切な維持管理をはじめ、防火対策はもちろん、劣化対策を含めた保護対策の強化、有している文化財の価値の再確認と発信などの活用に力を入れていきます。

 

また、この11月は児童虐待防止推進月間です。

悲しい児童虐待をなくすため、子どもの笑顔のため、家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、広報、啓発活動など、種々の取組を集中的に実施します。

私たちの感度もより高めていきましょう。

 

台風19号をはじめ、相次ぐ自然災害の猛威を、今年も各地で甚大に受けています。被災された方々に心を寄せたいと存じます。

滋賀県でも、災害支援本部を設置して被災地の復旧支援にあたっています。警察では、発災直後より緊急援助隊が現地に入り、救出活動等を行われましたし、宮城県丸森町には先遣隊を派遣し、その調査報告を受けて、現地の保健医療活動への支援を行うために保健師等3名に出張してもらっています。

 

中部地域のつながりの中で、長野県に3名の職員が入ってくれています。住宅被害を受けた方々への対応として、県営住宅20戸の無償提供を決めました。

即応し、被災された皆さんのために仕事をしてくださっている職員に感謝します。

こうした他の地域の災害からも常に学びながら、滋賀県の防災力を不断に強化する姿勢を持つことが重要だと考えています。

それぞれの分野、それぞれの部局、それぞれの地域でも確認や対策の強化を要請します。すでに、県のホームページのトップページで水害のリスク情報である、地先の安全度マップを閲覧しやすく表示し、県民の皆さんにも、確認していただくよう呼びかけています。

想定を超える雨が降り、河川の氾濫等も起こることも前提に、水害や土砂災害のリスクを把握し、周知していきましょう。その上で、情報伝達や避難対策などソフト対策の実行能力の向上、河川改修やさまざまな施設整備などハード対策の着実な実施など、あらゆる手だてをしっかりと積み重ねていきましょう。

 

最後に、職員の皆さん、元気に仕事をしていただいていますか。自分らしさを失わずに、前向きにやりがいや夢、目標を持って仕事できていますか。

教育委員会はどうですか。文化・スポーツ部はいかがですか。現場の事務所を含めて土木交通部は大丈夫ですか。子ども・青少年局を含めて健康医療福祉部では職員の皆さんの健康はいかがですか。

日々、連日、忙しく仕事をしていただいている部署、係がたくさんあることを私も認識しています。使命感と責任感を持ち、県民の皆さんのために仕事をしてくれていることを、とても心強く、誇りに思います。

一方で、長時間、過重な仕事を連続して担っていただいている職場や職員が存在することに強い問題意識を持っています。各部局、各課、係ごとの毎月の時間外勤務結果の状況を見ながら、その面での仕事や組織の状況を把握、確認しています。

常に部局内で調整や分担、協力もしていただきながら、仕事の分散、仕事のやり方の改革も行っていきましょう。この点、特に、上層部、部長、理事をはじめ、幹部の意識改革を、自戒を込めて、強く呼びかけたいと思います。職員の増員についても、できるだけ、機動的に措置していきたいと思います。今日付けで、いくつかの部署で、職員の追加配属を行いました。

来年度に向けて、各部局のリバランスを含めた定数の検討を、より厳密に、より大胆に行っていく必要があると考えています。よろしく御協力、また御検討をお願いします。1人はみんなのために、みんなは1人のためにです。

今月も、頑張りましょう、ともに!