食品添加物というと、なんとなく体に悪いものというイメージを持つ人もいるかと思います。
そもそも食品添加物とは、どのようなものなのでしょう。
はるか昔から、人間は食べ物の保存や加工にいろいろな工夫をしてきました。
たとえば、豆腐を固めるためのにがりや、ごはんを黄色くするサフラン、梅干しに入れるしその葉なども、昔から使われてきたものです。
食品添加物にはさまざまな働きがあり、現代の私たちの食生活を便利にしてくれています。
どんな食べ物も、食品添加物も、”量”が大切です。
たとえば、お塩は体に必要ですが、とりすぎると健康に悪い影響が出ることがあります。
食品添加物は、人が一生食べ続けても体に害のない量を専門家が調べ、食品ごとに使い方のルールが細かく決められています。
食品を作る人たちがこのルールどおりに使うことで、安全が守られています。
食品のパッケージには、使用したすべての食品添加物が表示されています。
そのため、表示を見れば、どんな食品添加物が入っているか知ることができます。
原材料である食品と、食品添加物は下の表のように区別して表示されます。
滋賀県では、保健所などの専門の職員が、食品工場や菓子店に立ち入り調査を行い、食品添加物を正確に計量して使用しているか?食品に使用された添加物が正しく表示されているか? などを確認しています。
また、販売されている食品を検査し、使用が認められている添加物がルールどおりに使用されているか?表示にない食品添加物が使用されていないか?などを確認しています。
立ち入り調査や検査の結果は、滋賀県食品衛生監視指導計画の実施結果の中で公表しています。