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令和6年度滋賀県食の安全・安心に関する意見交換会

テーマ「HACCP実践による食の安全・安心の取り組み」

 平成30年6月に食品衛生法が改正され、原則、すべての食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理の実施が義務付けられました。

 県では、食品等事業者におけるHACCPに沿った衛生管理への取組みを推進していますが、この取り組みが定着するためには消費者がHACCPを理解し、安全な食品を選択するための判断材料として認知されることが重要です。

 そこで、食品等事業者、消費者の皆様にご参加いただき、HACCP実践による食の安全・安心の取組みに対して相互理解を深めることを目的とした意見交換会を開催しました。

1 日時

令和6年11月26日(火曜日)14時00分から16時30分まで

2 開催場所

滋賀県立男女共同参画センター(視聴覚室)

3 主催

滋賀県、生活協同組合コープしが

4参加人数

43名

5プログラム

14:00~14:05 開会あいさつ

14:05~15:15 話題提供

●「食肉加工でのHACCPに沿った衛生管理の実施について」

 講演:株式会社シガフードプロダクツ藤原氏・松井氏

●「HACCPの取り組みについて」

 講演:滋賀県食品安全監視センター小林氏

15:15~15:25 休憩

15:25~16:30 意見交換会・質疑応答

16:30~16:35 閉会・アンケート

6会場の様子

話題提供
  
意見交換会(パネルディスカッション)

7意見交換会の内容

【テーマ1】

消費者へ質問:講演等で紹介された事業者が実施されているHACCPの取り組みについて、どのように感じたか。

【主な意見等】

・安全・安心の根拠を聞き、安心した。

・事業者が実施しているHACCPの具体的な取り組みについて、消費者の多くは知らないと思う。事業者のHACCPの取り組みがもっと広まればよいと思う。

【テーマ2】

消費者へ質問:消費者の方に事業者が実施しているHACCPの取り組みを伝えるアイデアについて意見をお伺いしたい。

【主な意見等】

・40~50代の世代の方にとっては、テレビや新聞等の発信はすごく分かりやすい。一方で10~20代の世代の方はテレビや新聞を見ないので効果は少ないと思う。

・10~20代の世代は、学校等に企業の方が来てくれると情報が入りやすい。

・店内で製造されている様子が見える食品や生産者の方の顔写真がある食品は、安心感を覚える。

・SNS等はAIにより利用者がほしい情報が流れるようになっているため、関心のない人へ情報が届かない。そのため、売り場が一番、HACCPの取り組み等のアピールにつながる場所だと考える。

【テーマ3】

事業者へ質問:自社のHACCPの取り組みについて何か情報発信されている事例があれば教えてほしい。

【主な意見等】

・現在、HACCPの取り組みについて情報発信はしていないが、今後、工場見学に来ていただく方を対象にお知らせしていきたい。

・消費者が意識していなくても取り組みが目にうつるようにしていきたい。

お問い合わせ
健康医療福祉部 生活衛生課 食の安全推進室
電話番号:077-528-3643
FAX番号:077-528-4861
メールアドレス:[email protected]