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5 発生月別食中毒統計

2017年12月6日

5-1 月別発生件数

〇本県における昭和29年から平成28年までの月別にみた食中毒発生件数は次表のとおりです。
〇食中毒の発生が最も多い月は「8月」の211件（25.5%）であり、「9月」135件（16.3％）と「7月」115件（13.9％）と合わせた夏季の3か月で1年の50％を超えている。この傾向は昭和から平成5年まで頃に顕著であり、その後は1年を通して発生しており、むしろ11月～2月の冬季の発生が増えています。
〇これらの傾向は、夏季に多い腸炎ビブリオの食中毒が減少し、冬季に多いノロウイルスによる食中毒が増加していることによる影響であると考えられます。

（表）
	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
昭和29～33年	2	0	1	2	0	2	17	16	23	8	0	1
昭和34～38年	0	0	1	0	0	1	8	46	12	4	1	1
昭和39～43年	0	1	0	2	2	3	12	24	19	3	2	2
昭和44～48年	0	0	0	3	3	1	11	15	10	0	0	0
昭和49～53年	0	1	0	1	3	3	8	20	12	3	1	0
昭和54～58年	3	0	0	1	2	3	11	22	8	4	1	2
昭和59～63年	1	2	1	1	2	6	12	17	9	4	0	1
平成元～ 5年	0	1	1	1	3	5	10	15	9	4	2	3
平成 6～10年	2	0	4	2	5	7	12	5	10	5	5	2
平成11～15年	2	11	11	2	10	6	4	15	10	6	1	9
平成16～20年	9	6	4	6	2	3	5	7	4	5	9	8
平成21～25年	15	18	6	5	3	7	3	7	6	5	4	8
平成26～28年	7	4	4	6	2	4	2	2	3	3	4	6
総計	41	44	33	32	37	51	115	211	135	54	30	43

※ 平成21年以降の食中毒発生件数には、大津市保健所所管分を含む。

月別発生件数（グラフ） (PDF:307 KB)

5-2 月別患者数

〇本県における昭和29年から平成28年までの月別にみた患者数は次表のとおりです。
〇食中毒の患者数が最も多い月は「7月」の5,941人（18.0%）であり、「8月」5,287人（16.0％）と「9月」4,515人（13.7％）と合わせた夏季の3か月で1年の50％近くを占めています。この傾向は昭和から平成10年頃までであり、その後は12月～2月の冬季の発生が増加しています。
〇これらの傾向は、発生月別の事件数と同様であるが、大規模食中毒の影響により、他の発生月の患者数が最多となっている時期もあります。

（表）
	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
昭和29～33年	18	0	4	21	0	120	312	474	686	235	0	149
昭和34～38年	0	0	1	0	0	3	363	1,375	312	128	17	180
昭和39～43年	0	1	0	129	516	78	268	536	1,552	62	23	179
昭和44～48年	0	0	0	72	500	410	368	269	313	0	0	0
昭和49～53年	0	5	0	253	8	659	484	464	271	191	24	0
昭和54～58年	94	0	0	27	26	478	306	350	83	138	49	107
昭和59～63年	8	478	125	107	43	204	310	428	155	193	0	806
平成元～ 5年	0	16	9	221	49	266	487	365	310	226	52	66
平成 6～10年	56	0	122	178	103	258	2,675	231	349	209	402	12
平成11～15年	48	449	318	19	137	162	66	293	302	136	4	125
平成16～20年	696	246	37	123	233	879	211	90	61	352	200	527
平成21～25年	642	1,119	204	222	15	85	37	387	100	22	82	190
平成26～28年	330	55	36	64	8	95	54	25	21	235	49	75
総計	1,892	2,369	856	1,436	1,638	3,697	5,941	5,287	4,515	2,127	902	2,416