キノコによる食中毒に注意しましょう!

キノコによる食中毒に注意しましょう!

秋になると、野山を散策し、キノコ狩りを楽しむ機会が多くなりますが、誤って毒キノコを食べ、食中毒になる事があります。

滋賀県では過去に、ツキヨタケ、クサウラベニタケ、イッポンシメジ、カキシメジ、ヒカゲシビレダケによる食中毒が発生しています。

食用キノコの鑑別は専門家でも難しいことがありますので、素人判断で安易に野生のキノコを食べたり、人にあげたりするのは絶対にやめましょう。

キノコによる食中毒予防のポイント
1知らないキノコは絶対に食べない2さまざまな言い伝えは、迷信であり信じない3図鑑の写真や絵にあてはめた素人鑑定はしない

参考

●厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/syouhisya/101022.html(毒キノコによる食中毒に注意しましょう)
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/(自然毒のリスクプロファイル)
https://mobile.twitter.com/MHLWitter(厚生労働省のtwitter)

●毒きのこデータベース
http://toadstool.jimdo.com

●日本特用林産振興会ホームページ ~毒きのこ~
http://www.nittokusin.jp/kinoko/contents/poison/poison.html

過去の事例1

平成26年9月20日、県内の特産品販売所で販売されたキノコを使用して、調理した食事を食べた14名のうち13名と、キノコを食べた出荷者の知人2名の計15人が、約1~4時間後に嘔吐、腹痛等の症状を呈するという食中毒が発生しました。

ツキヨタケは激しい腹痛と下痢・嘔吐を起こすが,ツキヨタケは主として山地のブナ帯の倒木にはえ,傘の色はシイタケに似ていますが,柄を割ると基部に紫黒色のしみがあるので,区別できます。(まれにシミがないものもあります。)

また短い柄が傘の側方につき,ひだは発光します。シイタケとは臭いが異なり,胞子の形も異なります。(シイタケは楕円形,ツキヨタケは球形)。

ツキヨタケ 学名:Omphalotus guepiniformis

[特 徴]

  • 食用のシイタケ、ヒラタケやムキタケに似ている。
  • ブナやカエデ類の枯れ木に生える。
  • 短い茎が傘の横につき、茎を裂くと根元の肉に青黒いシミがある。 (まれにシミがないものもあります。)
  • ひだは、新鮮なものであると黄白色に発光する。
[症 状]
  • 食後30分~3時間で嘔吐が高率に見られ、他に腹痛、下痢が見られる。
  • 物が青く見える色彩幻覚を伴うこともあると言われている。

ツキヨタケ

学名:Omphalotus guepiniformis

ツキヨタケ1
【写真提供:滋賀大学】
ツキヨタケ2
【写真提供:滋賀大学】

過去の事例2

平成22年10月15日、甲賀市内の男性が山でキノコを採取し、16日の朝に自宅で味噌汁にして食べたところ、男性を含めた家族3人が約1時間半後に、むかつき、嘔吐、下痢等の症状を呈するという食中毒が発生しました。

また、10月19日には、東近江市内の男性が山でキノコを採取し、近所におすそ分けしたところ、男性の家族を含めた3家族5人が、約1時間半後に、吐き気、嘔吐等の症状を呈するという食中毒が発生しました。

専門家に鑑定を依頼したところ、どちらの事例も、食べたキノコは「クサウラベニタケ」であることが判明しました。

クサウラベニタケ 学名:Entoloma rhodopolium

食べられないキノコの写真

[特 徴]

  • 傘は径3~10 cm程度で比較的小型~中型。 やや鐘形から平らに開き、表面は平滑、ねずみ色で、 乾くと絹のような光沢をあらわす。
  • ひだは初め白色のち肉色となり、やや密。
  • 柄は5~10 cm、ほぼ白色で中空。
  • 肉は薄くてもろい。
  • 粉臭さとガス臭さがあるが,苦みはない。
  • 夏~秋に、広葉樹林やマツの混じった林内地上に発生する。
  • 間違えやすい食用きのこ:ウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジ
[症 状]
  • 嘔吐,下痢,腹痛などの胃腸などの消化器系中毒を起こします。

よく似ている食用きのこ:ウラベニホテイシメジ

柄はクサウラベニタケとは対照的に太くしっかりしている。
食べられるキノコの写真
キャッチコピー「母なる湖・琵琶湖。-あずかっているのは、滋賀県です。」