先進的な活動の紹介

100年続く活動の仕組みづくり楽しみながら育つ自主防災活動

平成18年度から本格的に開始

・発災時の各種訓練（情報収集・伝達、消火、救出救護、避難誘導、給食給水等）

・防災資機材等設備の充実、維持管理・防災知識の普及(講習会、新聞の発行等)

・災害時要援護者支援・町内の巡回点検、危険の是正と予防措置

「1，2年のうちなら災害は起こらないが100年というスパンを考えたときに必ず起きる。」という考えを根底に、「100年続く活動の仕組みづくり」に取り組む新庄中町自主防災組織。こうした考えの下、PDCAサイクルを採り入れて、無理をせずゆっくりをモットーにみんなで徐々に活動を改善、充実、拡大しています。「使命感だけでは続かない。「あわてるな、がんばるな、無理するな。」とみんなに伝えながら、楽しく笑顔で活気ある活動をしている。」と藤本さん。また、「立ち向かうのは自然だから勝てるわけがない。自分たちの使命は地域の被害を少しでも減らすこと。」とも。減災の思想が息づいた活動を展開しています。体制も徐々に充実、環境を整え女性のスムーズな参画につなげています。また、広域で行うことがふさわしい減災活動も意識しながら、H22年には隣町の自警団と合同で放水訓練を実施。

「失敗することが大事。楽しみながら失敗して考えて良いものをつくる。」と、先を見据えて取組を重ねています。

(滋賀県長浜市新庄中町自主防災組織本部長藤本正幸さん)