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地域防災ちえ袋

先進的な活動の紹介

大石学区社会福祉協議会(大津市)

大石学区では、地域ぐるみで福祉や防災活動をやるべきであるとの発想から、社会福祉協議会、自治連合会、民生委員児童委員協議会などの福祉に関わる団体で構成する「地域福祉推進会議」が設立されました。こうした取組の中で、今後の課題の一つとして防災意識の向上が上げられ、かまどベンチの話題が出たこともあり、「地域福祉推進会議」の事業の一環としてかまどベンチの制作が決定されました。

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かまどベンチの設置場所については、「非常時に炊き出しが行える」「平時は地域のコミュニティや、学童の防災力の向上を図るための体験学習にも活用できる」「広域避難場所に指定されている」などの理由から、大石小学校に白羽の矢が立ちました。
校庭の美観や使用上の安全確保(小学校の学習時の安全対策)等、様々な課題を解決することにより学校側の許可もおり、大石小学校での設置が実現されました。

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かまどベンチには幾つもの工夫が隠れています。高額な耐火レンガを内壁のみに使用し、外壁を通常のレンガとすることで、材料費を抑えることに成功し、また機能的にも、効率よく火をおこせるよう空気の通り道が上手く作られています。丸底の鍋が使用できるようにもなっており、かまど内部に子供達が入れないような工夫も見られます。

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炊き出し訓練を行った日は、あいにくの雪が降る非常に寒い日でしたが、下校途中の子供達がかまどベンチの周囲に集まり、今の子供達には馴染みのない「かまど」による炊き出しに見入っていました。

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「地域福祉推進会議」のメンバーが集まり、かまどベンチづくりに参加することで、安全・安心なまちづくりを目指す励ましとなったようです。今後も大石小学校では「かまどベンチ」を教育に活用することを予定しているとのことでした。

お問い合わせ
知事公室 防災危機管理局
電話番号:077-528-3432
FAX番号:077-528-6037
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