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地域防災ちえ袋

減災協働コミュニティ滋賀モデル事業成果発表会

平成23年3月31日に開催した減災協働コミュニティ滋賀モデル事業成果発表会で、助言者の皆様から各モデル事業に対して出していただいた主なコメントを紹介します。

助言者

・立木 茂雄 様(同志社大学社会学部教授)

・太田 直子 様(たかしま災害支援ボランティアネットワーク「なまず」代表)

・田中 良典 様(彦根工業高等学校教諭)

・藤本 正幸 様(新庄中町自主防災組織本部長)

大石学区社会福祉協議会(大津市)

・かまどベンチづくりを地域の防災への関心を高める手段として活用したことは、まさに平成22年度に実施した「地域減災しくみづくり検討会」でイメージしていた取り組みである。
・要援護者への支援や、地域の介護施設が参加した取組、独居老人への配慮、などの福祉の活動に防災的な側面を加えることで、活動の輪を広げている。
・地域の皆さんが、製作のプロセスを経て、自らの手でかまどベンチづくりをやりきった感がある。
・学校に設置したことで、子供達の安全を第一に考えたことは素晴らしい。
・羽釜が使える、煙の排出口があるなどの工夫は参考になる。
・「地域に開かれた学校」の第一歩としてかまどベンチが活用できた。
・今後の期待として、かまどベンチを活用する取り組みに子供達や親御さんにも参加してもらえるようにして欲しい。
・避難所運営には地域の皆さんが積極的に参加することも大切である。今後も学校に設置された「かまどベンチ」を利用して、地域のみなさんが避難所運営を意識できるようになると良い。

長自治会(東近江市)

・様々な防災訓練を実施していることは素晴らしい。防災を強調しない防災ということが実践されていた。
・老人クラブが積極的に参加しており、かまどを利用した経験が豊富な老人の力が役に立つ。
・若い世代の義勇消防団と、自治会、そして老人クラブがかまどベンチをきっかけにうまく連携している。
・実際に訓練を視察し、若い世代が活躍していたのを感じた。他の訓練と組み合わせながら楽しく訓練していたことは良い。
・日頃のコミュニティ活動こそが、最高の防災活動である。
・災害発生時には互いに顔見知りであることで助け合うことができる。楽しいところに人が集まり、厳しすぎると人は付いてこない。
・みんなが普段から使っている場所をかまどベンチ設置場所に選んだことで、みんなで使うものを意味する「コモンズ」が実現された。災害を我がこととするために、かまどベンチが有事に思いを馳せるシンボルとなったことは良い

上山町自治会(東近江市)

・地域の人たちそれぞれの得意分野を生かした役割があると思う。人と人との調整、土木工事などの特技もあれば、作業の合間にお茶を出すなどのサポート的な役割も重要である。老いも若きも何かしらの役割を担うことが重要である。
・内発的な取り組みとして防災活動を行っていることや、過去の災害の記録写真を公開していることで、災害を我がこととすることに効果が期待できる。
・防災訓練と宴会を組み合わせており、世間話をすることで防災活動に役立つ情報交換ができるとの発想は面白い。
・防災活動と称する活動を行っていなくても、地域の人たちが集まるバーベキューを頻繁にやるだけでも十分な防災力の向上につながる。
・人が集まらない防災訓練は意味がない。楽しい、面白い、タダ、何か貰える、などを活動に組み込むと人は集まる。
・6年生を送る会でかまどベンチの炊き出しを活用したとのことだが、なにかにつけて防災に関する活動を組み込むことは大切である。しかし、長続きさせることは難しい。50年100年続く取組みを行うことが大切であり、そのためには無理せず、頑張らない訓練をすることも大切である。
・単年度で役員が変わってしまう中でベストを尽くそうとすると、長続きしない恐れがある。とりあえず1年間活動してみて、活動の見直しを行い、「もっとこうしたら良かった」という点を翌年に引き継いでいくなどのサイクルに挑戦してみてはどうか。かまどベンチが、こうした活動を持続させるきっかけになる。
・地元の企業との協力関係を築いたことは今後の活動にもつながる。

みなみっこ応援団(石部南小学校 湖南市)

・一人の児童の行動から、周囲の大人が動き始めた。たった一人でも人が動くことで世の中が変わっていく。
・児童の発案から、多くの地域の人々が関わる卒業制作が出来た。
・学校教育だけで精一杯な学校を、地域の人たちが支援していく動きが広まりつつある。
・地域の人間で子供たちを育てていこうとしている姿を感じ取ることが出来た。今の学校には様々なことが求められており、教員だけで対応することはとても難しい。
・地域の年配者が子供たちを褒めている姿も見たが、逆に子供たちのおかげで年配者が元気をもらえたのではないだろうか。
・里山保全などの防災教育以外の学習にもつながっており、教育活動としても活用されている。
・かまどベンチがきっかけとなって、個々に活動していた人々に繋がりができている。
・普段は支援される立場にある福祉事業所の利用者が、逆に支援する側として活動に参加していることは良い。
・防災と福祉の関わりは非常に重要であり、多くの人との関わりの中に福祉施設の利用者や高齢者も参加できたことは良い。

栗東国際交流協会(栗東市)

・外国人のコミュニティは災害時に支援が必要な大きなカテゴリーの一つであり、こうした方々を視野に入れた取組みはとても大切である。ここにかまどベンチを活用されたことは良い。かまどベンチの効果は地域コミュニティ力の向上だけではないことが学べた。
・外国人の子供たちに防災学習を行ったことがあるが、外国人の方との意思疎通はたいへん難しかった。こうした人々にかまどベンチを活用して防災活動を伝えていく取り組みは非常に良い。
・過去に外国人のカウンセラーを体験したことがあるが、言葉が通じないだけで、本質は日本人も外国人も同じであり、心がつながれば防災活動時にも支えあう力となる。
・今後の活用として、外国人の方々が主体となってかまどベンチで炊き出しを行ってみるのも良い。
・かまどベンチを作成するにあたって、各地域に住む知識や技能を持った人のつながりを活用されていることが大変よくわかった。
・かまどベンチについて知らない人はまだまだ多いので看板の設置については効果がある。

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知事公室 防災危機管理局
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