子どもから大人までを対象に、木材や木製品との触れ合いを通じて木材への親しみや木の文化への理解を深めて、木材の良さや利用の意義を学んでもらう取組を「木育」と呼んでいます。
地域の木を積極的に利用することは森林資源の循環利用につながるため、地球温暖化の防止や森林の保全に貢献するほか、快適で健康な生活の実現に役立ちます。
生活の中に木を取り入れることで、人と環境に優しい暮らしをはじめてみませんか。
木は二酸化炭素(CO2)を吸収し、炭素(C)として体内に蓄えます。その効果は木製品や住宅として利用される間も続くことから、「炭素の缶詰」と言われます。
また、伐採した跡地に木を植えて育てることで、二酸化炭素をどんどん吸収しながら新しい貯蔵庫ができるので、地球温暖化防止につながります。
本県の人工林資源は、その多くが利用期を迎え成熟する一方、若齢林が非常に少なく、高齢化が進行しています。
「伐って、使って、植える」というサイクルを通じた木材の利用は、国民的資産である琵琶湖の水源である森林の健全な育成につながります。森林の保全により、水源涵養をはじめ、県土の保全や生物多様性の保全など、森林の持つ多面的機能を持続的に発揮します。
木材には、「断熱性」「弾力性」「肌触りの良さ」「調湿作用」「消臭・抗菌効果」等の様々な特性があります。
木製品を使うこと、木の家に住むことは生活の質の向上や健康な暮らしに役立つことにつながります。
幼少期に木製玩具等を手に取り遊び、使うことで、木のぬくもり、香り、音や木目の美しさに親しみ、木材の良さを五感で感じて木に関する関心や愛着を育む取組が重要と考えています。
木は循環利用できる再生可能な資源であるため、木を使うことを通じて、森林を含む環境に関する意識の醸成を図っていくことが重要です。
設置者の声 :「教師のストレスや生徒疲労感が低い」「インフルエンザによる学級閉鎖の発生率が低い」
設置者の声 : 「インフルエンザに罹患者、転倒により骨折等をした入居者、不眠を訴える入居者の率が低い」