滋賀県は、豊かな自然と琵琶湖の恵みに育まれ、多彩な食材に恵まれた“食の宝庫”です。
「近江米」や「近江牛」をはじめ、「湖魚」や「近江野菜」、「滋賀の果物」など、地域の風土が育てた食材が揃っています。
さらに、「近江の茶」や地酒などの美味しいお酒、そしてそれらを活かした郷土料理も滋賀の魅力のひとつです。
このページでは、滋賀を代表する魅力的な食材をご紹介します。
琵琶湖を中心とした豊かな自然環境で育まれ、優れた品質と生産量の多さから、滋賀県は”近畿の米蔵”とも呼ばれます。「みずかがみ」や「きらみずき」など独自の品種もあり、「安全・安心・おいしい」米づくりを行っています。
滋賀県が誇る高級和牛の代名詞。
霜降り度合いが高く、芳醇な香りとやわらかさをもち、口に入れたとたんに広がるとろけるようなおいしさがあります。ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなどで近江牛の旨さを味わってください。
滋賀県は気候や地形がお茶の産地に適した地域が多いことから、古くから銘茶の産地として知られ、風味豊かで上品な高級煎茶が各地で栽培されています。5月には一番茶、6〜7月には二番茶の生産が行われます。
滋賀県では琵琶湖の固有種を主な漁獲対象として琵琶湖漁業が発展し、湖魚を利用した独自の食文化が育まれてきました。平成10年には、湖魚のなれずし、湖魚のつくだ煮、アメノイオご飯は滋賀の無形民俗文化財に選択されています。
ひとくち食べれば豊かなコクが広がり、噛めば噛むほど旨みが増してくる。それが平成5年に滋賀県の特産品として誕生した高品質な地鶏、「近江しゃも」です。近江しゃもはコクある旨みが最大の特徴で、適度な弾力をもった肉質は歯ごたえがあり、噛むほどに豊かな味が出てきます。
滋賀県は伝統野菜の宝庫。伝統野菜は各地域になくてはならない野菜として、郷土料理や保存食となり、滋賀の食生活を支えてきました。独自の味わい、多彩な色・形など、豊かな個性を持つ「近江の伝統野菜」を楽しんでください。
滋賀県の恵まれた自然環境を活かして、古くからぶどうや梨、柿、栗などが栽培され、近年はいちじくなどの栽培も盛んです。極上の香りと瑞々しさは地域が誇る格別の味わいです。
滋賀県では琵琶湖の恵みと稲作が結びついた食文化が形成されてきました。交通の要衝でもあり、周囲の府県の影響を受けながら、祭りや行事の伝統料理が残っています。ふなずしや野菜の漬物を漬ける人々が多く、発酵技術には確かなものがあります。
滋賀県は古くから生産される品質の高い米と良質な地下水や伏流水を利用して酒造りが行われ、酒どころとして栄えてきました。数多くある、個性豊かな地酒を楽しむことができます。