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・平成18年< 製造品出荷額等(従業者4人以上)>

製造品出荷額等は6兆8,400億円で、前年に比べ4,557億円(7.1%増)増加しました。

(1)業種別製造品出荷額等

製造品出荷額等を業種別にみると、上位10業種は次のとおりです。このうち上位5業種で全体の約6割を占めています。

上位10業種
順位 業種 製造品出荷額等(億円) 構成比(%)
1 一般機械 1兆2,415 18.2
2 輸送機械 9,518 13.9
3 電気機械 7,676 11.2
4 化学工業 7,036 10.3
5 プラスチック 5,524 8.1
6 電子・デバイス 4,271 6.2
7 窯業・土石 3,758 5.5
8 金属製品 3,515 5.1
9 食料品 2,141 3.1
10 飲料・飼料 1,709 2.5

前年と比較すると、一般機械が1,878億1,076万円増(17.8%増)、電気機械が921億7,436万円増(13.6%増)、輸送機械が661億1,367万円増(7.5%増)など24業種中16業種が増加、化学工業が147億7,698万円減(2.1%減)、精密機械が64億2,281万円減(7.6%減)、金属製品が37億6,000万円減(1.1%減)など8業種が減少しました。
次に産業三類型別にみると、加工組立型産業が最も多く3兆5,685億円(構成比52.2%)、次いで基礎素材型産業2兆4,848億円(同36.3%)、生活関連・その他型産業7,867億円(構成比11.5%)となり、前年に比べ基礎素材型産業は573億円増(2.4%増)、加工組立型産業は3,672億円増(11.5%増)、生活関連・その他型産業が312億円増(4.1%増)とそれぞれ増加しました。
【図−14・15、p4の表,表B1 参照】

図−14産業中分類別・従業者規模別構成比(%)
図14
図−15 製造品出荷額等の産業中分類別構成比の推移(%)
図15

電気3業種とは電気機械、情報通信機械、電子・デバイスを含んでいます。

  • 表B1 (Excel97-2003:57 KB)

(2)従業者規模別製造品出荷額等

従業者規模別構成比をみると、中規模事業所(30人〜299人)が2兆9,607億円(構成比43.3%)、大規模事業所(300人以上)が3兆4,262億円(同50.1%)となり、この2階層で全体の9割を超え、小規模事業所(4人〜29人)は4,531億円(同6.6%)に留まっています。
前年と比較すると、大規模事業所が3,596億円増(11.7%増)、中規模事業所が966億円増(3.4%増)と増加しましたが、小規模事業所が5億円減(0.1%減)と減少しました。
規模別に業種別構成比の多い順に上位3業種をみると、小規模事業所では金属製品14.8%、窯業・土石13.5%、一般機械12.7%、中規模事業所では化学工業22.7%、一般機械が14.6%、プラスチックが11.2%、大規模事業所では輸送機械24.2%、一般機械21.9%、電気機械16.9%となりました。
【図−14・16、表B1,B3 参照】 

図−16 出荷額等の規模別産業中分類別構成比(%)
図16
  • 表B1 (Excel97-2003:57 KB)

(3)従業者1人当たりの製造品出荷額等

従業者1人当たりの製造品出荷額等は4,344万円で、前年に比べ92万円(2.2%増)増加しました。
業種別に上位5業種をみると、飲料・飼料1億3,211万円、化学工業1億404万円、輸送機械8,067万円、非鉄金属6,918万円、情報通信機械6,326万円となりました。
また、前年と比べて増加した業種は、非鉄金属1,154万円増(20.0%増)、情報通信機械1,120万円増(21.5%増)、鉄鋼業335万円増(6.3%増)、など16業種となりました。一方、減少した業種は、精密機械498万円減(14.4%減)、石油・石炭230万円減(7.7%減)、化学工業210万円減(2.0%減)など8業種となりました。
【表B2 参照】

  • 表B2 (Excel97-2003:93 KB)

(4)1事業所当たりの製造品出荷額等

1事業所当たりの製造品出荷額等は20億7,230万円で、前年に比べ2億5,132万円(13.8%増)増加しました。
業種別に上位5業種をみると、情報通信機械100億8,389万円、輸送機械97億2,623万円、化学工業64億8,577万円、ゴム製品54億4,295万円、電子・デバイス47億9,106万円となりました。
また、前年と比べて増加した業種は、情報通信機械21億5,103万円増(27.1%増)、輸送機械12億7,615万円増(15.1%増)、非鉄金属7億7,613万円増(30.3%増)など20業種となりました。一方、減少した業種は、化学工業5,716万円減(0.9%減)など4業種となりました。
【図−17、表B2 参照】

図−17 1事業所当たりの製造品出荷額等
図17
  • 表B2 (Excel97-2003:93 KB)

(5)地域別・市町別製造品出荷額等

地域別構成比をみると、湖南地域2兆183億円(構成比29.5%)、東近江地域1兆6,308億円(同23.8%)、甲賀地域1兆2,009億円(同17.6%)、湖北地域9,784億円(同14.3%)、湖東地域9,008億円(同13.2%)、湖西地域1,108億円(同1.6%)の順となりました。
これを市町別にみると、甲賀市7,189億円(構成比10.5%)、竜王町6,945億円(同10.2%)、草津市6,391億円(同9.3%)、彦根市5,682億円(同8.3%)、東近江市5,271億円(同7.7%)の順となっています。
地域別に上位業種をみると、湖南、湖東、湖北の3地域では一般機械、甲賀地域では化学工業、東近江地域では輸送機械、湖西地域では電子・デバイスが1位となっています。
【図−18、表−5、表C1,C2,C3 参照】

図−18 出荷額等の地域別構成比
図18
表−5出荷額等の地域別上位3業種
区分 湖南地域 甲賀地域 東近江地域 湖東地域 湖北地域 湖西地域
1 位 一般機械(21.4%) 化学工業(23.1%) 輸送機械(43.5%) 一般機械(25.2%) 一般機械(21.7%) 電子・デバイス(21.5%)
2 位 電気機械(19.8%) 一般機械(14.8%) 一般機械(10.7%) 電気機械(16.8%) 化学工業(16.5%) 一般機械(17.2%)
3 位 電子・デバイス(10.9%) 輸送機械(11.5%) 電気機械(8.0%) その他(9.8%) プラスチック(13.6%) 繊維工業(14.6%)
  • 表C1 (Excel97-2003:24 KB)
  • 表C2 (Excel97-2003:36 KB)
  • 表C3 (Excel97-2003:38 KB)