わたSHIGA輝く国スポ・障スポ(以下「両大会」という。)には、全国から多くの方が来訪され、タクシーの供給量が不足する可能性があります。
このため、タクシーの供給を補完する手段の一つとして、「日本版ライドシェア(自家用車活用事業)」の試行運行を行い、おもてなしの向上を図るとともに、持続可能性、利便性、効率性等の観点から、今後の地域交通の充実に向けた可能性を検証します。
この「日本版ライドシェア」は、滋賀県内では2例目、イベント開催時としては滋賀県内で初の取組となります。
令和6年3月に創設された制度。タクシーが不足している地域や時間帯に限り、タクシー事業者が運送主体となって、自家用車や第1種免許ドライバーを活用し、有償で運送できる仕組みのこと
両大会において、市町および交通事業者の意向を踏まえ、栗東市、甲賀市、日野町および愛荘町において、選手の家族や競技ファン等の一般観覧者の移動や、来県者の飲食店や観光地への移動といった個別のタクシー需要を補完する手段の一つとして、ライドシェアの試行運行を行います。
令和7年9月28日(日)~10月2日(木)、10月4日(土)~7日(火)および10月25日(土)~27日(月)の12日間の午前6時~午後6時40分※
※競技日程を踏まえ、地域ごとに運行日、時間を設定
滋賀県交通戦略課
栗東市、甲賀市、日野町および愛荘町
20~30台程度
配車アプリによる配車依頼およびキャッシュレス決済
国において、交通不便の解消に向けて、令和5年12月に自家用有償旅客運送制度の拡大、令和6年3月に自家用車活用事業の創設といったライドシェアに係る制度改正が行われてきました。
滋賀県においては、持続可能な地域交通の維持・活性化に向けて、令和8年3月を目途に、「滋賀地域交通計画」の策定を進めており、運転者不足が深刻化する中、この実現に向けて、多様な移動ニーズに既存の公共交通だけで応えていくことは困難であり、あらゆる移動手段の活用を検討する中でライドシェアは選択肢の一つと整理しています。また、全国から多くの方が来訪する、わたSHIGA輝く国スポ・障スポの際には、先催県の例を踏まえ、タクシーの供給量が不足する可能性があります。
このため、国スポ・障スポ大会におけるおもてなしの向上を図るため、ライドシェアの実証を行い、その効果および持続可能性について検証し、今後の地域交通の充実につなげます。