第1回滋賀県産業振興新指針改訂検討委員会議事概要

日時

平成19年8月20日(月曜日)15時00分〜17時00分

場所

滋賀県庁東館大会議室(7階)

議事次第

1.開会

2.委員紹介(自己紹介)

3.委員長および副委員長の選出

委員の互選により委員長に仁連委員、副委員長に高橋委員を選任

4.滋賀県産業振興新指針改訂の考え方と今後のスケジュール

5.議題

(1)滋賀県産業を取り巻く現状

(2)滋賀県産業振興新指針の概要および取り組み状況

(3)滋賀県産業振興新指針改訂にかかる課題と視点

6.その他

出席委員

岩根委員、岡田委員、岸本委員、黄瀬委員、高橋委員、殿村委員、中本委員、仁連委員、藤田委員、宮川委員、八木委員、安居委員、脇田委員

オブザーバー出席者

滋賀県商工会議所連合会、滋賀県商工会連合会、滋賀県中小企業団体中央会、滋賀経済同友会、日本労働組合総連合会滋賀県連合会、(財)滋賀県産業支援プラザ

県出席者

沢井商工観光労働部長、中西商工政策課長、ほか商工観光労働部関係課長

議事概要

(1)滋賀県産業を取り巻く現状(2)滋賀県産業振興新指針の概要及び取り組み状況(1)(2)について、事務局より
(1)(2)について、事務局より資料に基づき、一括説明(委員)・ そもそも3KBIを滋賀県産業振興の背骨に据えているのはなぜなのか。3KBIは高い付加価値と大きな雇用をもたらすということだと思うが、具体的な証明はあるのか。
(事務局)・滋賀県が有している実績やポテンシャルなどから判断して、3KBIを示させていただいた。
(委員)・3KBIの県内における到達点はどこなのか?(今まで推進してきて「ここまで成果が出てきている」「これをベースにしてあと3年間さらに推進していくことが県として非常に重要である」ということをリアルに証明してほしい。
(事務局)・環境産業では地域結集型共同研究事業、健康福祉産業では都市エリア産学官連携促進事業(マイクロ体内ロボットの開発研究支援)など、先端的な技術に関するものが多く、まだ研究段階であり、大きな雇用などをもたらす段階や新しい事業化には至っていないのが現状である。しかし、今後期待される分野であることから、県としても重点的に進めていきたいと考えている。
(委員)・3KBIが県内の既存産業とどのように有機的に後方連関を持って効果を出しているのか。
(事務局)・マイクロ体内ロボットの開発などについては、そのコア技術を活かして、既存産業への波及効果を狙うため、それらの技術をオープンにしている。
(委員)・戦略と言うからには、選択と集中が必要となる。3KBIについては、どれをとっても可能性のある分野であるが、様々なリソースを投入しないと他には勝てないと思うため、現新指針は総花すぎるのではないか。
(委員)・中小企業については、経営者のうち70歳以上の人が17〜18%くらいを占めている。新規もあり、事業継承が非常に大きな問題となっている。
・事業継承の問題が廃業の問題にも絡んでくるので、今後大きなテーマになるのではないか。
・環境産業について1.滋賀県はクリーンエネルギー産業が発展しており、特に太陽光発電などについては日本でもトップクラス。
2.新指針策定時は環境に関する法律が強化された時期であり、環境に関する新しい産業が生まれる機会があった。
3.環境ビジネスメッセについては、現在では行政主導から民間主導に移りつつある。
4.琵琶湖の環境への配慮により新しい技術が生まれている。
5.地域結集型共同研究事業では環境に関する研究を進められるなかで、特許の数多く取得されており、これからの事業化、商品化が期待できる。よって、「環境産業は琵琶湖から発信する」ということで、今後環境分野は大きくのびるのではないか。また、それを売り物にするべきである。
(委員長)・策定時はまだ何も見えない状態であったため、総花的な側面はぬぐえない。
・策定時から4年程度経過しているため、現時点で選択と集中ということで、どのような分野を集中的に進めていくかということを本委員会で検討する必要がある。
(3)滋賀県産業振興新指針改訂にかかる課題と視点事務局より、
事務局より、資料に基づき説明(委員)・この新指針はモノづくりに特化したものだと思う。環境問題を考えるときCO2の削減、新エネルギーの開発、食糧問題と思っているが、滋賀県の産業、日本の産業である「農」ともっと絡めてもいいのではないか。商工会議所も商業が中心となっており、農業ともっと絡めていかないといけないと思っている。この分野はほとんど触れられていない。
・後継者の問題についてもあまり触れられていない。近江商人の勉強をしているが、その中でも経営理念やミッションというところも非常に大事なことだと思っている。人づくりという面においても非常に大事。
(委員)・今の景気観を踏まえて、世間では景気がいいと言っているが、実感がわかない。今の景気はグローバル景気。前世紀の景気と今世紀の景気はまったく違う。これを押さえておく必要がある。
・社会性・時代性から求められている課題として考えたとき、3KBIというところになっている。これを実行していくとするとロードマップのようなものが必要である。
・戦略だけでなく仕組みのようなものを基本方針にどう盛り込んでいくのか。3年間でどうしていくのか。きわどいと思う。
・優秀な人材が東京などに出て行ってしまうため、求心力が必要。そのため、滋賀県のアピールをすることで、求心力が出てくる、仕組み等を考えることが必要と思う。
(委員)・農に触れていないという話があったが、商業を考えたとき他の分野を無視して考えることはできない。「作る」、「売る」、「買う、食べる」を同様に考えなければならない。
・先に委員が言われた滋賀県の求心力、これが滋賀県のブランド力だと思う。それをもっと高める方法を考えないといけない。大きな目玉がほしい。
(委員)・20年間人づくりをしてきた。スキルを持っている人が企業の求める人材かと考えたときそうではない。ヒューマンスキルが欠けている。
・個人的な意見として、今現在の環境を活かしていくには強力な人を作ることではないかと思っている。滋賀のブランドは「人」だと思っている。人材の育成がすべての問題解決に繋がると思う。
(委員)・いきなり成人の人から育てるのでなく、子育てからはじめたほうがいい。生き残るための子育てが必要。企業も30年かかるというので、人も30歳まで育てることが大事。教育が大事だと思う。
(委員)・人材は一番大事。滋賀県は10ぐらいの大学がある。それで人材がないというのは、もっと他にやり方があるのではないか。
・人づくりについては企業側に問題があると思う。大学にはいい人材が集まっていると思うが、どう人を集めてくるのかが問題。大学の経営状況もあるが、民間とどうコラボしていくかが大事ではないか。
(委員)・この新指針は、誰のための産業指針なのかがわからない。県のものだと思うが、よくわからない。打ち出そうとしているものが伝わらない。
・滋賀県に住んで、働くというのに結びつくようなものであってほしい。普通に暮らしている人から見てこの産業ビジョンが見える形になってほしい。
・県内のコミュニティ、在所パワーが滋賀県を支えている。あと20年たつと今がんばっている人がだめになってしまう。
・滋賀県は琵琶湖があって、文化と歴史があり、そこで暮らすということに結びついたようなイメージが出てこない。それが大事で、農業とも関わってくると思う。
・コミュニティビジネスのことにも触れているが、地域に眠っているような資源を引き出しながら、地域の活力を見出すという手法であるから、「地域に向かっている視点」と「滋賀県からグローバルに向かっていく視点」と2つ必要だと思う。
(委員)・3KBIに絞られたことはいいことだが、いろんな形・ものを参考にしてほしい。例えば、バイオマスを使えばCO2の削減に繋がるが、逆に森林を破壊するなどの問題も出てくるが、注目すべき課題と思う。
・アグリ(農業)の問題だが、農業のウエイトは低いが、いろんな意味で重要であると思うので、踏まえてほしい。
・産官学のシーズについては、販路拡大が非常に問題と聞いているので、検討していただきたい。
・アジアについて、滋賀県では250社ぐらいが東南アジアに拠点を持っている。民間と連携しながら、県として新しい視点を持つのもいいのではないか。
(委員)・この指針が注目されるようになったらいいと思う。まとめ方としては、21世紀の「三方よし」。
・マスコミを中心に話題をつくることで、色々なものとのコラボレーションが進めばいいのではないか。
(委員)・民間でいうと、具体的な目標、数値を上げるのがあたりまえで、そうしないと全体がイメージできない。具体的な目標等を示す必要がある。みんなが動けないという状況になる。
・人材育成の点でいうと、入ってこられる若い人はだいぶ違う。職場力が弱っていると思う。何をやるにしても人づくりが基本となると思う。この方針を考えるときベースにあるのが「人」ではないか。
(委員)・現行の新指針は、全体を網羅しすぎている。いろんな希望を入れると中身がない、イメージが持てなくなる。そうしないためにもう少し対象を具体化したほうがいいのでは。例えば、「新しい産業」「既存の産業」「既存と新しい産業の連携」の3段階あると思う。各産業の課題を明確にすることで各企業も具体的に取り組みやすい。そういう方針もある。
・県にしかできないこととして、連携体制をつくったり、情報を集めたり、国際的な連携をとるということができる。
・人材にとどまらず、資源や技術のマッチングができる仕組みを作ることが大事。
(委員長)・「縦割りで考えることはやめましょう」というのは大きな点ではないか。
・地域のブランド力をつけることも大事であり、つけるには縦割りではできないので、大きなテーマのひとつとして次回以降考えていきたいと思う。
・それに併せて人材の育成等も考えたいと思う。
入江、武村

キャッチコピー「母なる湖・琵琶湖。-あずかっているのは、滋賀県です。」