近年、東北、関東、中部、九州地方の複数河川においてアメリカ北西部原産の外来付着珪藻のミズワタクチビルケイソウが確認されており、その生息域の拡大が懸念されています。
本種は流れの緩い水際の大石にミズワタ状に発達した群生をつくり、魚類や水生昆虫の生息空間を奪い、生育不良を引き起こすだけでなく、釣りの仕掛けにまとわりつくなど、釣りにも支障をきたすことが考えられます。
本種が侵入した河川で釣りをした遊漁者が、釣り具などを十分な消毒をせずに、その後、他の川に移動して使用すると、たも網、長靴、ウェーダーなどを介してその分布域を拡大させてしまう可能性があります。
滋賀県水産試験場から、拡大防止のための有効な消毒方法等をご案内しておりますのでご覧ください。