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ニゴロブナ

ニゴロブナ
鮒ずし

ニゴロブナは、琵琶湖固有種であり、古くから「ふなずし」の材料として利用されてきました。特にたくさんの卵を持ったメスが珍重され、これを用いた「ふなずし」は、お正月などめでたい席の料理としてもよろこばれます。

ニゴロブナは、主に内湖や入江のヨシ帯で4〜6月に産卵します。稚魚はヨシ帯で生育し、その後、徐々に沿岸域から沖合へと移動し、冬季には琵琶湖の深所に分布するようになります。ニゴロブナは生まれて2〜3年で全長25〜35cmに成長し、刺網漁やかご漁などで漁獲されます。

ニゴロブナの漁獲量は、昭和40年ごろには500トン程度であったと推定されますが、その後、平成元年には178トン、平成9年には18トンにまで低下しました(下図)。ニゴロブナの減少は、外来魚の影響や産卵繁殖の場であるヨシ帯などが減少したこと、また瀬田川洗堰の操作により、産卵期に琵琶湖水位が急激に低下し、稚魚のすむヨシ帯が干上がってしまうことなどが原因と指摘されています。

県では、ニゴロブナの稚魚の放流やヨシ帯の造成、漁業者が一定の大きさに達しない未成熟のフナを捕らないようにしたりして、資源回復に努めています。また、外来魚等の脅威のない水田を利用して稚魚を育成し、琵琶湖へ放流する取り組みも県内各地で行われています。

このような取組を通じ、ニゴロブナの漁獲量は増加傾向にありましたが、令和元年の漁獲量は36トンと低調となるなど不安定な状況が続いていることから、原因究明に向けた調査を進めています。

ニゴロブナの放流

ニゴロブナの放流について、詳しくは「滋賀の水産(令和3年度)」P.24もご参照ください。

ニゴロブナ漁獲量の推移

ニゴロブナ漁獲量の推移(S29~R1)

出典:

S29~H21 滋賀農林水産統計年報(近畿農政局 滋賀農政事務所)

H22~R1 漁業・養殖業生産統計(農林水産省)

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滋賀県農政水産部水産課
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