食料増産やバイオ燃料の増産など、世界的な肥料需要の増加に伴い、肥料価格が大幅に値上がりしていることから、農業経営にも大きな影響を及ぼすことが懸念されています。
滋賀県内における100経営体のデータを基にした経営試算(滋賀県農業技術振興センターとりまとめ)によれば、20~30ha規模の家族経営体を例にとると、原油高騰等に伴う動力光熱費の上昇と合わせ、平均で約2割の所得減少が想定されます(肥料費および動力光熱費が現状よりそれぞれ50%および30%上昇した場合)。
こういった肥料価格の状況は当面続くとみられることから、今後は、土壌診断の活用や有機物の利用、効率的な施肥技術の導入などを積極的に図り、これまで以上に肥料節減に努めることが重要です。
そこで、肥料節減に有効な技術等を、主な品目ごとにとりまとめましたので、今後の技術対策に活用いただきますようお願いします。
平成20年9月 滋賀県農政水産部
表紙・前文・目次 (PDF:11 KB)
01水稲 (PDF:689 KB)
02麦 (PDF:106 KB)
03大豆 (PDF:91 KB)
04野菜 (PDF:293 KB)
05果樹 (PDF:626 KB)
06茶 (PDF:65 KB)
07花き (PDF:2 MB)
08家畜ふん堆肥の利用 (PDF:22 KB)
09土壌診断システム (PDF:194 KB)